【投機の流儀 セレクション】2003年春のSARS騒動の既視感は今回通用しない
新型コロナウイルスは所謂「ブラックスワン」と言うほどのものではない。類似事件で概ね同規模の急性肺炎でSARS騒動というのが2003年春にあった。この時は日経平均が平成バブルの史上最高値から5分の1になる「失われた13年」のプロセス(89年12月末3万8915円→2003年春7,600円台)での下げ過程の終盤から起こり、株式相場はそのまま大底を突いてその騒動の最中に小泉郵政改革相場の2倍半の大相場(7600円→4年で18261円)の上昇に向かった。
但し、この既視感は今回の騒動