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応募数400件/月over!Wantedlyで圧倒的な成果を上げるための5つのコツ【Wantedly Award 2023 TOP 100 Teams選出!】

SAKIYOMI人事部長の樋田(といだ)です。

この度、『Wantedly Award 2023』 TOP 100 Teamsにノミネートされ、FUZE2023というイベントに招待されました。

選出していただいた背景などは残念ながら不明ですが、ノミネート企業群を眺めてみると錚々たる顔ぶれであることだけは確かですので、こういった賞をいただけたことは本当に嬉しく思います。

弊社はInstagramマーケティングの支援会社でして、インスタ運用に関するさまざまなノウハウを無料にて対外発信をし続けるというコンテンツマーケティングの手法を採用しておりますゆえ、やはりWantedlyにおいても同様にノウハウを大量発信することに意義があるのだろうなと思います。

しかし過去を振り返ってみますと、それほど大層なこともしておらず、初動の3ヶ月間でシンプルな「5つのポイント」に則って実行したことが、こうして実を結んだことを実感しております。ということは、まずは本日私が記載することを多くの方に実践していただくだけで、タイトルにも記載した「応募数が400件/月over」という成果を誰でも導出できるということ。

可能な限り再現可能なレベルまで言語化したつもりですので、ぜひ最後までご覧いただき、弊社のノウハウが多くの企業の採用活動に貢献できることを祈っております(Wantedly運用支援をやっている会社様、ごめんなさい)

※また、今回共有する内容は最初の3ヶ月に取り組んだ5つのことを紹介したものですので、また次回以はそれ以降に取り組んだ内容について発信したいと考えております!

「株式会社SAKIYOMI」が右の上から5つめに!ありがとうございます!!

はじめに:Wantedly運用の勝ちパターンはコレ以外存在しない!

SAKIYOMIのwantedlyより

正直、Wantedlyで大量のエントリーを獲得するなら、勝ちパターンはコレしかありません。これ以外で勝っているパターンとしては「メルカリ」「サイバーエージェント」「DeNA」といったブランド力と認知度で人をぶん殴れるような企業だけ。SAKIYOMIもそうですが、一部の市場でしか認知が取れていないような企業であれば、とにかく以下の戦略がベストだと考えています。

  • ①当たる求人を大量更新の中で探し当てる

  • ②それを見つけたら定期的にそれをコピーし続ける

  • ③ペルソナが会社に求める内容をストーリー記事に起こす

この方法がベストですし、SAKIYOMIの場合はこれを「複業クラウド」という別の媒体にも横展開し、複業クラウド経由でも毎月350応募ほどが獲得できています。しかも、それぞれの媒体費用はWantedlyが35,000円、複業クラウドは50,000円という破格のコスパの良さ。ぶっちゃけ、ベンチャー企業が採用に本気で取り組むならWantedlyで勝ちに行くのが最善でしょう。

ではここからは、勝ちパターンごとに押さえておきたいコツを5つ解説していきます。


コツ①:タイトル決めに徹底注力。そして、絶対に自分で考えてはいけない!


SAKIYOMIがWantedly運用でPDCAを回したのは、ぶっちゃけタイトルだけです。そして、タイトルでさえも、ほとんど自分で考えてはいません。抑えていたのは以下の点です。

①たくさんの人がPDCAを回してくれている
②文字数に限りがある、可能な限り惹きのある構成を意識

①たくさんの人がPDCAを回してくれている

①は候補者のつもりになってWantedlyを眺めてみれば、一目瞭然です。条件を自分が採用したいポジションにセットし、実際に検索をかけてみましょう。

(画像は「セールス・事業開発」「フリーランス・副業」で検索をかけたもの)

並び替えを「おすすめ」にセットすると、このような形で検索条件に合致した求人がひたすら表示されます。よく見てみると「8人がエントリー」という記載が目に止まります。ありがたいことに、その検索条件で絞った中でよく応募されている求人がこれでわかる仕様なんですね。

もちろん、上記の検索条件だと幅が広すぎてしまう恐れがあるため、フリーワード検索にて「SaaS」でも「法人営業」でも入れていただいたら、さらに絞られた状態で「エントリー数の多い求人」かつ「自社の採用ポジションとマッチした求人」とが表示されるでしょう。

ここまでくると「あぁ、こういうタイトルの求人が伸びるんだなあ」ということが見えてきますよね。それらの求人群から「伸びる要素」を抽出して自社の求人に盛り込めたらOK。自社と状況が大きく異なるものは省いた方が良いですが、それほど外れていないものであれば積極的にワードとして使用してしまいましょう。

