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コーヒー豆知識

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コーヒーが好きで、よりコーヒーの知識が知りたい方のために、少しマニアックな話題をまとめました!
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#コーヒー豆

アナエロビック(嫌気性)発酵について

アナエロビック(嫌気性)発酵について

空気に触れさせず発酵させる(嫌気性発酵)、元々はワインの精製で使われていた手法だったらしいんですが、最近はコーヒーの新しい精製方法として見かけることも増えてきました。

味の特徴としては、独特のフルーティな発酵感や、シナモンフレーバーが出やすいとされています。

コーヒーの果実を覆っている、ミューシレージ(ぬるぬるした粘質物)を、コーヒー豆を精製するときに取ってしまうんですが、本来なら捨ててしまう

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ハニー精製とパルプドナチュラルについて

ハニー精製とパルプドナチュラルについて

前回のナチュラルとウォッシュト、精製のお話の続きになります。
ナチュラルとウォッシュトの違いについてはこちらに書いています。

パルプドナチュラル
コーヒーの精製、ナチュラルとウォッシュトには、メリット、デメリットがあるので、良いとこ取りを目指してブラジルで開発されたのが、パルプドナチュラルになります。

まずはパルパーと呼ばれる機械で果肉を取り除き、生豆を覆っている、ぬるぬる(ミューシレージ)を

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コーヒーの品種について

コーヒーの品種について

コーヒーの品種は大きく分けて3種類あります。
そこからさらに、普段飲むコーヒーの品種はたくさんの種類に分かれていくんですが、
今回はその3種類(コーヒーの3原種)とメインになる品種を書いてみたいと思います。

1. アラビカ種風味や香りが良く美味しいコーヒーとされていて、レギュラーコーヒーとして飲まれています。
皆さんが普段飲んでいるのは、実はほとんどがアラビカ種になります。
ただ病気に弱く気候変

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コーヒー豆の精製、ウォッシュトとナチュラルの違いについて

コーヒー豆の精製、ウォッシュトとナチュラルの違いについて

コーヒーの果実から生豆を取り出す工程のことを、精製と呼びます。
今回はその精製方法のメインになる2つ、
ウォッシュドとナチュラルについて、作業工程と特徴の違いを書いてみます。

ナチュラル(非水洗式)ナチュラル精製は収穫した果実を、乾燥させてからコーヒー生豆を取り出します。
乾燥途中で雨が降ってしまうと全てダメになってしまうので、乾期のあるブラジルやエチオピアなどの限られた地域で生産処理されていま

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コーヒー豆の焙煎度

コーヒー豆の焙煎度

コーヒーの味は焙煎度で大きく変わってきます。
自分の好みの豆を探しているときは、まずは好みの焙煎度を見つけてみると、好きなコーヒーに出会いやすくなるかと思います。
なので今回は焙煎度のそれぞれの特徴を書いていきます。

コーヒー生豆は焙煎することで、豆の色が茶色く濃くなっていき、次第に苦味とコクが増してきます。
そしてコーヒー豆は焙煎により豆内部の圧力が上昇して、パチパチ、ピチピチと2回ハゼます。

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