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蘭の小学生の約8割が、女性首相がいないことを不思議に感じてる

オランダの子供ニュース(Jeugdjournaal)が、フィンランドの新首相サンナ・マリンさんのことを取り上げました。
既に日本でも良く知られているように、彼女は現職の国のリーダーとしては最年少で、女性でもあります。けれどフィンランドにとっては、3人目の女性首相であり、それほど珍しいことではないようです。

ドイツ、ベルギー、デンマーク、ノルウェー、アイスランド、スイス、オーストリア、スロバキア、エストニア、クロアチア、セルビア、ジョージアでも女性が国の首相または大統領を担当しています。フランス、ポーランド、イギリス、アイルランド、ポルトガル、モルドバ、ルーマニア、リトアニア、マルタ、ウクライナには、かつて女性の首相または大統領が存在しました。

自由でリベラルなオランダですが、実は今まで女性が首相の座に就いたことはありません。
(※王家は第一子継承なので、女王は存在します)

現在、オランダの国会議員は150名で、そのうち女性議員は50名。3分の1は女性議員です。女性大臣も存在します。
けれど、与党の党首が女性だったことがないのですね。

政治専門家の女性は、少女たちがより政治に興味を持って政治参加するためにニュース番組などでもっと女性政治家を取り上げるべきだと述べています。「ロールモデルの提示が必要だ」と。

そして個人的に興味深かったのは、番組がオランダの小学生相手に行ったアンケートの結果。「オランダに今まで女性の首相がいなかったのは奇妙だと思いますか?」という問いに、約78%が「はい」と答えているのです。

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まだ投票受付中なので、のちのちもっと違う数字になるかもしれませんが。
少なくとも子供たちは、オランダの現状を不思議に感じているようです。この子たちが大人になる前には、オランダにも女性の首相が誕生して欲しいと思います。

参照記事:https://jeugdjournaal.nl/artikel/2314704-waarom-heeft-nederland-nooit-een-vrouwelijke-premier.html

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