物<経験
あくまで私の個人的な感覚ですが、物よりも経験にお金を使った方が幸せになれるような気がします。
私の家にはキャプテン・アメリカの盾があります。4000円くらいでした。
買う前と買った直後はすごく幸せな気持ちでした。自分の憧れの人物が身に纏っているものを手に入れたという幸福感は何にも変えられないほどでした。
では今、キャプテン・アメリカの盾はどうなっていると思います??バックやマフラーの下敷きになっています。今やもう手に取るのは飲み会の時にノリで使う時くらいです。
洋服や靴とかもそうです。買ったばかりの頃はシミやシワがつかないように大事に着るんですが、一週間もたてば他の服と同じように扱うようになります。
物って買った瞬間は幸せですし、その幸せは三日くらいは継続します。するんですが、、、買った瞬間がピークでそこからは落ちていくだけなんですよね、、、。
友達といった旅行先で食べ飲み放題の居酒屋に行きました。4000円くらいでした。
その居酒屋、、、最悪でした。最初にお酒と料理を頼んだ20分後、机にあるのはお冷だけでした。注文したものが全くこないんです。
それもそのはず、ホールとキッチン含めて店員さんが2人しかいないようでした。
全然こない料理、普段全く怒らない友達が怒っている様子、どーせこないと思って過剰に頼んだたこ焼きがまとめてやってきた時の絶望、全てをはっきりと覚えています。
こんなにも最悪な経験なのに、思い返すだけで私はなんだか楽しくなります。
シンガポールでケバブをぼったくられた経験、友達と自転車で隣県を目指したら死にかけた経験、壮絶な恋愛経験などなど、その当時は最悪だった経験ですら、今の私を幸せな気持ちにさせてくれるんです。
物は買った瞬間やその後しばらくは私たちを幸福にしてくれますが、その幸福の持続時間は長くありません。
一方で経験はその瞬間だけでなく、その後もずっと貴重な思い出として心の中に残り続けます。思い出によっては当時よりも豊かな思い出として私たちを幸せにしてくれます。経験によってもたらされる幸福の持続時間は半永久的なんです。
友達が言っていました。
「人生は、どれだけ”武勇伝”を持っているかだ」
と。
それを聞いた時、「確かにな!!」って思ったんです。
私たちが死ぬ時、最後に感じられるのは自分の体と自分の記憶のみです。
そこが「良い人生だったか」をジャッジするポイントだとすれば、ジャッジするための材料は自分自身の記憶しかないんです。
いくら物やお金を持っていても、死ぬ際にはそれらは無意味なものとなります。
だから、私はなるべく経験にお金を使えるようにしていきたいなって思います!!
そして、たっくさんの”武勇伝”を作り、死ぬ直前の私自身に「疲れさま」ってプレゼントしてあげたいなって思います!!
ここまで読んでくれてありがとうございました!!この記事は物にお金を使う人を否定する記事ではありません。あくまでも私の感覚なので!!
もし、「物にお金を使うメリットにはこんなものがあるよー」っていうのがあったら教えてくれたら嬉しいです。参考にさせていただきます!
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