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偶然出会った本が僕の”世界観”を変えた

こんにちは。アナゴです。

今日は、池袋にある「本と珈琲 梟書茶房」で購入した本の感想や印象に残ったことを書きたいと思います。

まず梟書茶房を軽く紹介したいと思います。

梟書茶房とは池袋駅直結のEsora池袋4階にあるブックカフェです。神楽坂「かもめブックス」代表の柳下恭平さん・コーヒーマイスターの菅野眞博さん、二人の匠によるアイデアが詰め込まれたブックカフェです。あの「ドトールコーヒー」の新業態です。

梟書茶房の面白いところはシークレットブックがあるところ。

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このように本の題名や装釘を隠して、おススメの理由や感想が一冊一冊に書いてあるのです。このアイデア斬新でなかなか面白いですよね。僕は題名に引っ張られずに色々な世界を見てみたかったので、シークレットブックにすごい惹かれました。

そこで今回僕が惹かれて手に取り購入した本が、僕の世界観を変えてくれる1冊になりました。


「国境のない生き方」 私をつくった本と旅 
             ヤマザキマリ著

この本を読んだだけで様々な”世界”を見ることができました。著者のお母さんゆずりの「パワフルさ」、そして著者の「行動力」「ゆるぎない意思」で困難を吹き飛ばしていく様は見ていて気持ちがいいです。

本を読み進めていくと著者の圧倒的な知識量に驚かされます。たったの14歳で欧州一人旅から始まり、様々な国に住み、多種多様な文化に触れてきたからこその知識量だと感じます。

それに加えて小さいころから”本の虫”だった彼女。母や親戚からのプレゼントはいつも本だったらしいです。彼女の教養の奥深さは底知れないです。

この本は一人旅の道中、または何か挑戦したいことがあるけど踏みとどまっているときに読みたい一冊です。


ここから先は読んでいて学んだことを書き記していきます。
本を読み旅をし会話し続けた彼女の人生論に感服したので長くなります。
ですます調の敬体ですと不自然になってしまうのでこれより先は、だ・である調の常体で書いていきます。



閉塞感を感じたらとりあえず移動してみる。旅をしてみる。

一か所に留まっていると悩みばかりがどんどん成長していってしまうから。もうダメだって追い込まれた時こそ世界に向かって自分をオープンにしたほうがいい。自分で抱え込まない。

人生はたった一度きりなんだから無駄にできる時間はこれっぽちもない。生まれてきたからには命をもっと燃やしてみればいい。自分が傷つかないように守っているだけじゃなくもっと使わないと。省エネで生きるなんてもったいない。


人生で経験してきたことが点となり、やがてそれらが線となる

アップルの創業者であるスティーブ・ジョブズが言っていたように、人生で経験したすべてのことが点となり、いつかはそれが線となって活きていく。

著者の場合は、、、
イタリアで長年暮らしてきたことが活きて、日本の大学でイタリア語の教師➡イタリア料理の「アーリオオーリオ」が日本だと1500円することに驚き、私なら100円で作れると言う。それを聞いた札幌テレビのプロデューサーが企画化➡「ヤマザキマリの週末はイタリアン」というコーナー誕生➡番組のスポンサーがJRだったためロケでたくさんの温泉に行く➡「テルマエ・ロマエ」のアイデアが生まれ漫画化➡それが手塚治虫文化短編賞を受賞➡実写映画化

このように経験してきたことが最終的に線になっている。人生において無駄な経験なんてないことがわかる。点が線になり「あぁ、そういうことか」と自分の中で腑に落ちる時が必ずくるから、それまではガンガン挑戦してたくさん失敗して、かさぶたを厚くして自分の中のボキャブラリーを増やしていけばいい。

著者は、悩み事ができたら自分の中にある地図のサイズを変えてみたらいいと言っている。どういうことかというと、自分が持っている基本の尺度を変えてみるということだ。

自分が暮らしている街でもなく、国でもなく、自分が活きている地球、すべてを包み込む宇宙、ここら辺まで地図を広げればモノの考え方や見方も変わるはず。

単純に地球があって、太陽があって、この環境で生きていける生命体として命を授かったのだから、まず「生きてりゃいいんだよ」と著者は言う。


私たちは生きてていいから生まれてきた。

たしかにその規模で考えれば、仕事がどうとか人間関係がどうとか、ハナクソみたいな悩み事に思えてくる。


終わりに

※ここからまた、ですます調の敬体に戻ります。

この本からは数えきれないほどの知識を得ることができました。様々な経験をして経験値をためてきた筆者の言動は重みがあり、21歳の僕の心に響きまくりました。なかでも一番大切にしておこうと決めたのが「人生は自分がラッキーだと思うほど楽しくなる」という言葉です。

これから先、どんなに苦しいことが起きても”小さな幸せ”を集めていこうと思います。

この本が気になった方はぜひ読んでみてください!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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