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かやの音

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#天然石

石たちのキャンプ

気まぐれな夜に

 私は朝起きると、寝室の出窓で休んでいるクリスタルたちを眺め、「さて。今日は誰を連れて行こうかな」と、いくつかピックアップすることから始める。そのままリビングに連れていかれた石たちは、無造作にテーブルに置かれ、朝の諸々を見るともなしに見ているのも、いつもの光景だ。
 食事の準備などをしていると、今日は出窓に残した青いプレート石が、どうしてもチラチラと脳裏に浮かぶ。ああそうか、今日

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水晶さん

ある日のできごと とうとう、鉱石界の魔女である友と私、石と精霊たちによる、魔女学校のクリスタルコースが開校した。
それはまた後で話すとして、現代の魔女から、その準備のカードや本、おやつまで詰まった宝の小包みが届いた。
 それを開けた瞬間、ワクワクが飛び出してきて、私は一瞬で魔法にかかってしまった。ひとつ手に取っては見終わる前にまた次に手をのばすという、心躍る状態だ。
 その中にラップに包まれた鉱石

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ローズクォーツと水晶③

愛の調べ 「君の前世は何だったんだい?」何となく水晶に聞いてみた。すると、ギュッと身を縮め、硬い身体を更に固くし、重くなる。いったいどうしたのだろう。   

 「どこから来たんだい?」質問を変えると身構える固さが無くなり、ガンダムや宇宙戦艦ヤマトのような宇宙船の中のイメージを伝えてくる。 劇画調のイケメン宇宙人が2人。それを眺めていたんだね。

 前世の重苦しい記憶は解除して、リラックスしてもら

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ローズクォーツと水晶②

愛の結晶◈ローズクォーツ編
 

 私の愛はローズクォーツでできている。

 倒れた父の介護や仕事をどうサポートするかを話し合うために、義姉たちと話し合う日々だった。一時は生死を彷徨う状態だったが、思いの外回復し、今後の生活の場を決めるという大仕事が残る。

 義姉はだらしのない兄にはよくできた奥さんで、彼女の気丈さで家庭が回っているようなものだ。私や実姉に対しても、はっきりテキパキと言動をおこす

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ローズクォーツと水晶①

 おしゃべりな水晶 縁あって、小さな丸いローズクォーツを手に入れた。よくある小石程度の研磨されたものだ。平べったい形の良いものと迷ったが、丸い形に親近感を覚え、決めた次第だ。

 ころころと可愛らしい色と形で、光の反射で虹色が浮かぶ。光に透かして眺めてみたり、何となしにポケットに放り込んで、持ち歩いたりしてみる。これまで石に興味がなかった私にとって、初めての天然石である。

 そんな小さな石との生

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