とにかく自分で考えるよりもトレース。先人たちがたくさんPDCAを回してくれているので、そのPDCAの内容を使用しない手はありません。使い古された言葉ですが「TTP(徹底的にパクる)」を意識してタイトルを考えていきましょう。

②文字数に限りがある、可能な限り惹きのある構成を意識

②はコピーライティングの原則かもしれませんが「フック」と「ベース」という考えをWantedlyのタイトル決めにも活かしましょう。フックは名前の通りで「惹きつけるためのコピー」、ベースは「伝えたい内容の基礎」を指します。例えば、以下の画像ですと

フック=仕事もプライベートも充実
ベース=人生を100%楽しむ広告コンサル志望を募集

という棲み分けです。

必ずしも「この構成にしなければならない!」ということではありませんが、人間が一瞬で処理できる情報にも限界があり、「フック(10~15文字程度)で目に止め」「ベース(15~20文字)で内容を理解させる」と、役割を分けてあげた方がより伝わりやすいことは明白です。


コツ②:アイキャッチは「かわいいがいっぱい」が正義

僕がこれまでにWantedly運用をしてきた中で、正直アイキャッチ画像の重みづけはそれほど大きくないと感じています。が、絶対的にこれが正義であり、可能ならばこれを抑えておけ、というものが2つあります。

①女性
②複数人

冷静に「考えたらそりゃそうだよね」というものなのですが、

「男臭い会社よりも、女性がいる華やかな会社の方が惹きがある」
「みんなでワイワイ楽しそうな雰囲気の方が惹きがある」

ですよね。それをわかりやすく伝えるための方法がアイキャッチで「男性<女性」「単体<複数人」の使用。実際にSAKIYOMIも女性をアイキャッチで使用した方がエントリーが増えますし、1人よりも複数人が映っているアイキャッチの方がエントリーが増えていることが確認されています。

性差的な話にもなりかねないのであまり文章を多めに割きたくはないのですが、正直ここはPDCAを回すというよりかは、無思考でこのナレッジを利用してしまうのがベターかなと。


コツ③:「最高の1記事」を育てようとしない

Wantedlyを眺めていると、1ポジション1求人で進めている企業が大半を占めているように感じます。確かにこれは「綺麗な戦い方」なのですが、採用の現場において、ビジネスの現場において「綺麗な戦い方=勝てる戦い方」とは一概には言えません。

SAKIYOMIも一時期その「綺麗な戦い方」に焦点を当てたことがありましたが、ほとんどエントリーが取れませんでした。ということもあり、完全にやり方をシフト。原則は以下の通りです。

  • 1ポジションは常時3本以上の求人が公開されている

  • 毎日求人を更新

  • バズった求人が出たらそれをひたすら複製

SAKIYOMIの週次ルーティンは以下のようになっています。

月曜日:マーケター×3求人
火曜日:デザイナー×3求人
水曜日:フィールドセールス×3求人
木曜日:インサイドセールス×3求人
金曜日:ライター×3求人

曜日で出す求人を決めているので、ぶっちゃけアシスタントさんでも、事務員さんでも対応が可能になっています。人事さんがこれを毎日やる意味もないですから。

この更新スタイルの利点はいくつかあります。

①1求人のPV数は少なくとも、求人数を担保するだけで全体のPV数が担保される

SAKIYOMIの月間PV数はおよそ13,000ほど。しかし、求人あたりのPV数を見ていくと、100に満ちていないものが大半です。別に1求人で大勝ちしなくてもいいんです。だって、13,000PVはインパクトありますよね?笑

②単純接触効果で圧倒できる

心理学の「単純接触効果」をご存知でしょうか。何回も接触したら、その人のことを覚え、その頻度が多ければ、知らない間にその人のことを信頼してしまっている、という現象のことです。テレビCMやタクシー広告が狙っているのはまさにこれですよね。

実際にWantedly経由で応募いただく方とお話をすると、よく言われるのが「検索かけたらSAKIYOMIさんしか出てこないので、きっとSAKIYOMIさんに応募するのが正しいんだろうなと思ってました」という言葉。理想的です。

どの企業もこの戦法をとっていないこともあり、自社が取りたいポジションにおいては圧倒することができています。やらない手はないですね。


コツ④:媒体ルールを鵜呑みにしすぎてはいけない!

