翻訳者のそっちゃそ

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翻訳者/ 発音講座やってます: https://www.souta-maruyama-trans.com/hatsuon アンケート回答で無料レッスン差し上げます: https://forms.gle/ripC8i8CdUj1fahQ9

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【裏話】そっちゃそのビジネス戦略

この記事では、僕(そっちゃそ)がビジネスでやろうとしていることをまとめています。自分で明文化して役立てるという目的もあります。note、YouTube、X(Twitter) などの各種 SNS を活用してどのように集客しようとしているか、その裏の意図をまとめています。 ※適宜加筆する予定です。 ターゲットは誰か

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    • 意見を置くことは究極の差別化である

      他にはない、そのサービスや商品からしか手に入らない便益を提供することがビジネスでは重要とされていて、これを差別化と言います。差別化の対局はコモディティ化といいます。 この記事では、「意見を置くこと」は個人ができる究極の差別化であり、個人でなにか商売をするのであれば積極的に意見を公開すべき、という話をします。 自分の意見を言ってはいけない風潮 集団の中で働いたり、活動したりしていると、組織の意向を重視し、自分の意見をいってはいけないという思考に陥りがちです。僕も実際、仕事

      • 英語学習での手段の目的化は回避したい

        手段の目的化は英語学習でよくあるアンチパターンです。これはたとえば: 毎日30分勉強する 毎日学習アプリを15分使う など、XXをYY分やる、といった形で表現される、「一見目標っぽい手段」のことです。今回は、手段の目的化を回避するようにつとめることが重要であることを説明します。 英語学習の目的はひとつ 英語学習の目的は何でしょうか。それは、「英語の技能を習得すること」ですよね。キャリアアップとか、英語でコミュニケーションとか、英語の技能習得の先に何かある人もいるでしょ

        • インターネットの利用はアルゴリズムへの服従、無償の労働である

          突然ですが、インターネットの利用で疲労感を感じていませんか。今回は、その疲労感の原因のひとつと考えられる、「アルゴリズム」についてざっくばらんに説明します。 アルゴリズムは未完成の技術 アルゴリズム(レコメンデーションエンジン)はいたるところに浸透していて、YouTube のおすすめ、Amazon の商品ページ、Google の Discover(ユーザーの興味関心に関連するコンテンツを表示する機能)などで幅広く実装されています。 そのようなアルゴリズムの目的は、「ユー

        【裏話】そっちゃそのビジネス戦略

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          アマチュアが英語を教えるのはアリだと思う

          突然ですが、素人に毛が生えた程度のアマチュアが英語を「指導」することについて、どう思いますか。僕は、これは「アリ」だと思います。今回はこの辺の話をしたいと思います。 サービスの提供とは相手の期待を満たすこと たとえば、駅で道を尋ねられたとして、「いや、知っていますけど僕はアマなので教えられません」となったらおかしいじゃないですか。教える、教わるの関係は二者間で閉じた関係であり、お互いが納得するなら取引(道案内)が成立します。相手がなにか期待していて、与える側がその期待どお

          アマチュアが英語を教えるのはアリだと思う

          ブログの強みとYouTubeの強みについて

          数年前(2018年くらい?)から、動画コンテンツがテキストコンテンツにとって代わる!という論調が強くなり、コンテンツクリエイターがYouTubeをはじめとしたプラットフォーム上でこぞって動画制作にとりかかるようになりました。 ただ、一見時代遅れにみえるブログには2024年現在でも十分通用する強みがあります。今回はこのあたりの話をします。 アルゴリズムは万能ではない YouTube や Netflix、Amazon プライムビデオなどで使用されるアルゴリズム(レコメンデー

          ブログの強みとYouTubeの強みについて

          量に依存する学習方法は存在しない

          シャドーイングをひたすらやる、音読をひたすらやる、などの、量をこなすと成果が出るという言い方で指導をする人がいますが、これに関して僕は、「いい加減で、無責任な指導だな」と感じます。今回はこの辺の話をします。 前提:繰り返しのトレーニングには意味がある まず、英語学習で繰り返しの訓練(トレーニング)が必要であるということは間違いありません。ただこれは、「量をこなす」とは似て非なるもので、 量をこなす:ひたすら音読、ひたすらシャドーイングのような、一見トイルのようにみえる作

          量に依存する学習方法は存在しない

          【宣伝】ローズ三浦さんとの対談

          先日、メディカル翻訳者兼翻訳エージェントのローズ三浦さんとの対談を撮影しました。こちらでもご紹介したいと思います。 僕(そっちゃそ)とローズさんの対談をローズさんサイドでまとめていただきました。 00:10 Q. 前回インタビュー時からの変化は? 02:15 Q. タイについての雑談 07:56 Q. 30代に入ったが、これからどのようなビジネスをしていきたいか 10:03 そっちゃそ氏の発音講座受けてみた 14:13 Q. そっちゃそ氏は留学したことあるの? 15:56

