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memo26【経筋】前鋸筋を心包経筋に含めた理由

鍼灸整体マガジンに十二経筋の走行についてまとめました。

その中で、前鋸筋を心包経筋に含めたんですが、その理由を簡単にメモしておきます。

まず、前鋸筋は肩関節の屈曲時に肩甲骨を強く上方回旋させる筋肉です。
三角筋前部の肩関節の屈曲を、前鋸筋がサポートすると考えれば良いでしょう。

ところで肩関節は球関節ですが、人体にはもう一つ、股関節が球関節となっています。
そこで股関節の屈曲を考えます。股関節を屈曲させるとき、腸腰筋と大腿直筋が収縮します。腸腰筋がメインで大腿直筋はサブ、です。

4つの筋肉が出てきました。前鋸筋、三角筋前部線維、腸腰筋、大腿直筋です。これらの筋肉を対応させてみます。

前鋸筋は体幹と肩甲骨を結ぶ筋肉です。下肢において体幹と骨盤を結ぶ筋肉は腸腰筋です。
三角筋前部線維は肩甲骨と上腕骨を結んでいます。大腿直筋は骨盤と大腿骨を結んでいます。

前鋸筋 ⇔ 腸腰筋
三角筋前部 ⇔ 大腿直筋

という対応関係ができます。
今度はこれを経筋に当てはめてみます。

前鋸筋(?) ⇔ 腸腰筋(腎)
三角筋前部(大腸) ⇔ 大腿直筋 (胃)

ここで、腸腰筋の腎経筋と三角筋前部線維の大腸経筋に子午の関係が成り立ちます。
同じ法則で、大腿直筋の胃経筋と子午の関係にあるのは、《心包》です。
しかも心包経は前鋸筋のあたりを走行しているので、経絡の走行とも矛盾しません。ということで、前鋸筋を心包経筋に含めました。

前鋸筋(心包) ⇔ 腸腰筋(腎)
三角筋前部線維(大腸) ⇔ 大腿直筋 (胃)

こじつけしかしてませんが、そういうものでしょう。たぶん。

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