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【読書】「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」で考える多様性

今回読んでみたのは

『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』

著者はイギリス・ブライトン在住の保育士でライターのブレイディみかこさん。

著者自身に貧困経験があり、本書では、息子を育てるうえで感じた経済格差や教育格差に触れている。多様性、アイデンティティ、貧困、移民、などの問題に、筆者が一個人として日々どう向き合っているかが庶民の視線から書かれている。多様性や貧困問題を考えるうえで一度は読んでおきたい一冊。

「多様性」については、貧富の差(poor vs. rich)という経済格差もその一部なのかを非常に深く考えさせられました。

個人的には、多様性は大切にした方がいいと思ってきましたが、貧困層はそのまま貧困であって欲しいとは思っていません。

本書に出てくる不要になった制服を縫うボランティア活動からは、

「貧困層の人が必要最低限の生活を継続できるようにサポートすること」=「多様性を守ること」

なのか?と考えてしまい、複雑な気持ちになりました。

しかし、よく考えてみると生活スタイルや幸福感の得方は人それぞれ。必要とするお金も人それぞれ。確かに皆が同じ経済力をもって生活する必要はないのかもしれません。

皆さんは多様性についてどうお考えですか?

最近は読書をする機会が減っていたので、家にあった本を手に取って読んでみましたが、改めて本を読むと考える幅が広がるなと感じました。

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