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妄想アマガエル日記(2)-7月16日(日)くもり

今日は朝からいい天気だ。
雲は多いが、日が照って、とても眩しい。そして、風が強く、体が乾燥してしまう。

さて、昨晩のことを記しておくことにしよう。

昨晩は、月もなく、風が心地よい涼しさで、冒険するには最高な夜だった。

朝からずっとあの居心地のいい朽ち木の隙間にいた。でも、夕方頃 少し雨が降ったので、外に出てみた。丁度、背中に卵を背負ったクモが目の前を走っていたので、飛びついてみたら運よく食べることができた。その後も、小さなコオロギがちょうど目の前に着地したので、その瞬間に飛びついて食べることができた。また、雨が降ったからなのか土の中からミミズが出て地面を歩いていたので、それも食べることができた。しばらくそのままじっとしてたら、アリやワラジムシも目の前を歩いていたが、クモとコオロギとミミズを食べてお腹がいっぱいになったので、それらはスルーした。少し食べすぎた。

やっぱり、クモとミミズは美味しい。なんといっても柔らかい。アリはどうも苦いし、たまに口の中を噛むからあまり食べたくはない。これまで食べて、吐き出してしまって、もう二度と食べたくないのはカメムシだ。あれは、食えたもんじゃない。特に、最初食べたのはマルカメムシという奴らしいが、あれは見たくもない。

さて、お腹がいっぱいになったので、暗くなるまであの居心地のいい朽ち木の隙間に戻ることにした。

昨夜は、月がなく暗くて、風が涼しくて、とても心地よかった。

そして、気づいたら、朝だった。
いつの間にか寝てしまっていたようだ。
なんてことだ!!

昼間は日が出ていて出歩くのは危ないからじっとするしかない。

今夜こそは!

つづく