さとーはるき

口語短歌書きます!

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最近の記事

恋愛短歌②

経験を積んでいくことでしか、恋愛面での成長は得られないように感じる。でもそれは同時に「慣れていく」ということでもあるよね。十分な恋愛経験を積んでしまったら、初恋の甘酸っぱさを思い出すのにも苦労するようになる。まぁでも青春に日々に感じた切ない気持ちを保存しておく方法はいろいろある。インスタで写真を投稿するなり、ツイッターで赤裸々に語るなり、短歌詠むなり。 ①「かっこいい」と君に言われて ついガッツポーズするかっこよくない男 素直に、かっこいいと言われるのは嬉しい。言われて嬉

    • 自選短歌②

      さっき受けた1限の授業で先生が言っていた。その概念を表す言葉がないからってその概念が存在しないわけではないと。 それで先生が言っていた例は、元カノから「結婚おめでとう!」とか「なんで君と結婚しなかったんだろ」とか言われると、なんて言ったらいいかわかんないけどモヤッとするでしょ?この感情を表す言葉はないけどこの感情はあるんだよ、って話だった。 自分が感じたものを言葉で表すのにも限界がある。でも自分がエモーショナルに感じた繊細な気持ちをできるだけ言語化していこう。短歌で!

      • 酒弱い短歌

        僕と初めて飲みに行く人は、僕がこう言うのを必ず聞く羽目になる。 「一切誇張無しに言うけど、俺は世界一酒弱い」 本当に少しも誇張はない。僕は少しも酒が飲めないのだ。少しでも飲んだら風邪と同じ症状が出てグロッキーになってしまう。 だから僕は居酒屋でも宅飲みでも飲み放題だろうが割り勘だろうがお構い無しにひたすらオレンジジュースを飲む。酒を楽しむ場で酒を楽しめない男はひたすら飲食をするだけである。 だからこそ見えるものはあると思う。この空間でシラフの人間は僕だけという状況にも

        • 卑怯な短歌

          創作活動において、作品が人の目に触れるというのはとても大事だ。諸説あるが、ゴッホは生前に自身の絵が1枚しか売れなかったというのは有名な話だ。しかし彼は現代で世界中にファンを持つ。より多くの人の目に触れれば、評価のされ方も違ってくるぽよ。 そんなわけで、読み飛ばされることも多い僕の短歌も、サムネ詐欺をするユーチューバーのごとく「人の目につく」ことを真っ先に意識すればみんなぼちぼち見てくれるのではないか。そんな思いで詠んだ、情景を詠むより注目を受けることを優先した「卑怯な短歌」

          恋愛短歌

          皆さんの初恋は何歳だろうか? ちなみに僕は、小1の時に隣の席の女の子とあわよくばキスしたいという感情を抱き始めて恋というものを知った。あの頃は純粋だった。 今や僕も大学生となってしまい、恋愛というものの形態が変わってしまった。純粋なものは遠くへ行ってしまい、愛・憎悪・性欲・嫉妬の渦巻く醜い恋愛観が形成されてしまった。 しかしだからこそ様々な感情が見えて面白いかもしれない。小1の頃の僕じゃ「キスしたい 夜も眠れない」くらいのことしか言えなかったはずである。あれから15年経

          いぇ〜い啄木見てる?

          小学校の頃教科書に載っていた短歌で、覚えている歌が2つあります。 ふるさとの訛なつかし 停車場の人ごみの中に そを聴きにゆく(石川啄木) たはむれに母を背負ひてそのあまり 軽きに泣きて三歩あゆまず(石川啄木) 1つ目は、故郷の方言が聞きたくなって人がいっぱいいるとこなら自分の故郷の方言を喋る人がいるんじゃないかと駅に行くっていう歌です。 2つ目は、ふざけて母をおんぶしてみたらその体重の軽さに泣けてしまい全然歩けねえ、って歌です。 なんで他人の歌を解説してるんでしょう

          いぇ〜い啄木見てる?

          自選短歌

          最近短歌書いてます。 とりあえず今まで作った短歌で気に入っているものを載せておきます。野暮ですが解説もいれます。 ①アパートに生えてる桜 君だけに見せてあげるよ買った春服 僕の住むアパートに桜は生えてないし、春服も特に買ってないです。でも俵万智のサラダ記念日だって7月6日に作ったのは本当は唐揚げらしいし創作活動に多少の嘘は方便じゃないですかね。緊急事態宣言が出て外出を控えた日々の中で、せっかく買った春服も見せる相手がいないのでしゃーなしに家の前だけで披露するという歌です