こんなことをWantedlyの方に読まれるとやばすぎますが、それでも大切なことだと思うので書いちゃいます。Wantedlyにはいくつか守らないといけないルールがあります。「共感採用がモットー、条件面は書いちゃダメ」「住所はオフィスがあるところ」が最たる例ですね。

ただし、この辺はくぐり抜けないと採用ハードルに響いてきますので、なんとかしたいところ。SAKIYOMIではそれらに対して以下のような対策を打ち込んでいます。

①条件面はほか媒体との連携でクリアする

SAKIYOMIは複業クラウドという媒体を使用しており、そちらでは採用条件が細かく記載できる仕様になっています。Wantedlyの中には条件を記載できませんが、複業クラウドには掲載できる。であれば、Wantedlyから複業クラウドへの導線を引いてしまえばいいじゃないか!という結論に至り、以下のようなまとめページを作成しました。

https://www.wantedly.com/companies/radix-media/post_articles/485596

大量更新をする中で「どの求人に応募したらいいですか?」という声もちょうどいただいており、そのCXの悪さを改善するためにも作成しました。

②(リモート可なら)場所に囚われずに求人を出しまくろう

弊社は本社が大阪にありますが、リモートでの勤務が可能です。求人に「大阪」と勝手に記載されてしまうのですが、別に大阪での勤務は必須ではないんですよね。しかも、大阪だけでの母集団を狙うよりも、当然東京や神奈川、京都、愛知、福岡といった、明らかに人口の多い場所からの応募を刈り取りたいところ。

求人作成の4ステップ目のこの画面で、都道府県を「東京」とするだけで「東京検索」に引っ掛かるようになります。簡単にでき、かつ意外とインパクトのあるアプローチですので、ぜひ真似してみてください。


コツ⑤:ストーリー記事は必要に応じてでOK

SAKIYOMIのストーリー記事

Wantedlyの中に実装されている「ストーリー記事」という機能。どの会社さんも活用なさっていらっしゃいますが、ぶっちゃけ募集を大量に獲得するために使用するのはコスパが悪いです。おそらくWantedly内でストーリー記事を能動的に検索する人はいないでしょうし、Wantedly自体もそのような導線の引っ張り方は想定していないと思われます。

弊社もこれまでに大量のストーリー記事を作成してきましたが、ストーリー記事が大バズりして、そこからエントリーが大量に流れ込んできたという事例は確認できていません(あるとすれば、Twitterなどで回し、そこからエントリーが取れているパターン)

しかし、ストーリー記事の有用性は別の場所で感じております。
それを感じる瞬間は、面談の中で話に上がる「〇〇さんの記事を読んで、自分にも挑戦できるかもしれないと思ったから応募した」という声をいただくときです。

つまり、理想的な応募までの導線は以下のようになるのです。

⓪記事を大量に回し続け、候補者と接触するように仕込む(コツ③が該当)
①きらきらしたアイキャッチが目に留まる(コツ②が該当)
②タイトルに目が止まり、求めているものだと感じる(コツ①が該当)
③求人の中身を読む
④具体的なイメージを湧かせるために求人内に仕込んであったストーリー記事を読む(コツ⑤が該当)
⑤働くイメージが湧き、複業クラウドで条件面も確認する(コツ④が該当)
⑥応募する

要するに、ストーリー記事はあくまでも補助的な機能であり、ガンガン作成したら良いものではないのです。求人に応募してくださった方々が事前に求めているであろう情報を整理し、それをインタビュー形式で記事にする。事前に不安に感じているであろうものを吸い上げておき、それに答えるように情報を発信する。文字数も3,000文字弱で問題ありません。

あくまでも1本を作成してしまえば、あとはそれがどの求人にも使い回しが可能です。ストーリー記事にリソースを使うのではなく、あくまでもPV数が底上げされるようにタイトルに命を懸ける。補助的な情報が必要になったらストーリー記事を作成する。そのスタンスで運用に臨みましょう。


最後に:未上場ベンチャーならWantedlyが最強

いつでもここでお待ちしております。

・媒体の認知度
・媒体の利用者数
・月額で利用できる料金
・運用難易度の低さ
・機能の充実

どの観点で見ても、ベンチャー企業であればWantedlyを使用しない手はないでしょう。しかも、ここまでに書いてある内容をしっかりと実行し切ることができれば、確実に母集団形成を実現することも可能です。

「リソースがない」と嘆かれている企業や人事も多いですが、初動だけ形作ってしまえば、それ以降の運用はアシスタントでどうにか回すことができてしまいます。

どうか、今回の5,000文字が採用に困っている人事担当者さん、ベンチャー企業の経営者さんにとって有益な内容であることを心からお祈りしております!


◆積極採用中!SAKIYOMIのWantedlyページはこちら


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