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この成分が入った日焼け止めでは、もう海に入れない?

こんにちは、Yukoです。
8月になって、夏本番!楽しく健康的な夏を過ごすために、日焼け止めを使われている方も多いかと思います。

夏に欠かせない日焼け止めですが、近年別の意味で注目を集めているのをご存知でしょうか。

2018年、幾つかの大きな動きがありました。
まず、太平洋に浮かぶ島国パラオで、有害な化学物質を含む日焼け止めを禁止。
そして日本でも大人気のハワイで、同じように有害な化学物質を含む日焼け止めが禁止される法案が可決されました。
この動きは、メキシコ、アメリカのフロリダ、そしてカリブ海のボネール島といった、美しいビーチで大人気の国や州で起きています。

なぜか?

日焼け止めに含まれる有害な化学物質が、サンゴ礁を死滅または白化させる研究結果が、2015年に発表されたのです。

日焼け止め成分による海の汚染は、サンゴ礁問題だけではありません。
魚や他の海洋生物の体内にも日焼け止めの化学物質が堆積され、有害物質として体内器官に影響を及ぼしていることが、その後もヨーロッパの研究機関によって判明してきています。

では、有害な化学物質って何?と言うと。
まず挙げられているのがオキシベンゾンとオクチノキサート。
アメリカの環境NPOによると、さらにメチルパラベン、プロピルパラベン、ナノ粒子化された酸化チタン・・・など数々あります。

残念なことに、これらは日本でも海外でも、市販の日焼け止め、さらには「お肌にやさしい」「自然派」と言われる日焼け止めにも、ちらほら見かける成分です。


スペインにも毎年たくさんのビーチ観光客が訪れます。
残念ながら、「地中海を守るために〇〇成分の日焼け止め禁止!」という国・自治体としての動きは、まだ見かけません。
日焼け止めの成分を気にしない方も多いでしょう。

ただハワイのニュースはスペインの美容関係でも話題になり、少しずつ、「海にやさしい日焼け止めを私も使おう」
という人は増えてきているようです。

数年後には、ランドスケープも変わっているかもしれません。

自分だけじゃなく、海にもやさしい日焼け止め。

今後の動きが気になります。

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