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          英語学習にたいそうな目標はいらない

          英語学習のモチベーションというと、外国人と会話するとか、ビジネスシーンでよどみなく受け答えするとか、なんだかたいそうな目標が並ぶことが多いです。ただ僕は、そのようなビッグな目標を持ってもほとんどの場合で意味がないんじゃないか、そもそも目標などいらないのではないかと思います。今回はこの辺の話をします。 ビッグな目標は現実的ではない まず思うのですが、「外国人とペラペラ会話する」という目標を立てて、そのビジョンを実現した人は何パーセントくらいいるのでしょうか。たぶん、1%もい

          英語学習にたいそうな目標はいらない

          語学学習は年を取ってからのほうが有利

          「臨界期説」にみられるように、英語学習は幼児期などの早期に進めた方が有利であるという言説があります。これについては僕も詳しくないので断定的なことはいえません。 ただその一方で、大人、具体的には40代、50代くらいのレンジの「頭を使うことにちょっと衰えを感じる」世代の人のほうが学習を優位に進められるという点もあります。今回はこの辺の話をします。 理屈で理解できるのはミドル世代の強み 論理的思考が未発達の子どもに理屈で何かを覚えさせることはできません。子どもが知識を覚えるの

          語学学習は年を取ってからのほうが有利

          ネイティブ信仰と発音学習について

          僕は、ネイティブ信仰は意味ない、マイナスであるという意見をもっていますが、これは発音学習にも当てはまります。今回は、発音学習でネイティブ音源にこだわる必要はないこと、幅広い視点で発音学習を進めることが重要であることを説明します。 根深いネイティブ信仰 発音学習でもネイティブ信仰は根深いです。たぶん、フィリピンなまりのようなノンネイティブ英語を耳に入れると耳が毒されるとか、高尚で模範的なネイティブ音源にこだわり、ノンネイティブスピーカーの音を聞かないようにする、という考え、

          ネイティブ信仰と発音学習について

          英語学習は偏ったほうが良いし面白い

          四技能をまんべんなく鍛えるとか、インプットとアウトプットの比率を重視とか、文法、語彙、発音をもれなくこなすなど、学習のバランスを重視する人はいます。 ただ、僕はバランス派の学習法については懐疑的で、特定の領域に極端に偏った方が、結果的に成果が出ると考えています。今回はこのあたりの話をします。 偏って問題になることはない まず、偏って問題になることはありません。狭い領域を深堀することは健全でよいことであり、周辺の知識もメニスカスのように拾うことになるため、まさに「一芸は多

          英語学習は偏ったほうが良いし面白い

          意見と感想の違い

          僕は、ネットで価値あるコンテンツをつくるためには、役立つ意見を置くことが大事だと考えていますが、そのためには、意見と感想の違いをクリアにして、感想を置かないようにする必要があります。今回はこの話をします。 意見とは何か、感想とは何か 意見と感想は似て非なるものです。デジタル大辞泉の定義によれば: です。大きな違いは、問題(論点)があるかの違いで、論点があれば意見、なければ感想です。また、意見⊂感想と言っても良いと思います。 そして、論理的かどうかは関係ありません。問題

          僕がコンテンツを作るときに意識していること

          この記事では、僕がコンテンツ(YouTube動画、note記事など)を作成するときに意識していることをまとめています。マニュアル化して、自分自身で役立てるという意図もあります。 以下で示す内容はすべて、「情報を誤差なく伝える」という大目的を達成するための手段です。 程度の甚だしさを表す修飾語をなるべく使わない 「すごく大事」、「とても重要」など、程度の甚だしさを表す修飾語をなるべく使用しないようにしています。「すごく」や「とても」が具体的にどの程度なのかは聞き手の感覚で

          僕がコンテンツを作るときに意識していること

          無料で英語学習は可能だが手間はかかる

          英語学習は無料でできます。僕も無料のリソースを使っていますし、効果があったと感じています。 ただ、何を参考にして、何を回避するかなどに関して工夫する必要があります。無料のリソースで学習をすすめて成果を出すにはこれが必須であり、今回の記事ではこの話題について話をします。 ネットは玉石混交 インターネットは玉石混交です。よい素材も転がっているのですが、それをよりわけてキャッチする必要があります。 そして、注意すべき点として、目立って表に出てくるコンテンツ、たとえば、再生数

          無料で英語学習は可能だが手間はかかる

          気が付いたら英語ができるようになっていた、というのはあると思う

          世の中には、多大な時間、資金、労力をかけて英語学習に取り組んでいる人がいます。そして、その中の多くの人が、途中で学習を投げ出したり挫折したりしています。 その一方で、何もしてなさそうな人が、多言語に堪能だったり知識豊富だったりすることがあります。今回は、「気が付いたらその言葉をつかえるようになっていた」というのは、割とあるんじゃないかという話をします。 頭の良しあしは関係ない 言語を簡単に習得してしまう人は頭がいい、センスがある、と考える人もいるかもしれませんが、僕はそ

          気が付いたら英語ができるようになっていた、というのはあると思う