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情報が少ないバンブーエアウェイズに乗ってみた 2023ver

この記事はベトナムのハイブリット航空であるバンブーエアウェイズ(Bamboo Airways)についての搭乗記です。国際線の利用で、ホーチミン発バンコク行及びバンコク発ホーチミン行エコノミーとなります。時間配分やオプションのチェックインなどちょっと面倒な部分をできるだけわかりやすく書いていければと思います。検索している方の少しでも役になれればと思います。


今回はホーチミン経由でバンコクへ

これまでバンコクに行く際にはJALの羽田発直行便でバンコクへ行っていましたが、今回はお安い状態で提供されていたことから、JALの羽田発ホーチミン行とバンブーエアウェイズのホーチミン発バンコク行を利用して行く旅程となりました。直行で行くよりも往復で2-3万円安くできるので2カ国滞在を考えている方はこのパターンでも良いかもしれません。

バンブーエアウェイズの特徴

バンブーエアウェイズの特徴としては、ハイブリット航空という新ジャンルを謳っているところです。フルサービス航空会社でもLCC航空会社でもない中間の航空会社という位置だそうです。その特徴を調べてみるとこういった部分に違いがありました。
・預け荷物や手荷物はフルサービスに似た形式を採用している
・機内食がある
・座席ディスプレイはない
・座席指定や荷物の重量追加などはLCCに似た形式を採用している
ほしい部分は取り入れて、排除できるものやあまり重要視されていない部分は削減しているという感じです。

機内食は簡素だけど手軽でらしい感じ

ベトナムといえば、バインミーですよね。
こんな形で出されるのは笑いましたが、海外らしいので受け入れられますね笑

預け荷物や手荷物の基準

機内持ち込み手荷物は10kg以内です。注意してほしいのが、3辺の合計が115cmという部分です。JALなどでは各辺最大はW55*H40*D25cmで3辺合計115cm以内ですが、バンブーエアウェイズではW56*H36*D23cmで3辺合計115cm以内となっているという部分です。機内持ち込みスーツケースはそれぞれ異型で作られていることが多く、バンブーエアウェイズの3辺指定は持ち込めないスーツケースが出てくる可能性があります。ボストンバッグのようなものでも厚みで超えてしまったりすることがあるのでご自身の機内持ち込みバッグのサイズを知っておきましょう。
わかり易い例で言うと、リモワのスーツケースは99%サイズオーバーです。唯一Essential LITE Uのみが基準を満たしているだけです。
しかし、これを特に試したわけではないので多少の前後や3辺合計さえ満たしていれば大丈夫だということもあるかもしれません。

バンブーエアウェイズで出ている手荷物基準参照

預け荷物は25kgが1つという基準となる

最安のエコノミーセーバーMAXのチケットでない限り25kgです。わざわざ選ぶことはあまりないと思いますが、プレエコで40kg、ビジネスで50kgまでOKです。

バンブーエアウェイズ預け荷物重量参照

タンソンニャット国際空港はチェックインから制限区域超えるまでに時間がかかる

タンソンニャット空港はチェックインから制限区域を突破するまでに時間がかかると有名です。タイミングが悪かったりすると長い時間待たされる可能性があるので、早めのチェックインがおすすめです。他のブログなどを読んでいても皆口を揃えて長いと行っています。

国内線と国際線は隣り合わせである

周りの方で国際線でホーチミンに到着し、国内線を乗り継いでダナンへ向かう際にタクシー運転手に国内線は遠いからタクシーに乗りなというボッタクリに出会ったそうです。しかし、歩いてみるとすぐお隣りにあるので、国内線に乗り継ぐ際には歩いて行きましょう。上の方を見ていれば案内看板は出ているはずです。

ここからは時系列通りに国際線で入国、そして国際線乗り継ぎ

羽田からホーチミン入国

まずは日本からの入国です。日本からはJALを利用しているので特段問題などはなく入国できます。本来やりたい形としては、入国せずにトランジット(乗り継ぎ)を行いたいですが、航空会社が違う場合は一度預け荷物を受け取って、入国してまた出国するという手間があります。
*同一航空会社で国際線乗り継ぎの場合は飛行機から降りた際に乗り継ぎカウンターというものがあるのでそちらに行くとそのまま乗り継ぐことができます。

JALフロアマップ参照

バンブーエアウェイズのチェックインをする

今回利用するバンコク行のバンブーエアウェイズは朝イチ便となります。JALの深夜便を使っているのでホーチミン到着が朝の5時台です。到着の際には前後がいないはずなので、すんなり入国することができると思います。前は1:55で後が6:00なので両方ともとかぶることの少ない時間に到着ということになります。

そして出国便のタイムスケジュール

出国は少しタイトな感じになっています。
5分感覚で出発となるので、各社のチェックインがスムーズに行えたとしても身体検査や出国検査などで長蛇の列が待ち受けていることになります。ベトジェットエアに関してはかなり便数が多いのでベトジェット利用される方は早い段階で制限区域を突破しておきたいところですよね。

出発便も穴がある!

