見出し画像

恋愛観わかりみすぎるラノベに出会いました【俺の女友達が最高に可愛い。】

あっす!どうもとよのりです。
最近、通勤の時間にビジネス書を読むのも疲れてきてちょっと休憩にと思ってKindle Unlimitedにてラノベを読み摘みました。

その名も『俺の女友達が最高に可愛い。』です。

久々にラノベ読みましたが、「あたり引いた〜!」って気持ちでいっぱいです。
正直、特に最近の学園もののラノベってただただ男女がイチャラブするって感じで同じような内容のものが多いのですが(もちろんイチャラブ好きですよ)、この本はそういったイチャラブ含めてもかなり僕個人的に共感できる観点からのイチャラブが多くて面白かったです。

今回はラノベの読書感想的な感じでこの作品をご紹介できればと思います。
先に記載しておきますがどうしても少しのネタバレは含まれるかと思いますのでそこはご了承を!

〜目次〜
・簡単なお話の要約
・主人公の考え方に共感しかない…
・このラノベから見えてくる最近の価値観の変化
・おまけ(オタクならでわ理解できるこの本の面白さ)

◆簡単なお話の要約

主人公カイは漫画好き・アニメ好き・ラノベ好き・ゲーム好きのいわば典型的なオタクという高校生。友達はいないわけではないが、趣味友が数人いるくらいで決してリア充ではない。そんなカイは高校に入学した際に自分の生き写しじゃないかと思うほどに気の合う相手に出逢います。それがヒロイン(?)のジュンです。ジュンはカイと同じくオタクであるのですが、人付き合いもよく、おしゃれにも興味がある、しかも美少女といったいわばリア充の中のリア充って感じです。
そんなカイとジュンは週5で一緒に遊ぶくらいに仲が良いのですが彼氏彼女といった関係ではいといった、世間的にみたらちょっと不思議な関係性です。カイとジュンはただ親友と遊びたいだけなのに、それを面白く思わない人たちや普通じゃないと思う人たちとの間で衝突が…

はい、みたいな物語です。よくあるリア充と非リア充との恋物語と思うことなかれ!この物語の面白いところはぶっちゃけいうと”LOVE (恋)”ではないです笑 最上級の”LIKE”というか、ここから先は原作ご確認ください!!

◆主人公の考え方に共感しかない…

わかりみポイント①:彼氏彼女っていう世間的な関係性は面倒
主人公カイとヒロイン(?)ジュンはの関係性は世間的には不思議な関係にしか見えません。
ですがカイは周りになんていわれても「ジュンのことは好きだけど彼氏彼女といった関係性は面倒で、だったらめっちゃ仲のいい友達でいいじゃん」といった考えを貫きます。

これめっちゃわかるんですよね…今の世間的にはたとえば「彼女のわがままにも文句を言わず付き合ってあげる彼氏」や「彼氏のために健気に尽くす彼女」みたいなのが美談として刷り込まれていて、そういった関係がお互いに愛し合っているといった”暗黙の了解”みたいな雰囲気があります。
これは僕も実体験なのですが、過去付き合った時に”週何回は会おう”とか彼女に約束された時や”もっと彼女の言うこときいてあげぇや”とか周りから言われた時など、ぶっちゃけ「めんどくせぇ」って思ってました。
「なんで相手のことを大切に思っているって証明が、世間的な彼氏彼女像に裏付けされた上での考えを押し付けられないとあかんの?」って感じでした。このラノベはそんな気持ちを代弁してくれたというか、本当に共感できました。

わかりみポイント②:親友でも女の子からのスキンシップにはドキドキしちゃう
はい。これもすっごいわかりみでした笑 カイやジュンは親友だからと言ってなんのドキドキもない兄弟みたいな感じでお互いのことを思っているわけではないです。男女だからこそのドキドキみたいなのはお互いに感じていますが、ただそれ以上にお互い踏み込まなくてもいい関係性って感じです。
そうなんですよね。
特に僕みたいなオタク気質男子はそうだと思うんですが、どんだけ仲良くっても女子にはドキドキしちゃいますよね。でも、それ以上無理に踏み込まなくてもいい関係性って確かに楽でいいんですよね。

◆このラノベから見えてくる最近の価値観の変化

このラノベなんですが、結構売れてるみたいです。
もちろんラノベ的展開で内容は面白かったり、今までにない物珍しい内容だったりするのが大半の理由でしょう。
でも、個人的にはそれ以外の理由もあると思います。そう上記で書いた「僕みたいに共感を覚える人たちが多いから」という理由です。
最近インフルエンサーの情報発信により「結婚は国家が作った国がうまく回るための仕組み」という事実がそれなりに広まってきたと思います。特に僕の周りの若い世代の人には「世間一般の彼氏彼女の関係」や「世間一般の夫婦の関係性」に疑問を抱く人が増えてる印象です。

とはいえ僕も未来永劫、彼女とか嫁さんはいらないってわけではないのですが、世間的な関係性ではなくて、最上級のLIKEの友達の関係性がいいっていってくれる人がいいというか、そうじゃないと無理ですね。お互いのどっちかが我慢してどっちかのやりたいことをやるんじゃなくて、お互いの意見が合致した時にそういうこと行動は共にすればいいと思ってます。(ぶっちゃけ、好きなことはお互いに勝手にやってて、人間特有の孤独感を感じないために一緒にいるぐらいまで割り切ってる関係でいいと思ってます。)

自分語りがすぎました笑 僕は極端すぎるかもしれませんが少なからずそういった考えの人が増えてるからこそ、さらにこの本は支持されるんだと思います。

◆おまけ(オタクならでわ理解できるこの本の面白さ)

最後に本当におまけ程度ですが、この本のおまけ的な面白さの紹介です。
内容ももちろんですが、作中ではたくさんのアニメ、ラノベー、ゲーム、漫画などのキャラの名前が出てきたり、ちょっとパロディされたような表現がされています。個人的にはこれめっちゃ面白かったです。わーそのキャラの名前出してくるか!とか、そんなところ本当に一部の人しか割らんやろとか思うパロディがあったりとすっげぇ楽しめました。作者確実に重度のオタクですね笑
アニメ、ラノベ、漫画、ゲーム好きのいわばオタクと言われる人種には本当に面白い作品だと思います。

以上、結構長い文になっちゃいましたが、最後までみた方いただけたら本当に嬉しいです。
改めてですが、いわば”オタク”と言われる人種には本当にみて欲しい作品です。

まだ2巻までしか出てないのでサクッと読めます。よかったらぜひチェックしてみてください。
何かしらお役立ちできる情報発信ができていたら嬉しいと思います。

最後まで見ていただきありがとうございました!!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?