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5年ぶりに自分の信用情報を取り寄せてみた②

続き記事です。前回の記事はこちら。


<3社の開示された内容の違い>

さて、これは昔も感じましたが、開示のフォームが3社でバラバラなので、結構読みにくい。。。そして、上記の3社によって私の信用情報の記載内容は全く異なっていました。もちろん被っているものもありますが、記載されている借入の本数や開示された情報はかなりバラバラです。

昔もそうだった記憶はあったものの、今回、改めて問い合わせてみて、あまりにもその中身が異なっていることは、私としては驚きでした。3社に登録されている貸金業社がそれぞれ異なるという説明なのですが、こうまで違うものかと。。。

ネットにおいて3社違いを検索してみると、クレカや消費者金融はCICとJICC、銀行はKSCの情報が集まるとの事ですが、自分のを見る限り、本当にバラバラ。。。

結論は3つとも取り寄せないと自分の情報はわからないということを実感しました。私が金融機関の融資担当者であれば新たな貸出をする前には、かならず3つとも取り寄せようと思いました。

<自分のクレヒスを見ての行動>

自分のクレヒスを見ての感想は、まず発行しているクレジットカードの数が多いなと反省。。。遅延の記録などは無いのでホッとしましたが、お金の管理という面で、クレカが多すぎるのは良いことだとは思いません。

そして、電話やネットの案内で「キャンペーン中」との誘いに乗って開いた消費者金融ローンの口座が、いくつか残っていました。このキャンペーンは、金利負担ゼロの期間中にいくらか借り入れると数万円相当のポイントがもらえるという類のものだったのですが、こんなの作ったっけ?とすぐ思い出せないような口座も残ったりしていました。これもお金の管理という点では良いことではありませんね。

その結果、クレカを2枚解約、消費者金融ローン口座を3つ閉鎖しました。なんというか身軽になって必要なものだけが残して、心がスッキリしました。

また、メタ認知(周りからどう見られているのか)になるのですが、「私自身が金融機関からこのように見られている」という姿を書面で客観的に見れることは、それなりに有意義だと思います。やはり見られ方が良いに越したことはありませんので。

不動産賃貸事業などでお金を借りる場合は、特に初見の銀行の場合は、とにかく綺麗なクレヒスがものを言います。一社会人として、こちらも気にしていきたいですね。

<信用調査会社が存在する社会的な意義>

世の中の商取引は「信用」をベースに行われています。個人で小売店舗でお金を使うということも、日本銀行券という信用証書を買い手と売り手がお互いに信用しているからこそ成り立ちます。企業間の仕入れや販売も、売掛金、買掛金という形で、お互いの信用をベースに、数ヶ月分後に支払いをまとめて行う形で行います。銀行間口座による決済も信用で行われます。

クレカも一定の収入や資産がある人にクレカ会社が信用を与えることで、その信用をベースに知らないお客さんが店舗にきても物を売るという行為が成立します。住宅ローンや事業などでお金を借りる時も、信用がベースになります。

つまり「信用」という概念が存在しなければ、世の中は極めて不便なものになってしまうし、経済全体の活動は相当に制限されてしまいます。そして世の中の個人や企業などに、適切な信用を与える、過度な信用を与えないという仕組みが、円滑な経済のためにとても重要になります。信用情報機関は、この役割を果たしています。

中国では、政府が収集したデータに基づいて、全国民をランク付けし、「信用度」をスコア化するシステムを持っています。中身はブラックボックスですが、SNSの発言や、買い物の癖なども反映されているという噂です。このスコアに応じて賞罰を与えたり、人々の行動を合理的に道徳的にしたり、健全な社会を構築しようという政府の考えもありますが、政府が国民を監視している制度ということで、警戒もされています。

今回はこの辺で。今後も数年に一回ぐらいは、三社で2500円かかりますが、クレヒスを取り寄せてチェックをしていきたいと思います!!


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