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愛する時間

私は、母が運転する車の助手席に乗ることが好きだ。

その空間で記憶にも残らない会話をするんだ。

運転をする母の横顔をチラリと見ることが好きだ。


遠くの空を見つめる。

通り過ぎる木を眺める。

ゆったりと流れる時間。

風が髪を揺らす。

日の光はギラギラと私達に降り注ぐが、エアコンの風が暖かい光へとそれを変える。

窓を全開にして夏を感じるのも悪くない。


どんな一瞬でも大切なんだ。

今に感謝して生きる。

それが全てなのかもしれない。










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