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『等身大の自分』を認めるのはとても難しい話


よく「等身大の自分」を認めようということを耳にします。

「等身大の自分」って何?といつも思います。

「等身大の自分」は背伸びしていない今の自分のこと?
「等身大の自分を認める」とはそんな背伸びしていない自分を認めることでしょうか?

もしこの解釈で合っているのであれば、「等身大の自分」を認めるのは相当難しいことではないでしょうか。

私たちは今の自分を否定して変わろうとする

何故「等身大の自分」を認めるのが難しいかというと、今の自分(=等身大の自分)を認めたらそこに満足して変化することを辞めてしまうからです。

例えば『太っているから痩せたい!』と思っているAさんがいたとしましょう。
『太っているから痩せたい!』と思うのは、Aさんはが太っている自分(=等身大の自分)を変えたくてダイエットして痩せたいと思いますね。

Aさんが
『ダイエットなんて面倒だからこのままでいい!』
『ダイエットよりもおいしいものをたくさん食べたい!』

と思えば『痩せたい』なんて思いません。
これは太っていることを受け入れています。

一方で、
『痩せて異性にモテたい』
『ダイエットに成功して周りを見返したい』
『痩せてきれいになりたい』

こんな風に痩せたいと考えた場合は、太っている今の自分を否定して変わろうとしています。
これは太っていることを否定しています。


太っていることを肯定しようが否定しようが、どちらも正解です。
人によってスタンスや考え方が違うので、答えはありません。
ですが、太っていることは世間一般的には良くないとされており、健康のリスクやけがのリスク、見た目の問題もあります。

同様に
「お金持ちになりたい」➡お金持ちではない今の自分を否定する
「立派な家に住みたい」➡立派な家に住んでいない今の自分を否定する
「可愛い彼女、格好良い彼氏が欲しい」➡理想のパートナーがいないこと今の自分を否定する


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夢や目標も達成できていない今の自分を否定しないと生まれません。
なので、「等身大の自分」を認めるのは案外難しいなぁと思います。

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今の自分を否定しすぎると疲れる

夢や目標を実現するために今の自分を否定するのも大切ですが、否定しすぎると疲れます。

『もっと頑張らないと!』
『もっと上手にやらないと!』
『私が頑張らないといけない!』
『何でこんなこともできないのか、私・・・』

『同僚はもっと上手にやっている・・・』

これらの言葉は自分を奮い立たせるために有効な言葉だと思いますが、使いすぎると自分の首を絞める諸刃の剣にもなります。
私はこれらの言葉を自分にかけすぎて、精神的に参ってしまいうつになりました。
何でも自分が頑張ろうとする責任感の強い方や、真面目な方が陥る可能性が高いと思います。

ではどうすればよいのか?

✅『ダメな自分や未完成の自分』を適度に許し、自分のミスや失敗に寛大になること。
『今の自分』はここまでしかないできないと認めること。

これらを踏まえた上で、これから何をするのかを考えるようにしましょう。
もし、自分が立てた目標が高すぎるのであれば、目標を下方修正することも大事です。
『達成できない高い目標』よりも『絶対に達成できる低い目標』の方が絶対に大切だと私は思います。
どれだけ目標が低くても達成できれば自分への信頼貯金が増え、もっと高い目標に挑戦しようと思いますからね。

自分と向き合い、適切な目標を立てて毎日少しずつこなしていきましょう!
そのためにはときに自分を否定し、ときには自分を肯定することでバランスを保つとよいのではないでしょうか。

※最後に

今回は『等身大の自分を認めるのはとても難しい』というお話をしてきました。

✅このお話の要約

・『等身大の自分』とは背伸びしていないありのままの自分のこと。

・『等身大の自分を認める』とは背伸びしていないありのままの自分を認めること。

・私たちは今の自分を否定して変わろうとする

・今の自分を否定しすぎると疲れる

・時には自分を肯定し、時には自分を否定するバランスこそが大切


以上です。


いつも読んでいただき ありがとうございます



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