見出し画像

「ワークライフバランス」のカギはフィンランドにあり~『フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか』(堀内都喜子 著)~

幸福度4連続世界1位の国、フィンランド。この国は仕事も家族も自分の時間も大切にする国である。
日本との共通点も多く、「独自の言語」「敗戦国」「復興五輪の開催」「経済の低迷」などもあった。

一人当たりのGDPは世界16位、インフラや教育が高く評価され、ヨーロッパのシリコンバレーと呼ばれるほど各企業の科学的進歩が目ざましく、良い国ランキングでも1位を取得している。

そんなフィンランドも100年前まではスウェーデンとロシアに支配され、ヨーロッパの中でもかなり貧しい国であったという。

「安定」「バランス」「自由」「ゆとり」といったものを大切にしているだけなのかと考えていたが、フィンランドには「シス」という考え方も根付いているという。シスはフィンランド語で「困難に耐えうる力、努力して諦めずにやり遂げる力、不屈の精神、ガッツ」といった意味合いがある。
つまり、「フィンランド人はオンとオフの切替が上手く、人生を精いっぱい楽しんでいる」ということだ。

「安定」「バランス」「自由」「ゆとり」に加え、「シス」の考え方を取り入れることで初めて「ワークライフバランス」が得られるのだと感じた。
まずは、私にできることから、朝1時間早く仕事を始めて、1時間早く退社することから始めてみようと思う。大好きなサウナの習慣も続けながら(笑)

この記事が参加している募集

#スキしてみて

525,537件

#読書感想文

189,937件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?