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ゲイって自覚したけど、どうすればいいの?【学生篇】

「あれ?もしかして自分って『ゲイ』かも?」
ゲイなら誰しも自覚をする瞬間を経験するもの。

今回は自分の経験をもとに、ゲイとして自覚した時に何をすればよいかを書いていきます。
下記の記事でも書きましたが、自分がゲイだと自覚したのは中学生の時。
そのため、学生時代にゲイだと自覚した人に向けてのものになります。
あくまで個人的な意見なので、この通りする必要もないし、あくまで一つの参考意見として見えてもらえると嬉しいです。

ゲイと自覚してまず思ったこと
「え?どうすればいいんだろう…こんなこと誰にも相談できないし…」
生まれ育ったのは田舎町。
テレビではおすぎさんやピーコさん、はるな愛さんが活躍していた時代。
メディアでゲイはまだまだイロモノとして扱われていた時代。
そのためゲイ=オネエとして見られていた時代。
インターネットはまだまだ家庭には普及していない時代。
そして田舎の情報源はテレビが主流。

同性愛について知ろうにも知る術が全く分からず、中高生の時はゲイであることを隠すのに必死でした。
ようやく情報を得ることができたのは、大学生のとき。
地元を離れて、人の目を気にする必要もなくなり、同時にインターネットも普及した始めたので、ネット検索やゲイに関する本を読み、ようやく同性愛への情報に触れることができました。
そんな悶々とした思いを抱いた中高時代。性癖を除ければ実はそれなりに楽しく学生生活を過ごしていました。

■中学・高校でゲイだと自覚した人

〇普通の学生生活をきちんと過ごすこと〇
毎日きちんと学校にいくこと。
勉強や部活をきちんと真面目にやること。
ゲイとかノーマルとか関係なく友達をつくろう。
体育祭や文化祭、就学旅行などの学校行事に参加すること。
なにより学生生活を思いっきり楽しんでほしいです。

ゲイだと自覚すると周りの同級生とは違うんだという思いに囚われがち。
同性愛やLGBTってなにか特別な存在な気がしていまうけど、それは違います。
ポリティカルコレクトやダイバーシティの考えが世界的に広がっている今、
日本国内でも同性愛に関する考え方はかなり変わってきています。
気軽にカミングアウトできるほど寛容にはなってはいないけど、
周りにそういう人いて当たり前だよねという温度にはなっていると感じます。
それはつまり、あなたはイチ男子学生であること。
学生の本分は勉学。社会に出て大人として
学生時代の出会いや経験はこの時にしかできません。
社会人になってから、ゲイに関する情報を知ることはできるし、
ゲイの友達や恋人などの出会いはある。そこから始めても全然遅くない!

特に地方の学生さんは進路と受験勉強はしっかりしておこう。
地方都市はゲイのコミュニティが小さく、出会いも限られます。
東京や大阪など都会の方がゲイのコミュティは多く、出会いもたくさん。
ゲイの友達や恋人などが欲しい場合は都会に出た方が確率は高い。

〇SNSやネットで同性愛に関すること調べないこと〇
今はすぐにSNSやネットでゲイに関する情報は出てきます。
ただLGBTや同性愛に関しては結構、偏った知識や意見も多いです。
同性愛は不当な扱いを受けているとかいう意見も見かけることも
たくさんあります。
ノーマル側の意見を見れば、そうでない意見も多いですが、
特定のキーワードだと情報の偏りが多く、それが正になるのは
すごく勿体ないです。
上でも述べましたが、学生時代にしかできない経験をたくさん
積んだ方がいいです。


■大学生でゲイだと自覚した人

〇普通の学生生活をきちんと過ごすこと〇
これも中高生とそんなに変わらないなあ。
大学生になると、勉強も生活も自分の裁量になります。
自由に時間を使える分、ハメを外してしまいがち。
マッチングアプリの利用や2丁目やゲイサークルなど、
リアルにゲイコミュニティとの関われてしまいます。
当然、同じ性的嗜好同士で集まったり、遊んだりするこ
は楽しいですが、ゲイとばかり交友を深めることはオススメしないです。
ゲイはマイノリティであるため、どうしても価値観が狭くなりがち。
そういう価値観にばかり触れていると、性格や言動が擦れたりします。
素直でノンケっぽい方がモテるよ!
大学のゼミやサークルなど参加してそこで友人等を作ったり、
長期休暇を利用して海外に行ったり、大学生の時にしか経験できない
ことをやりましょう。
社会人になったら、お金の余裕はあっても時間がなくなります。
お金は作れるけど、時間は作れないと嫌でも知ります。

〇好きなことはとことん好きであれ〇
これも自分の経験から学んだことです。
自分の趣味や好きなことはきちんと表明しましょう。
その場の空気や相手に無理に合わせず、合わないものや興味の持てないもの何度か触れましたが、ゲイのコミュティは狭いです。
趣味サークルなどもありますが、メジャーどころは偏っています。
スポーツ系はテニス、バレー、バトミントン、水泳
文化系は吹奏楽、コーラス、ボードゲーム
これ以外にもあると思いますが、探すのはなかなか難しいでしょう。
趣味以外の友達を作るサークルやゲイバー等もあります。
これは合う合わないが本当に分かれます。
何回か参加して、楽しめない興味が持てないと思ったら、無理に続けることはオススメしません。
自分はこれを続けて結構しんどい思いをしました。
自分はゲームや海外ドラマの鑑賞を趣味にしていましたが、そのコミュニティはゲイの中には見つけられなかったため、ノンケのコミュニティに参加しました。
そこで色んな出会いがあったし、趣味について話せる場があってすごく楽しかったです。
ゲイのコミュティだけに固執せず、目的に合わせた色んなコミュ二ティに参加した方が楽しめます。

結論。真面目にきちんと学生生活を過ごしましょう。
好きにならないものを無理に好きにならなくてもいい。
自分も相手も楽しめるのが一番!
うーん。普通過ぎるし、真面目か!とツッコみたくなるけど。
振り返ると本当にこの通りなんだよな…。
とにかくノーマルな感性を磨くことが大事だと感じました。
別にマイノリティを差別とかではなく、マジョリティの社会で生きていく
わけですから、マジョリティな価値観や感性は持っていた方が生きやすいです。
少しでも参考になると嬉しいです。


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