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宙・天文のnote

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宇宙全般のことについて書いています
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#地球

いつ、どっちに、何が見える?

いつ、どっちに、何が見える?

星空を見るとき「○月○日、△△時ごろ」という説明をよくされると思います。
この時、多くの方が誤解しがちなのが、その時でしか見られないと思ってしまうことです。

もちろん、日食や月食、流星群のように事象が起こる日時がある程度決まっているものもあります。

ですが、星座や星々の間を動く惑星、夜空に現れる彗星などは数週間から数ヶ月、時間さえうまく合わせれば大概、いつでもみられます。
太陽は毎日見られます

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北磁極はなぜ動く

北磁極はなぜ動く

『北はどっちだ?』の note で取り上げた北磁極
ここでは北磁極が動く理由について書きます。

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北磁極があると言うことは、地球を磁石と見る事ができることを示しています。
この地球の磁気のことを『地磁気』と言います。

42億年前の岩石にも地磁気の名残があることから、地磁気は地球の歴史のかなり早い時期からあったと考えられています。

この地磁気ですが、地球の内部で作られています。
(わず

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北はどっちだ?

北はどっちだ?

方位磁針(磁気コンパス)が指す北は、正しくない。。。
こう言われるとびっくりする方は多いと思いますが、正しくないんです。

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では、方位磁針が指している『北』は、どこなのでしょうか?

方位磁針が指している先は、『北磁極』になります。
北磁極とは、『天体の北半球地表面で、磁力線の方向が垂直になっている地点』のことです。

つまり、地球は北極をS極、南極をN極とする磁石に見立てることができま

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