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盗まれないものは何か?

瀧本哲史さんの本を読みました。

瀧本さんは、京都大学客員准教授で日本交通の経営再建などを手掛けながら、企業を初期の段階から支援し続けるエンジェル投資家でした。

2019年にその生涯を終えています。

存命であれば、どのような事にチャレンジしていたでしょう。

すごい人というのは短命なのでしょうか?

本ブログでは以下に、本書で印象を受けた部分を引用し、自分の行動を宣言したいと思います。

■ 盗まれないものは何か?

本書は、東大で行われた講義を本として出版しています。

そのため、話し言葉であり大学生からの質問にも答える形式が記載されています。

その中で、学生は起業について以下の質問をしました。

<学生>
私は、『盗まれたら困るようなものを武器にしていてはどうしようもない』ということなのかと解釈したのですが、逆に『盗まれないもの』というのは、どういうものがあるんでしょうか?

<瀧本氏>
「それはあなたの人生ですよ」
「オーディオブック事業を始めます。それは、僕のおじいさんが緑内障だったからです。」って、誰も盗めないじゃないですか。

■ 気づき

起業家支援のグループに入っていると、

若い起業家から「ビジネスを発表したら盗まれるのではないか?」

と質問を受けることがありました。

そのビジネスは、本当に「自分のやりたいことなのかなぁ?」と疑問に思うことがあります。

その背景には、自信の人生や価値に基づいたものではなく、

「ビジネスをしたいから」「起業したいから」

という手段から生まれたものだからではないでしょうか?

■宣言

本書を読み私は、自身の人生を振り返り、私が本当にやりたいビジネスについて再考することにしました。

いつか読んだ福島正伸氏の「メンタリング・マネジメント」を思い出しました。

人生とは、私の強みであり、目的や価値について考えるきっかけになるのです。


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