「ローズ姫と黄金のめがね」日本版発売秘話
今日はみなさんに、とある本をご紹介したいと思います。それは、「ローズ姫と黄金のめがね」という絵本。
ハヤカワ・ジュニア・ブックスから、10月5日に発売されます。
以前から私のnoteを読んでくださっている方は、もしかしたら見覚えがあるかもしれません。
昨年（2020年）7月、この本に関する記事を2件投稿していました。このイギリスの絵本の日本語訳が発売されることになったのです。
●出版社からの驚きの連絡
私がこの「ローズ姫と黄金のめがね」翻訳本出版のニュースを知ったのは、今年の7月でした。
「ああ、もうあれから1年経つのか」「日本の子供たちにも読んでもらえるのは素晴らしいな！」と思っていました。
するとその直後、ツイッター経由で一通のダイレクトメールが届いたのです。差出人は、なんと絵本の発売元である早川書房のご担当者さま。そこには、目を疑う一文が書かれていました。
（前略）昨年の7月に、倉田さんの紹介記事で本書のことを知り、この度日本でも出版する運びとなりました。
すてきな絵本と出会う機会を与えてくださってありがとうございます。（後略）
ええええーーー！！
私の書いた記事が、日本語版発売のきっかけになったということ！？
慌てて返信し確認すると、更に嬉しい証言が。
社内で本書の企画を説明する際、倉田さんの記事ですでにこの本を知っている者がたくさんいました。「Twitterで話題になっていたやつだよね！」とよい反応が返ってくることも多く、倉田さんの記事が発売のきっかけであることは間違いありません。
なんということ…！ noteはもとより、Twitterをやっていたことが一冊の本を日本に送り出す一助になれたなんて。ツイッターを始めてから12年目ですが、私のなかで1、2位を争うほど嬉しい出来事です。
●幅広い年齢層に配慮した日本語版
ご担当者に「私のnoteでもぜひ発売のお知らせを書きたいです」とお願いすると、公開OKな素材をいただけました。
タイトルが日本語～！
当たり前なのですが、英語版を見慣れている目には新鮮に映りました。
表紙・本文ともに、すべて漢字にふりがなが振られているようです。まだ漢字が読めない小さなお子さんでも、楽しめる仕様ですね。
そうかと思えば「失望よ」というような大人っぽい語彙も（ふりがな付きで）使われているので、「絵本なんて子供向け」と敬遠せず、もっと高学年やそれ以上の生徒たちにも読んでほしいと思います。もちろん大人だって例外ではありません。この本の持つ「自己肯定」の力強いメッセージは、幅広い年齢の人々に届くはずです。
●日本語版ならではの素晴らしいおまけページも
そして早川書房のnoteによると、日本版にはすてきなおまけページも設けられているそうです。
本の内容が素晴らしいのはもちろんなのですが、この本が誕生するきっかけになった、ロウリーさん本人の行動の軌跡も本当に素晴らしいんですよね。それも日本の子供たちに知ってほしいと考えていたので、その誕生秘話が読みやすいイラストで追加されたというのは嬉しいお知らせでした。
ロウリーさんの勇気や、「まず行動してみる大切さ」を読者の皆さまが感じ取ってくれるといいなと考えています。
2021年10月5日発売の「ローズ姫と黄金のめがね」、ぜひ読書の秋のお供に手に取ってみてください。
==========お知らせ==========
電子書籍出版しました！
（Kindle版）「日本人家族が体験した、オランダの小学校での2年間」
（紙版）「日本人家族が体験した、オランダの小学校での2年間」
レギュラーで書いている主な執筆媒体のご紹介です。
ぜひ読んでみてください♪
「novice」（NEW！）
「イエモネ」
https://iemone.jp/article/lifestyle/naoko_kurata_518/
「現代ビジネス」（不定期掲載）
http://gendai.ismedia.jp/list/author/naokokurata
「Glolea!」（プロフィール＆執筆記事一覧）
http://www.glolea.com/ambassador/kurata-naoko/profile
「未来住まい方会議」（執筆記事一覧）
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「TABIZINE～人生に旅心を～」（執筆記事一覧）
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