加藤航介 Kay Kato

日系外資の投資会社で資産運用を20年経験後、お金の研究を行うWealthPark研究所…

加藤航介 Kay Kato

日系外資の投資会社で資産運用を20年経験後、お金の研究を行うWealthPark研究所を設立。NISA、不動産、情熱の資産までユニークなお金の話を発信。米英で10年生活、世界30ヵ国で投資経験。米コロンビア大学MBA卒 ▷https://wealthpark-lab.com/

マガジン

  • ケイの投資のある日常

    日常の生活にある投資、様々な資産と向き合い感じたことを、徒然に書いていきます。

  • 英語の調査レポートから知るお金のリテラシー

    世界の様々な機関から出ている英語の調査やホワイトペーパー。とはいっても、皆さん、そんなの読む時間が無いと思うので、日本語で概要をまとめていきます。

  • 投資を人生の友にしよう!

    個人と社会を豊かにする投資、日本人が進むべき資産運用、投資のイノベーションなど、お金と投資に関する教養をしっかり書いていくコラムです。

  • パッション・アセットの世界を知ろう

    アート、ワイン、ウイスキー、木材、時計からベンチャー投資まで。社会を彩る知られざる「情熱の資産」について語ります。

最近の記事

2024年「世界幸福度ランキング」とカラッカラな人生

先日、世界の幸福な国についての話を聞く機会があり、今日はハピネス論について書いてみます。私、幸福をテーマとした話はとても好きです。個人的に大事にしていることは「自分の幸せは自分で決める」こと。具体で言うと「お金、肩書、見た目の人と比べ易い3つに幸せを求めない」ことです。 古くは宗教が人々の幸福に強く関わっていて、それを引き上げた宗教は人類の大発明といえると思います(お祈りすること=自分を救う、という概念にまで落とし込んだのは本当に凄いと思います)。自然科学が発達した現代にお

    • 外国籍の新入社員にiDeCoを勧めるべきか?

      4月、新しいスタートの季節です!!今年も私が所属するWealthParkには新入社員が4名入ってきてくれました。2名が日本国籍、2名が外国籍。会社全体160名の半分が外国籍の人材なので良いミックスだと思います。 もう一人の同時入社の方と合わせて5名に向けて、私からも3時間超の新人研修をしました。話した内容は「投資という活動の社会における大切さ」、「投資を人生に実装する大切さ」、「投資の歴史」などです。オリジナルのボードゲームをやってもらったり、ディスカッションをしたりと、積

      • 投資は利他的で寄付が利己的?

        東洋経済オンラインで新記事がアップされました。今回は寄付と国際医療ボランティアについて書いています。 https://toyokeizai.net/articles/-/743531?page=6 これは自信をもって言えますが、お金の投資だけを学んでも、本当の投資リテラシーは上がりません。本当に全く。。むしろ知識が偏ってしまって、人生に投資を実装するのが難しくなってしまうのではとさえ思います。 投資と投機の違いを理解することは大切でしょう。そして投資と寄付の違い、投資と選

        • ワインが投資になるって聞いたのですが・・・⑤

          前回記事はこちら↓ ケイ:なお、①のワイン投資においては、業者からワインを購入する時、売却する時、共に、ワインの流通業界における「卸値」で取引をするのが基本です。具体的には、ワイナリーの出荷価格に5〜10%程度の卸業者のマージン(利益)を乗せた価格に、倉庫までの輸送量や各種税金などを加えた金額が、個人の投資価格になりますね。その後の保管料は、場所によって異なりますが一本100円/年〜といったところでしょうか。日本の倉庫に保管する場合は、地震対策が完璧にできている必要があるの

        2024年「世界幸福度ランキング」とカラッカラな人生

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        • 英語の調査レポートから知るお金のリテラシー
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          9本

        記事

          その④海外富裕層の調査レポートから学ぶ「お金のリテラシー」

          アジアの富裕層やファミリーオフィス※にサービスを提供するロンバー・オディエ社の調査レポート、の解説の第4弾です。 "The long game: Understanding APAC HNWI's real goals" 訳:「長期ゲーム:アジアの超富裕層の真のゴールを理解する」 第一弾はこちら。第二弾はこちら。第三弾はこちら。今回も読者にとって有益な情報と思えるものを、紹介していきます。460名の日本を含む、アジアの富裕層へのアンケートに基づいています。 さて、次はプ

          その④海外富裕層の調査レポートから学ぶ「お金のリテラシー」

          新NISA"から見える「京都・西陣織」、我々に必要な投資リテラシーとは何なのか?

