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私達は世界をありのままに見ていない

私達は人間として
今当たり前のように生きていますが
誰もが一度考えた事はないでしょうか?

そもそも生きるとはなんなのか
何のために生まれたのか
真の幸せとはなんなのか
永遠とは?この世界とは?宇宙とは?

現代の私達はこのような疑問を持っても
流れる日常の様々な問題や欲望、快楽等に
心は捉えられてしまい
どうでもよく、もしくは忘れ去られています。

しかしそのような見えない世界に
心が向いていたとしても
頭の中に答えはなく
答えの探し方もわからない現代の私達は
蓄積された経験や知識からなる
自分の中での『答え』を出して
その問いをその場は終わらせます。

そして心がつまづいた時に
このようなことをまた考えては
また蓄積された経験、知識から出す
自分の中の『答え』が更新されます。

考えとは経験によって構成された
データバンクのようなものです。
つまり心もまた蓄積された経験の賜物です。

私達の『個々の考え』『心』という概念は
蓄積された個々の経験から導き出されるもの
すなわち、無機的なデータのようなものです。

私達はこの経験で生きていることによって
世界をありのままに見る力を失っています。

覚醒と呼ばれている状態は
世界をありのままに見てる状態とも言えます。

なら世界をありのままに見るには
どうしたらいいのか?

それは『観念』を消し去ることです。
一言で言ってますがとても難しいことです。
私達は経験や知識によって
様々な物、現象等に『これはこういうもの』
というレッテルを貼りつけています。
『常識』『印象』言葉はいろいろありますが
そういったものです。

それにより私達はいらない不安や期待に襲われ
心は揺れ、目の前の日常を送りながらも
目の前にないものを心は見ています。
そのような状態の私達は
起きながらにして夢を見ているようなものです。心は物思いに耽り目の前のこの瞬間に
心は一切向いていない状態。

『気をつける』という言葉がありますよね。
この心ここにあらずはこの気をつけるの
対極にあります。
初めての作業や危険な作業は
気をつけて行いますよね?
気付いてる状態と私は呼びます。
よく言われるマインドフルネスも
これに近い考えですね。

つまり私達の『心ここにあらず』の状態は
まさに気付いていない状態です。

まずはこの気付いていない状態ということに
気付かないと覚醒やチャクラ覚醒等も
起こり得ないし私達の心は不安定です。

私達が本当の幸せを望むのなら
この心とはなんなのかを知らないとそれは望めません。

私達が感じる幸せは一瞬のものです。
全て過ぎ去っては消えていく儚いものです。
永遠の幸せとはなんなのか。
それを追求するために様々な行法や瞑想があります。

これは古から伝わってきた重要な実践心理学です。

続きます


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