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小説『妄想アマガエル日記』

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豊田ホタルの里ミュージアムの敷地内に住む小さなアマガエルの日々を妄想して記した日記
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2023年7月の記事一覧

妄想アマガエル日記(10)-7月30日(日)晴れ~アマガエル与助編~

俺は、小さな水たまりでオタマジャクシを過ごし、最近カエルになったアマガエルだ。 オタマジ…

妄想アマガエル日記 登場蛙の紹介

妄想アマガエル日記は、空いた時間に何も考えずに書くので、自分でもどのような内容になるか、…

妄想アマガエル日記(9)-7月26日(水)晴れ

ここ数日、日記を書いていなかった。 それは、日記がどっかにいってしまって書けなかったから…

妄想アマガエル日記(8)-7月24日(月)晴れ~ツチガエル花子編~

私は最近カエルになったばかりのツチガエルです。 でも、産まれたのは去年の夏くらいで、オタ…

妄想アマガエル日記(7)-7月23日(日)くもり~トノサマガエル八助編~

僕は、最近カエルになったばかりのトノサマガエルです。 生まれも育ちもこの小さな水路で、こ…

妄想アマガエル日記(6)-7月19日(水)くもり

一昨日の夕方から昨日の明け方までの大冒険の影響で、脚が筋肉痛になってしまったので、昨日の…

妄想アマガエル日記(5)-7月18日(火)くもり

今日は、朝から曇りで、時折雲の隙間から日が差していた。雨は降らなかった。 一昨日の夜は、ヌマガエルのせいで、色々考え過ぎて夜を明かしてしまった。だから、昨夜はその反省を踏まえて、暗くなる前に朽ち木の隙間を出ることにした。 まだ日が沈む前の紅い空を背にして、朽ち木を出た私は、とりあえず、草むらの中を進んだ。どれくらい進んだ頃だろう、その先には、小さな川があって、流されそうになりながらその川を越えた。 その先には地面がレンガで覆われた広大な大地があった。そのレンガはまだ昼の

妄想アマガエル日記(4)-7月17日(月)晴れ~ヌマガエル小太郎編~

俺の名前は小太郎。最近カエルになったばかりのヌマガエルだ。 俺は冒険家だ。だから、同じと…

妄想アマガエル日記(3)-7月17日(月)晴れ

昨晩は、風がなく、じめじめしていて暑かった。カエルの私からしたら、最高の夜である。月もな…

妄想アマガエル日記(2)-7月16日(日)くもり

今日は朝からいい天気だ。 雲は多いが、日が照って、とても眩しい。そして、風が強く、体が乾…

妄想アマガエル日記(1)-7月15日(土)くもり時々雨

カエルになって今日で10日目だ。 つい最近まで水の中にいたけれど、その時のことはあまり覚え…

妄想アマガエル日記-プロローグ

毎日、アマガエルを見かけるので、彼らは私にとってとても身近な存在である。しかし、その見か…