たくさん人がいそうだと思いますが、JALの深夜便はいい時間帯に到着するので、うまく行けばすんなり入国もスムーズに行うことができます。その答えはこちら

わかりますでしょうか?出発便に関しては2:55の次が6:10でその次が7:00となりそこから出発ラッシュが始まるのです。つまり、JAL深夜便でホーチミンに早朝に到着するのが5:15でバンブーエアウェイズが8:10出発なのですが、この5時台というのは大きな穴になっているのです。うまいこと荷物を受け取りそのまま一旦入国して出国するためにチェックインそして荷物検査などを経て制限区域内を突破できれば行列に並ぶことなく出国することができます。

では実際のタイムスケジュールをお伝えします。

タンソンニャット国際空港到着 04:48到着
入国審査 05:00
荷物受け取り 05:20
ホーチミン入国 05:25

出戻りでバンブーエアチェックイン 05:40
出国手荷物検査 06:33
制限区域内へ 06:48

実際にはこんな感じでした。もしも乗り継ぎに時間がある方はプライオリティカードで利用できるラウンジがあるのでそちらで時間調整してもいいかもしれません。ラウンジは3Fの遠い場所にあるので、搭乗時間には注意です。

JALフロアマップ参照

そしてバンコクからホーチミンへ

行きのホーチミン到着時には空港から外にすら出ませんでしたが、帰りはホーチミン市内に入ります。このとき、他国からホーチミンへ入国する際にだけ使えるオプションなどもありますのでご案内しておきます。実際にこのオプションを利用しました。

プライオリティチェックインというオプション

こういったサービスが有料で解決できるというのは飛行機修行が必要ないのでコスパがいいですが、誰でも利用できるとなると逆転現象が起こってしまう可能性があるので少し警戒しましたが、せっかくなので利用しました。このオプションはチェックイン時にエコノミーやビジネスなどのレーンで分かれて並ぶと思いますが、エコノミーでもプライオリティチェックインオプションを選ぶことによってスムーズに別レーンでチェックインできます。というのがオプションの正体です。
840円程度でオプションを追加することができました。

ここからはベトナムのめんどくさいところ

以前出した記事がありますので詳細はこちらをご覧ください。概要でお伝えするとベトナムの出戻り入国は30日以上経過しないと再入国できないというめんどくさい縛りがあったのですがコロナ禍にしれっとそのルールが撤廃されてインバウンドを狙っているのです。これには少し注意事項があるのでしっかりと予習してください。

入国の流れについては先程記載しましたので、他の気になるところだけ

スタッフサービスや機内でみなさまが気になりそうな点としては、座席モニターがないのでLCCと同じように感じてしまうかもしれないという部分ですね。座席の広さ的には国内線と同じくらいの感覚でした。LCC座席ピッチだと通路側以外座りたくないので良かったと思います。利用する民度としてはかなり低いので自由席みたいになってしまいます。嫌だったらスタッフに言って席を確保しましょう。(そもそもそんなことあるのが面倒ですけどね。人が少ない時などは自由な部分はいいですよね)

基本的に席は選択不可だけど有料で選択できる

通常座席指定できませんが、有料では可能となります。もしも窓側がいいとか前方席が良いとかのこだわりがある方は有料で指定しましょう。

言語的な部分を考えると基本は英語がベスト

国際線なのでそれなりに人がいますが、多いのはやはりベトナムの人と行き先の国の人が多い印象です。ですので、ベトナム語やタイ語を話せる人であればかなりコミュニケーションは円滑なんだろうと思いますが、英語が基本なんだろうなという感じです。日本発着便でも日本語を話すCAさんは少なく英語対応だったというブログもありましたので、きほんてきには英語ができれば問題ありません。

バンブーエアウェイズを使ってみて

今回は、日本-ベトナム線が安く出ていたことから始まったバンブーエアウェイズ利用ですが、結果から申しますと、この面倒なことをするのであれば、直行便で行った方が良いのだろうという感じでした。もちろんLCCを使うなどすればさらに費用は安くなるのでベトジェットエアなどで乗り継ぎなどという形もありだと思います。しかし、荷物許容量や座席ピッチなどを考えるとやはりフルサービス航空会社というのは安心・快適で利用することができるのでJALユーザーとしてはJALを活用しておきたいところです。初めてのハイブリット航空ですが、このハイブリット航空であればZIPエアーの方がより快適に過ごせるという感じですので、ご利用するか検討する際に参考にしてみてください。JAL>ZIP>ハイブリット航空というイメージです。

面倒なパスポートコントロールと手荷物検査

ベトナム利用されている方であれば痛感していると思いますが、本当にデジタル化されていなくてスタッフさんの動きもあまり良いものではありません。なので長蛇の列に並ぶことになります。ギリギリにいくと間違いなく乗り遅れます。最後まで旅行などを楽しみたい場合はベトナムの空港はお勧めしません。特にホーチミンは良くないです。参考までに・・・




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