          先日に東洋経済オンラインからリリースされた前編と中編に続き、第3弾の記事をリリースしました。 新NISA"から見える「京都・西陣織」復活、3つの解 日本人が今こそ磨きたい「投資リテラシー」は? 西陣織の素晴らしさと、産業として非常に厳しい状況におかれている中での進むべき道を考えてみました。 “たとえわずかな金額でも、個人が何らかの意思を持ってお金を振り向けることが、社会を大きく変える可能性がある”“仮に先5年、新NISAに向かうお金の1000分の1が西陣織産業に向かえば

          新NISA"から見える「京都・西陣織」、我々に必要な投資リテラシーとは何なのか?

          ワインが投資になるって聞いたのですが・・・④

          前回記事はこちら↓ ケイ:そして、先々のファインワイン価格がどうなるか、皆さんが一番気になるところかもしれませんが(笑)、その根本は「投資の本質」に戻ります。ファインワインが、世界中のより多くの人に受け入れられ「人々の豊かさと幸せ」を増やしていくのか、ですね。ファインワイン産業に魅力を感じるのであれば、消費者として「飲む」という形での参加に留まらず、ファインワイン産業に「貯蔵する事業家」として参加するのは、良い選択と思いますよ。投資というのは、ある産業へ事業家として長期で参

          ワインが投資になるって聞いたのですが・・・④

          1500年の伝統がある「西陣織」は消滅してしまうのか?

          先日に東洋経済オンラインからリリースされた前編「世界が憧れる京都「西陣織」はエルメスになれるか」に続き、第二弾の記事をリリースしました。 中編:「1500年の伝統「京都・西陣織」まもなく消滅するか」     世界も憧れる「日本の伝統工芸」の"最大の危機" 誉田屋源兵衛10代目と4時間ほどお話しさせてもらい、西陣織の素晴らしさを理解しました。ただし、産業として非常に厳しい状況におかれていることも分かりました。これは西陣織だけでなく、日本のかなりの伝統工芸で同じ状況にあると思

          1500年の伝統がある「西陣織」は消滅してしまうのか?

          新NISA開始後「月1兆円」の社会と家計への長期インパクト

          2024年に新NISAが始まり、1月と2月の日本における投資信託への資金流入は、両月とも1兆円超えました。両月とも過去20年の月次での数字で5本の指に入る大きな動きです🖐️ ただ1兆円と言っても金額が大きすぎイメージが湧かないと思うので、個人での月額といったイメージが湧きやすい数字に修正して、このインパクトを考えてみましょう。 まず、1兆円を昨年末のNISA口座数2000万口座(推定。目下、激増中)で割ると、月5万円/1口座、投資信託が買われたとなります。1年では60万円

          新NISA開始後「月1兆円」の社会と家計への長期インパクト

          世界が憧れる京都「西陣織」はエルメスになれるか

          先日書いた記事、「西陣織はパッションアセットになるのか?」で頭出しした京都で西陣織の取材に行ってきました。いやはや、紛れもないパッション・アセットでした!! 誉田屋源兵衛10代目と4時間ほどお話しさせてもらい、昼飯には出前の鍋焼きうどんを食べながら、織元と工場の見学というフルコースでご案内をいただきました。もう言葉にできないぐらいの情報量で、感動したことも多く、とにかく勉強になりました。下の方です。カッコ良すぎますし、本当に気さくで素晴らしい方でした。 その時の取材記事を

          世界が憧れる京都「西陣織」はエルメスになれるか

          ②米ドル建て個人年金保険を8年で解約。全てを丸裸にしてみた!

