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投機の流儀 セレクション

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メールマガジン配信大手の「まぐまぐ」で好評を博し、堀江貴文氏(ホリエモン)と並んで2年連続「メルマガ大賞」を受賞、殿堂入りした週報「投機の流儀」。 人生の前場をセルサイドとして、…
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#新型コロナウイルス

【投機の流儀 セレクション】同じ型のバブルは二度とない

現在がカネ余り相場であることは間違いない。コロナ禍による経済破壊を防ぐために政府が意図的に出した過剰流動性相場である。したがって、意図されたバブル、合理的バブルなどという言葉もある。ただ、平成初年のバブルと違ってカネ余りは株式市場に集中していることだ。平成のバブルは125万円で募集したゴルフ会員権が4~5年先には6000万円で売買されたり(6千万円で募集しているというのではなく仲介業者が売買した。筆者も125万円で買った三井の森・蓼科ゴルフ倶楽部の妻の名義の分は4650万円で

【投機の流儀 セレクション】後年「コロナバブル相場」と呼ばれるであろう今の相場はいつ迄もつか?

バイデンが提唱してきた企業と富裕層への増税がトリプル・ブルーで成立しやすくなった、こういうネガティブな面は見て見ぬふりをして「いいとこ取り」して株価はここまで進んできた。「需給に勝る材料なし」だ。 コロナ関連融資はコロナの収束の見通しが始まると同時に融資縮小の見通しが始まる→コロナバブルの株式相場の潮流に変化が起こる可能性がある。 コロナ収束の見通しが広がれば過度な財政・金融の支援が正当化されなくなる。 現に、現在は法定準備率の34倍の現金が銀行にあるという(日銀の発表だか

【投機の流儀 セレクション】「人工的に策されたコロナのパンデミック」説

note読者の皆様へ 通信の不具合により、昨日の投稿ができませんでした。 お詫び申し上げます。 まことに申し訳ありませんでした。 以後このようなことがないよう、常にメンテナンスをいたします。 今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。 これについては人為的に発生させたという説がある。その目的はトランプ撃退と政治的利権とワクチン会社の利権が背景にある。中世ペストのパンデミックのときには投石器(古代アルキメデスが開発したとされる、巨大なテコを使って大きな石を敵陣に投げ込む機会の

【投機の流儀 セレクション】基本的な「心得」はこれだ、「天井売らず。底買わず」

大底を確認するまでは一切買わないというアクションコースの選択は聡明でないと思うし、長期投資の原理原則とも外れよう。それは、「我こそ真の大底を買う者なり」という大言壮語の気取りである。そういう人は買いそこなう。買ってからしばらく評価損を抱えながらナンピン買いを続行する意志力を行使しなければ「大底圏内」は買えないものだ。そのヤセ我慢と意志力こそが市場で儲ける資格ある人となろう。筆者は「まさしく、どんぴしゃりで大底を買う」などと気負ったことは一度もない。「大底圏内」がいいのだ。本稿

【投機の流儀 セレクション】東京五輪が中止になればコトは大きい

【配信遅延のお詫び】 いつも山崎和邦の投機の流儀をご愛読いただきまして、ありがとうございます。 今号は昨日配信予定でございましたが、配信設定に不備がございまして、配信が遅れてしまいました。 誠に申し訳ございませんでした。 今後は再発のないよう、配信セットの確認を厳重に行うようにいたします。 今後もどうぞ山崎和邦の週報をよろしくお願いいたします。 3月1日号の第1部(5)で次々の大イベントが「観客無し」を決定しているが習近平来日延期が山場になるだろうと述べた。それは4日で終わ

【投機の流儀 セレクション】上海株総合指数のインチキ性

2月4日に春節の連休明けで開いた上海証券市場は大幅急落で大きな窓をつくって始まった。その後3本の短い陰線があっただけで、連続陽線を12本示現して窓を埋めてなお高いところまで戻ってしまった。 しかし「相場は相場に訊け」はこの際は通用しない。もし通用するならば、中国経済は短期間で復活するということになる。ここで筆者が金科玉条としてきた「相場は相場に訊け」が上海指数については否定するのは、中国共産党が売り注文を一切禁止してこの戻り相場を強制的に示現したからである。 普通は、先進国な

【投機の流儀 セレクション】2003年春のSARS騒動の既視感は今回通用しない

新型コロナウイルスは所謂「ブラックスワン」と言うほどのものではない。類似事件で概ね同規模の急性肺炎でSARS騒動というのが2003年春にあった。この時は日経平均が平成バブルの史上最高値から5分の1になる「失われた13年」のプロセス(89年12月末3万8915円→2003年春7,600円台)での下げ過程の終盤から起こり、株式相場はそのまま大底を突いてその騒動の最中に小泉郵政改革相場の2倍半の大相場(7600円→4年で18261円)の上昇に向かった。 但し、この既視感は今回の騒動