妄想アマガエル日記(5)-7月18日(火)くもり
今日は、朝から曇りで、時折雲の隙間から日が差していた。雨は降らなかった。
一昨日の夜は、ヌマガエルのせいで、色々考え過ぎて夜を明かしてしまった。だから、昨夜はその反省を踏まえて、暗くなる前に朽ち木の隙間を出ることにした。
まだ日が沈む前の紅い空を背にして、朽ち木を出た私は、とりあえず、草むらの中を進んだ。どれくらい進んだ頃だろう、その先には、小さな川があって、流されそうになりながらその川を越えた。
その先には地面がレンガで覆われた広大な大地があった。そのレンガはまだ昼の