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【転職日記】なぜキャリアチェンジを考えるようになったのか

きっかけ

いつからだろう?僕が人材開発や組織開発へ興味を持ち始めたのは。
何か大きなきっかけがあった訳ではなく、少しずつ興味を持ち始めた気がする。
仕事で躓いたり、トラブルが発生したタイミングで立ち止まって考えたときに、もっと人や組織に向き合いたいと考えていたのは覚えている。
ただ、目の前の仕事に追われる毎日だったのでキャリアチェンジみたいなことは全く思いもつかなかった。

なにげなく人材開発や組織開発の本を手に取ることが増えてきて、少しずつ意識するようになってきたのかも知れない。

僕はスキルを追い求めるようなエンジニアではなかったので、このまま歩み続けるキャリアに面白みを感じることができなくなっていた。
そんな頃、開発の現場でアジャイルのスクラム開発を導入したことがきっかけで、チーム作りや組織作りの面白さに気づくことができた。
それまでは、無表情なメンバーたちが面白くなさそうに仕事をしていたが、少しずつ表情が現れチームに活気が生まれるようになってきたのだ。

チーム作りにおいて、やり方やアプローチの仕方を変えるだけでうまくいくことなんてあるのだろうか?メンバーも変えずに?
そんなふうに考えていたのだが。

メンバーを変えずにチームは良い方向へ動き出した。

もちろん、たまたまうまく行ったという可能性はある。
しかし、あきらかに以前とは違う雰囲気のチームになったことを考えると何かしらの影響はあったのだと思う。

それ以来、スクラムという開発手法に興味を持って認定スクラムマスター(CSM)を取得したり、社外のスクラムイベントに参加してみたりした。

開発現場をより良いものにしたい、という思いがスクラムに没頭させることになったのだと思うが、それ以上に「人と人との関係性」が大きく組織に影響することを”科学したい”と考えるようになっていた。

「人と人との関係性」を科学したい

僕は人との関わり方が上手だったり、コミュニケーション能力が高いといった種類の人間ではない。どちらかと言うと苦手な部類に入るのかも知れない。極端なコミュ障ではないが、電話よりメールやチャットを好むし、初対面の人には少し構えてしまうところもある。組織の中でのネゴシエーションもそれほど上手くない。
そんな僕が組織を科学したいと思うようになった理由は簡単だ。

組織を良くするための、再現性のある方法やフレームワークがあればこれほど楽なことはないと思うから。

僕はとても面倒くさがりなので、「不確実性が高い」ことに対して、どうにか規則性や法則を見出して、簡単なものにしたい、という欲求を持っている。
それがとても難しいことなのはわかっているが、それでも整理整頓して何かしらの規則性を見出すほうに頭が動いてしまう。

おそらく、僕が考えているようなことはすでに他の頭の良い人が考えているだろうから、組織開発の分野でも「再現性のある方法」や「フレームワーク」が確立されているのだろう。
それをもっと知りたいし探求していきたい。

そういった自身の中にある欲求によって最近キャリアチェンジを考えるようになった訳なのだ。

もし、そういった勉強と経験によって得た知見を、僕と同じように困っている人の役に立てることができたら、これほどうれしいことはない。

そんな日が来るといいね。

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