元 WGP500の新垣敏之氏もお気に入り
決してレース専用ではありませんが…
オートバイレース WGP 500等の元プロレーサー 新垣敏之氏もタイヤ用のマジ軽ナットのユーザーです。
新垣氏は、HONDA HRC、YAMAHA Roc等でレーサーとして走っていました。オートバイレース好きなら、その名前は聞いた事があるでしょう。
現在は、福島県の某サーキットでサーキット走行の校長先生をしています。
そこにマジ軽ナットの製造元の社長が息子を研修に行かせたのです。
その時の講習は、サーキット走行での膝すりの練習。どうスピードと重心をコントロールして膝すりをしながら走るか、というサーキット走行訓練です。
その息子はオートバイには乗っているけれど、サーキット走行の経験はなし。多くの参加者は膝すりが上手く出来ないか、やったことがないから来ている訳で、要は素人の集まりです。
まず、コースに慣れる所から始め、徐々にスピードを上げて膝を擦れるように走るのですが、皆さん経験が浅いからその塩梅が掴めない。無理に擦ろうとしたり、寝かせ過ぎたりして何度も転ぶ訳です。
膝すりが簡単には習得出来ない状況。ある程度走った所で、その息子さんが「これを付けて走ってみませんか」とマジ軽ナット タイヤ用を取り出しました。
参加者がタイヤにマジ軽ナットを付けてみて走ったら、膝すりをしてるのに転ばなくなっちゃった…。
「そんな物を付けただけで、変わる訳がない」と思う方もいるでしょう。
でも、使っている人なら分かる。
オイルもそうですが、ゴムも静電気の帯電で分子の動きが悪くなる。理屈はフリースを脱ぐ際に静電気が起こると脱ぎにくくなるのと同じです。静電気は物の動きの邪魔をするのです。
タイヤは本来、もっといい走りが出来る性能を持っています。ところが、フリースの例のように、静電気が分子の動きを悪くしているから、本来の性能を発揮出来ていないのです。
「そんなはずはない。タイヤに静電気が帯電してるだって?」という方もいらっしゃるでしょう。
当ブログは思い込みではなく、科学的根拠を基に、まだ広くは知られていない技術を中学生でも解るように解説しています。
静電気は自動車やオートバイのあらゆるところで発生しています。
例えば空気との摩擦、エンジンの圧縮や爆発、部品の作動でも発生。サスペンションの動きや、タイヤと路面に接触し、離れるだけでも静電気は発生します。
一定量は自然放電しますが、それでは全然足らないので車体に帯電します。
車体に帯電すると、電気機器にノイズが入ったり故障の原因になるので、タイヤから路面に放電させたい。
それが、タイヤにカーボンブラックを混ぜている理由の一つで、だからタイヤは黒色なのです。これさえ知らない、自称 車好きがいて驚いています。
乗用車のタイヤの側面を見て下さい。必ず多くの線や模様があります。
これは、放電量が不足しているため、少しでも放電させるための工夫で、某タイヤメーカーの方に確認済みです。
それでも「まだ信じられない」という方のためにその証拠を示します。
少しでも路面への放電量を増やそうと、導電スリットも設けました。
更に詳しくは、住友ゴムの特許解説を読んで下さい。
素人さんも自作の除電グッズで試されているようですが、殆どは静電気が流れる先を考えていません。
いくらタイヤに導電スリットを設けても、アスファルトの原料は何でしょうか?ここが重要なのです。アスファルトはプラスチックや合成ゴムと同じ石油由来ですから、導電性が低い物資で少ししか静電気が流れず、車体の帯電問題は解決出来ていません。
つまり、路面への放電を当てにせずに静電気を放電させるしかありません。
それがマジ軽ナットシリーズであり、トヨタの自己放電式徐電器で、共に特許を取得しています。
導電スリットは私が確認しているだけで、乗用車用は横浜タイヤ、ダンロップ、ブリヂストン。オートバイはブリヂストン、ミシュランでも採用しています。
タイヤを除電するとゴム分子が活性化して、路面を上手く掴んでくれる。
それが体感として分かるので「接地感の向上」と言っています。それだけではなく、多くの場合はハンドルが軽くなります。パワーステアリングでも同様です。
これは静電気の帯電でオイルやグリスの粘度が高くなるのを、除電で抑制するからです。
タイヤだけでも効果はありますが、静電気は発生している所で除電するのが理想なので、いくつかのポイントで除電する事をお勧めしています。
オートバイならまずはタイヤから始めて、5~6か所を除電して欲しいと考えています。
自動車なら更に1~2箇所で、無駄に使われているパワーを減らし、サスペンションの動きも改善されてずっと乗り易くなります。
