わたし、やっぱり"ストレート"じゃなかった

こんにちは、豆乳きな子です。
今日はどうやって自分が"パンセクシャル"だと自認したのかということについてゆるゆるとお話したいと思います。
自分がいわゆる"ストレート"、"異性愛者"じゃないと気づけたのは、いまの恋する相手(女性)に出会ったからです。さて、そんな私のアイデンティティが崩壊した事件について。笑

でもその前に、”パンセクシャル"だと気づくまえの私はどのように自分のセクシャリティを自認していたのかというお話をすこしさせて下さい。

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「100%ストレートだと言い切ることができなかった」

ずっと、なんでみんなが自分のことを"異性愛者"だと言い切れるのか、わからなかった。

これまで恋をした相手も、付き合った相手も男性だった。だから周りから見たら私は紛れもなく"ストレート"だったはずだ。でも、わたしはずっと「この先、ものすんごい魅力的な"女性"が現れたら、わたしはその人のことをきっと好きになる」と思っていた。
でも、そんな"女性"はなかなか現れなかった。
もちろん、私の周りにいる女友達は言葉どおり素敵だ。
素晴らしすぎて敵わない、と思うほど。
でも、恋愛感情で好きだとは思ったことがなかった。

だから、私は自分のことを「バイセクシャルの可能性をもっているかもしれない」と思い、"バイ　キュリオス"だと形容していた。でも、わざわざ「バイかもしれないけど、女の子を好きになったことはありません」と言う場面もなかった。だから、答えを出す必要もなく、23歳のおわりまできた。

自分のセクシャリティがパンセクシャルであるということに気づくことができ、しかもそれを受け入れしっくり来ている今は、いままでなんとなく抱いていた感覚に名前がついたことで安堵している。

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「好きになったひとが、女の子だった」

これがいまの私の感覚。
いま私の恋する相手は女の子。
彼女が女性だから好きになったわけではない。
ものすごく素敵だと思った、私と同じように名前を持っているその人が、たまたま女性だった。まず、その人という存在があって、そのあとにその人のジェンダーやセクシャリティがついてくる。そんなかんじ。
この感覚、わかってもらえるだろうか...？

そう、「とんでもなく魅力的な"女性"が現れたら好きにならない自信はない」とおもっていた「とんでもなく魅力的なそのひと」に出会ってしまったのだ。
そして私は幸運なことに、その人から矢印を向けてもらえた。彼女は、レズビアンだった。
彼女が私にレズビアンであるということを明かしてくれたとき、私は「バイキュリオスなの」と言った。そして、女の子を好きになったこともなければ、確信が持てないということも。
友達から始まったわたしたちは、一緒に過ごした時間のうちの大半を友達として過ごした。
私達には別々の気になるひとがいた。

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「お互いに矢印が向くようになった事件」

わたしの人生に、新たな色が加わった日。
あの日がなかったら、私は自分のことをパンセクシャルだと自認する機会に巡り合うことはなかったかもしれない。
そう思うほど、事件というか完全にハプニングだった笑
それがどんなハプニングだったのかという詳細はここには書けないけれど、わたしたちは"一般的"に"恋人たち"がする事柄をした。

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「わたし、やっぱりストレートじゃなかった」

そんなハプニングがあった翌日の私は妙にあっけらかんとしていた。
そして、あーやっぱりね(笑)と感じていた。
ストレートじゃかった、と気づかせてくれたのがその人で良かった！と心底思っていた。
「女の子とできた」じゃなくて、「その人とだからできた」だった。
「自分がパンセクシャルなのか、バイセクシュアルなのか分からない」とアイデンティティが崩壊していたときも、SEXの定義が崩壊したときも、その人は向き合ってくれた。だから、私は痛みを伴うことなく自分のセクシャリティを受け入れることができた。
今後彼女との関係がどうなろうとも、彼女に対しての感謝は変わらないし、これからもずっと私の人生に新しい色を加えてくれた人として想い続けると思う。

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これを読んでいる方がどんなセクシャリティなのかは分からないけれど。
これから同性を、異性を好きになるかもしれないと思っている方もいるかも。そして、これからも誰のことも好きにならないと感じている人もいるかもしれない。

誰がだれを好きにっても、好きにならなくても、いいと思う。
いつだってみんなカラフルだし、お互いの色を美しいと感じられるような社会になってほしいとつくづく思う、自分がセクシャリティだと自認してからの日々です。

2019.02.10 
雪の降る寒い日に、2ヶ月前夏の海の上で起こったハプニングに想いを馳せて。豆乳きな子

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