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月・惑星のnote

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月や惑星など太陽系内のことについて書いています
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#太陽系

月の科学(月の周期)

月の科学(月の周期)

天体としての『月』は太陽系の他の衛星と比べると、ありふれたものかもしれません。
そんな『月』について、少し掘り下げてみましょう。

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『月』常に地球に同じ面を向けているのはご存知のことと思います。
(言い換えると満月はいつも同じ姿ですよね?)

これは『月の科学(自転と公転)』のnoteで取り上げましたが、月が地球の周りをまわる公転周期と月自身が一回転する自転周期が一致しているためです。

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月の科学(月の誕生)

月の科学(月の誕生)

天体としての『月』は太陽系の他の衛星と比べると、ありふれたものかもしれません。
そんな『月』について、少し掘り下げてみましょう。

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『月』の note で取り上げましたが、今回は『月の誕生』についてです。

月がどのようにして誕生したかについては、様々な説が唱えられてきました。
大きく分けると次の4つにまとめられます。

・兄弟説
・親子説
・他人説
・巨大衝突説

名前から何となく推察

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大きさ比べ:衛星編

大きさ比べ:衛星編

太陽系には8つの惑星があり、内惑星である水星と金星を除き、衛星を持っています。
主だった衛星の大きさをランキング形式で比べてみましょう。

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比べる衛星は以下になります。
・フォボス、ダイモス(火星)
・月(地球)
・イオ、エウロパ、ガニメデ、カリスト(木星)
・ミマス、エンケラドゥス、テティス、ディオネ、レア、タイタン(土星)
・アリエル、ウンブリエル、チタニア、オベロン、ミランダ(天王

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月の科学(自転と公転)

月の科学(自転と公転)

天体としての『月』は太陽系の他の衛星と比べると、ありふれたものかもしれません。
そんな『月』について、少し掘り下げてみましょう。

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『月』の note で取り上げましたが、今回は『月の自転と公転』についてです。

月を見る機会は多いと思います。
そして気がつくと思いますが、見上げる月は、満ち欠けはしますが同じ姿です。
(厳密には秤動という振動運動をしているため、同じではないです)

なぜ

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月の科学(クレーター)

月の科学(クレーター)

天体としての『月』は太陽系の他の衛星と比べると、ありふれたものかもしれません。
そんな『月』について、少し掘り下げてみましょう。

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『月』の note で取り上げましたが、今回は『月のクレーター』についてです。

月を見上げると、ボコボコと丸いクレーターが多く見られます。
クレーターはラテン語で「カップ」を表す言葉から作られたようです。

望遠鏡を最初に月に向けたイタリアの天文学者ガリレ

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月の科学(陸)

月の科学(陸)

天体としての『月』は太陽系の他の衛星と比べると、ありふれたものかもしれません。
そんな『月』について、少し掘り下げてみましょう。

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『月』の note で取り上げましたが、今回は『月の陸(=高地)』についてです。

月を見上げると、白く光る部分と、黒っぽく光る部分があることがわかると思います。
この白く光る部分を『月の陸(=高地)』と呼びます。
(かつては『陸』と呼んでいましたが、今は『

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月の科学(海)

月の科学(海)

天体としての『月』は太陽系の他の衛星と比べると、ありふれたものかもしれません。
そんな『月』について、少し掘り下げてみましょう。

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『月』の note で取り上げましたが、今回は『月の海』についてです。

月を見上げると、白く光る部分と、黒っぽく光る部分があることがわかると思います。
この黒っぽく光る部分を『月の海』と呼びます(対する白っぽい部分を『月の陸(高地)』と呼びます)

なぜ『

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月

天体としての『月』は太陽系の他の衛星と比べると、ありふれたものかもしれません。
ですが、『地球』とセットで考えると、かなりレアな部類に入ります。

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まずは月の基本から。

月は地球の唯一の衛星で、大きさとしては太陽系内で5番目の大きさになります。
また、太陽の次に明るく見える天体です。(満月時で約-12.7等級)

呼び方は、日本語で『月』、英語だと『Moon』、ドイツ語で『Mond』、

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大きさ比べ:惑星編

大きさ比べ:惑星編

太陽系には8つの惑星があります。
最大の惑星は木星、最小の惑星は水星です。では、それぞれ2番目は?

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太陽系の8つの惑星(水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星)に準惑星になった冥王星と比較的大きなケレス・ハウメア・マケマケ・エリスを加えて、ランキング形式で見ていきましょう。

その1:大きさ(直径)
 1位:木星  :約 143,000 km
 2位:土星  :約 121,

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