タイヤを除電すると転がり抵抗が減る。タイヤの回転を邪魔する要因はいくつもありますが、その中には静電気も含まれます。要因を一つ減らすだけで、走り出しが軽くなる、エコモード発進の車ならなおさら分かります。
タイヤのゴム分子の動きが良くなるから、接地感が増す。「タイヤがしっとりする」、「路面に張り付くような」、「シルキーな感じ」等と表現されています。タイヤが本来持っている能力を引き出すから、振動をより吸収し、ハンドリングが良くなり、走行安定性も増すのに、タイヤが長持ちする。
腕がない人にはそれをカバーし、腕のいい人はもっといい走りが出来る。
つまり、人を選びません。
少しの投資で走りが楽しめるのに、タイヤの寿命が延びるから、元が取れてしまい、良い事づくめです。
この特許の肝は、”小さくて軽いけれど、しっかり除電する”所にあります。トヨタも除電の特許を持っていますが、金属板という”面積の多い”物で除電します。では、それをタイヤのどこに取り付けられますか?という事です。確かに金属板で除電はするけれど、取り付け場所を選ぶのです。
また、既存の除電装置では取り付けるスペースも必要で、電源も必要。
つまり、かさばって重くなるのです。スペースのないオートバイや電源のない自転車には不向きですね。自動車だって、燃費を良くするのに軽量化は必須。除電しても、重量が増えたら効果は期待出来ません。
ヤマハWR250に乗るヘビーユーザーの I さんは、毎週末に峠を攻めていて、マジ軽ナットを付けてから「このスピードで曲がれるかと思ったんですけど、曲がれるんですよ」と証言し、エクスチェンジマートに毎回のように来てくれるようになりました。
このようにどれを取っても、公道、サーキットを問わず、メリットしかありません。
「効果はあるかも知れないけれど、レーサーレベルの人しか感じないのでは?」という方がいらっしゃるかも知れませんので、Honda エコマイレッジチャレンジレースで、同じドライバー(高校生)が前年と同じ車両で、同じサーキットで同じ走行をした結果があります。
Hondaが運営しているので、正確で公正。空気の密度まで書いてあります。
高校の顧問の先生が下さったコメントです。
いつも試走している教習所では距離が短いせいか、燃費の顕著な変化はなかったと前置き。しかし…
・ドライバー(生徒)は乗った感覚が全く違った。「路面に吸い付くような安定感とギャップを超える振動が大幅に減ったので、(読みづらかった)メーターの数値がはっきり読めるようになり、コーナリングにも安定感が出た」。
・ナットを自転車(自転車用)に付けたテストでも、漕ぐ力の軽減をみんなが感じた。
このような感想と共に顧問の先生は、「もっと静電気を勉強しなければ…」と締めくくられています。
現在、エコランでマジ軽ナットを採用しているチームは2校。
うち一校は、技術協力をしていて、写真のように除電技術をふんだんに取り入れて今年もエコランに挑戦します。
かつてこの工業高校は、ソーラーカーレースでの優勝経験もあります。
ソーラーカーレース自体が終了となってしまい、エコランに参戦する事になりました。エコランではまだまだ新参ですが、何しろ日本で初めて授業にマジ軽ナットを用いて、静電気の除電教えている学校。
レース自体は終わってしまいましたが、部活のOBと前顧問とが8月26日鈴鹿サーキットで行われた、ソーラーカーレースの走行会に参加。レースではないので、タイヤにはマジ軽ナット、もう一つの除電箇所をアドバイスしました。
ウチのステッカーを貼って走行しているので、近々写真位はお見せ出来るでしょう。
この高校では、先生方の間で除電チューニングが広まっていて、学校にも納品していますが、先生方にも多数お買い上げ頂いています。
除電チューニングは軽量化やローフリクションチューニングと似ています。
限られたエネルギーを有効に活用するために、軽量化する。摩擦係数を減らして効率を改善する、どちらも無駄を減らして使えるエネルギーを増やすチューニング。
静電気の除電も、静電気の悪影響を減らして無駄なエネルギー消費を減らして、運動性能を向上させるものです。
更なるメリットは、使いまわしが出来る事。自動車とオートバイのエアーバルブは同じ米式バルブ。他のマジ軽ナットシリーズでも、乗り換えの際にはサイズさえ合えば、再利用が可能です。
様々なユーザーさんから広まり、TOM'Sのフォーミュラーカーに採用されるかも知れません。
どこにでも取り付ければいいというものではありません。取り付け方とか、順番とかノウハウがあるのです。
タイヤで体感したら、「次はどこを除電したらいいですか」と、連絡を下されば、的確なアドバイスを致します。