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呼び名

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古今のてるてる坊主の呼び名をめぐる話題を集めています。
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記事一覧

法師とは/坊主とは【てるてる坊主の呼び名をめぐって#12】

はじめに  てるてる坊主の存在を確認できるのは、わたしの管見の限り、文献資料のうえでは…

続・昔は「てれてれ法師」といったのか【てるてる坊主の呼び名をめぐって#11】

はじめに  てるてる坊主の数ある別名のひとつ、「てれてれ」という語を用いた呼び名をめぐっ…

昔は「てれてれ法師」といったのか【てるてる坊主の呼び名をめぐって#10】

はじめに  てるてる坊主のことを古くは「てれてれ法師」と呼んだ、そんな説が、てるてる坊主…

盛岡の「てらてら坊」【てるてるmemo#8】

はじめに  童謡作家・北原白秋(1885-1942)の発案で編まれた『日本伝承童謡集成』。そこか…

なぜ「晴れ晴れ坊主」ではないのか 【てるてる坊主の呼び名をめぐって #8 わらべう…

はじめに これまで数回にわたって、てるてる坊主の呼び名に注目して、文献資料に見られる実例…

「法師」から「坊主」へ【てるてる坊主の呼び名をめぐって#7】

はじめに 「てるてる坊主」のことを「てるてる法師」と言ったら、みなさんは違和感があるでし…

西日本では「日和坊主」というのは本当か【てるてる坊主の呼び名をめぐって#6】

はじめに てるてる坊主の呼び名について、近世・近代の文献資料や昨今の状況などを手がかりに探る作業を続けています。今回注目したいのは、江戸時代から明治・大正期にかけての文献資料に散見される「日和坊主」という呼び名です。  「日和坊主」をインターネットで検索してみると、「民俗学者・宮田登によれば、西日本ではてるてる坊主のことを日和坊主と呼ぶそうである」というフレーズがコピペを繰り返されてあちこちに見られます。  上記のような民俗学者による説明はいったいどこでされているのでしょうか

「照つけ坊」に似た「梅法師」【てるてる坊主の呼び名をめぐって#5】

はじめに てるてる坊主にはかつて、いくつもの呼び名が見られました。とりわけ近世(江戸時代…

「てるてる坊主五段活用」は可能か 【てるてる坊主の呼び名をめぐって#4】

※冒頭の絵は「てれてれぼうず」(あきやまただし『はなかっぱ』より一部を転載) はじめに …

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辞書と現実のあいだ【てるてる坊主の呼び名をめぐって#3 通史編】

はじめに 前回と前々回、近世(江戸時代)から近代(明治・大正・昭和前期)にかけての、てる…

「てりてり」から「てるてる」への回帰【てるてる坊主の呼び名をめぐって#2 近代(…

※冒頭の絵は海後宗臣〔編〕『日本教科書大系』近代編第7巻 国語4(講談社、1963年)580頁よ…

「てりてり」が先か「てるてる」が先か【てるてる坊主の呼び名をめぐって#1 近世(…

※冒頭の絵は内田ハチ〔編〕『菅江真澄民俗図絵』上巻(岩崎美術社、1987年)89頁より一部を転…