《リュディガー走り》は舐めプではなく、浅野へのリスペクトだ。
ワールドカップで日本がドイツを撃破した興奮が未だ冷めないですが、ネットではドイツ代表リュディガー選手の煽り走りが話題ですね。Abemaで解説していた本田が、「性格悪い」「馬鹿にしてる」なんて言ってたからそれがメディアに拡散されてプチ炎上しているようです。
リュディガー選手はスペインのレアル・マドリーでプレーしているそうで、それを知っている人々からは、あの走り方は特別なものではなくいつも通りだと彼を養護する声も多く上がっています。僕はヨーロッパのサッカーを見ないので真相は知りませんが、調べてみると彼はかなり脚の速い選手のようですね。
確かに見た目は滑稽で「日本を舐めている」と思われても仕方ないかもしれません。ですがあれはランニングというよりはスプリントの走り方に近くて、陸上の短距離選手はみなああいう走り方をしています。ちょっと大げさに動いているように見えるので、反感を買ったのかもしれませんね。実際、レアル・マドリーでの活躍を知っているファンの方は、『リュディガー走りが話題になってるがマドリディスタ的には普通だし、なんならトップスピードになった瞬間にあれになるから足速すぎてこれが1番効率ええんやと思う』とコメントしています。
ランニングとスプリントは全く別物です。地面を蹴ったときに脚が後ろに大きく流れるのがランニングです。マラソン選手がそれですね。一方陸上短距離選手のスプリントはランニングほど足は後ろに流れません。逆に脚を前に引き上げて太ももが地面と平行になるくらいまで腿を持ち上げて走ります。この腿の引き上げがスプリントの特徴であり、いかにこれを素早く行えるかで脚の速さは決まるのです。
問題のシーンでリュディガー選手はというと、初めはランニングで浅野と競っていましたがゴールラインまで数メートルというところで意識的にスプリントの走りに切り替えているように見えました。これは浅野にボールを触らせないために、一段ギアを上げてスプリントしたのではないかと思います。そのような意図が感じられるので、僕はリュディガー選手が日本を舐めるようなプレーをしているとは思いませんでした。むしろ浅野を恐れてのギアチェンジ、リュディガー走り解放!みたいな感じだったんじゃないかなと笑
(動画を編集してみたのですがnoteは動画を貼り付けるのはできないんですね。興味があればダウンロードしてみてください)
リュディガー選手も猛攻を仕掛ける日本に対して、全力で応えたカタチがあの走り方だったのだと僕は想像します。前半のドイツ優位の状況でならわかりませんが、後半の攻め込まれ続けて余裕が無い状況で相手を馬鹿にするような走りをするとは考えにくいのではないかなと思います。あれは浅野を恐れていたからこそ、つまり日本の強さをリスペクトしていたからこその全力疾走だったのではないでしょうか。
ちなみにリュディガー選手で印象に残っているシーンが一つ別にありました。後半ドイツのコーナーキックの際、リュディガー選手にぶつかった日本の選手がまるで壁に激突したかのようにぶっ倒れたのです。リュディガー選手は微動だにしていませんでした。物理法則を無視しているかのようなリュディガー選手のフィジカルの強さに衝撃を受けたのを覚えています。相当体もでかいですしね。てかよくこのフィジカル差で日本勝ちましたよね。本当、アッパレです!
27日のコスタリカ戦もめちゃくちゃ楽しみですね。コスタリカも撃破して、決勝トーナメント行きを勝ち取って欲しいと思います!頑張れ日本!!
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