          さて、前回までで、この保険の幹の部分を米ドルベースで可能な限り丸裸にしました。さらに分析をすすめましょう。 次は、保険料控除を加えてみましょう。保険を買われる方の多くは、一定の控除を期待されていると思いますし、少額ながら実際に税金が安くなります。これはどのような影響があったのでしょうか。 年金保険料控除の所得税4万円と住民税2.8万円の枠に、所得税と住民税の限界税率が30%として計算します。すると、1万円の保険料に対して税金が1700円程安くなり計算になり、実質負担の保険

          ②米ドル建て個人年金保険を8年で解約。全てを丸裸にしてみた!

          ①米ドル建て個人年金保険を8年で解約。運用結果を丸裸にしてみた。

          毎年、確定申告の時期には保険商品の書類を整理しますが、気づくと直接・間接含めて、色々な保険に入っているのだと思わされます。私の場合、今、こんな保険にカバーされています。 ①持ち家の火災・地震保険(付帯の自転車保険等) ②住宅ローンの団体信用生命保険・付帯の医療保険 ③収益不動産の火災保険・地震保険 ④クレジットカード付帯の旅行・盗難保険 ⑤米ドル建て個人年金保険 ⑥自費のガン治療の実費補填の保険 私は車持ってないので、自賠責や自動車保険はありませんね。 一般に保険に入り

          ①米ドル建て個人年金保険を8年で解約。運用結果を丸裸にしてみた。

          その③海外富裕層の調査レポートから学ぶ「お金のリテラシー」

          アジアの富裕層やファミリーオフィス※にサービスを提供するロンバー・オディエ社の調査レポート、の解説の第三弾です。 "The long game: Understanding APAC HNWI's real goals" 訳:「長期ゲーム:アジアの超富裕層の真のゴールを理解する」 第一弾はこちら。第二弾はこちら。今回も読者にとって有益な情報と思えるものを、紹介していきます。460名の日本を含む、アジアの富裕層へのアンケートに基づいています。 さて、次の調査では、サステイ

          その③海外富裕層の調査レポートから学ぶ「お金のリテラシー」

          カンボジア医療から「利己と利他」を学ぶ

          前回の「医療小児ボランティアから学べるお金の教育について」の続きです。ミャンマー、カンボジア、ラオスなどで国際医療ボランティアを手掛けているJapan Heartの創設者の吉岡さんの本について続きを書きます。本当に良い本でした! 繰り返し、吉岡さんは1995年から外科医として海外で活動されており、JapanHeartは現在まで30万件の手術を行っています。特に先進国では8割が治ると言われている小児がんは、これらの国では2割の子供しか助かっておらず、同組織はその支援では絶大な

          カンボジア医療から「利己と利他」を学ぶ

          医療小児ボランティアから学べる「お金の教育」について

          前に書いた「投資への誤解を考える」で紹介した、ミャンマー、カンボジア、ラオスなどで国際医療ボランティアを手掛けているJapan Heartの創設者の吉岡さんの本について続きを書きます。本当に良い本でした! 吉岡さんは1995年から外科医として海外で活動されており、JapanHeartは現在まで30万件の手術を行っています。特に先進国では8割が治ると言われている小児がんは、これらの国では2割の子供しか助かっておらず、同組織はその支援では絶大な功績を上げています。 以下、少し

          医療小児ボランティアから学べる「お金の教育」について

          カンボジア不動産の面白さ!

          さて、前回の記事で外国の不動産を個人ポートフォリオに加える意味合いについての話をしましたが、今回は実際に見学に行ったカンボジア首都のプノンペンの不動産の話をしていきます。 まず、めちゃくちゃ面白かったし、お金のリテラシーが高まりました。不動産は、その社会を映し出す鏡そのものなので当然ではあるのですが、旅行するにしても、地球の歩き方の後半やJETROのサイト、ネットニュースなどにある国の解説を見るに加えて、一つでも不動産を見るプロセスを加えると、 その理解に手触り感がでます。

          カンボジア不動産の面白さ!