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【投機の流儀 セレクション】「人工的に策されたコロナのパンデミック」説

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これについては人為的に発生させたという説がある。その目的はトランプ撃退と政治的利権とワクチン会社の利権が背景にある。中世ペストのパンデミックのときには投石器(古代アルキメデスが開発したとされる、巨大なテコを使って大きな石を敵陣に投げ込む機会の発明であり、シチリア島に行くとその記念碑がある。今で言う核兵器に相当するぐらいの大発明だったと思う)を使ってペストで死んだ患者を敵陣に投げ込んでペストの蔓延を人工的に起こさせ、あるいは敵国にペストの死骸を所々においてペストのパンデミックを人工的に作出したという歴史がある。このように東アフリカの大地溝帯から発生した人類は最もタチの悪い種類がホモサピエンスとなった。したがって、パンデミックが人為的に創出されたという説も真面目に唱える一派がある。この真偽を確かめるのは不可能であるが、日本がコロナ対策で失敗したことは事実だ。利権が絡んだGo Toトラベル(既述した)等、厳冬到来で感染第3波が到来した。第2波があるだろうと思って、せっかくの大好機を思い切って買って出た筆者(読者諸賢もそうだったろう)はコロナ第2波が必ず来ると思って4割ぐらい上がったところで利食いしてしまった。その後6割上がった。その時には筆者は2割ぐらいしか持っていなかった。そのコロナ第2波はやり過ごした。第3波はコロナ菌という生物が「そうはさせない」と言っているような気もする。菅内閣がコロナ対策で大失敗を遂げた原因はGo To トラベルとGo To イートだ。先週号でも社会的価値と経済的価値を二項対立させる思考経路は思考停止状態に陥っているのだと述べた。植草一秀氏は「明白な自己矛盾だ」と述べている(出典:スリーネイションズリサーチ362号)。症状が出ない感染者が多数いて、この無症状の感染者が感染拡大の原因になっていくと思う。菅首相に比べればトランプのパンデミック対策は最速最大であった。ちょうど08年秋から09年春にかけてのリーマンショックに対して中国が最速最大の財政金融政策をとった。さすがに独裁国がやることが早いと思った。トランプは最速最大の経済対策を打った。この意味でトランプはコロナ対策に対して失敗したとは言えない。ただ、自身がコロナに感染して3日間で治ってきたのは、一つの演技ではなかったかと言う説もある。彼のことだからそれぐらいのことはやりかねない。
トランプを撃退させる巨大な力が働いたから、トランプが言うように中国が策謀したというのは本当かもしれない。トランプの退場を最も強く希望したのは習近平だからである。トランプ大統領によって引き起こされた米中貿易戦争に対して習近平はペストの死体を投石器で投げ込んだという中世の作戦と同じく、攻撃の意思を持たない見えない敵(コロナウィルス)を敵陣にパンデミックさせたということもあり得ないことではない。
既報で詳しく述べたように2500年前から、孫氏・呉氏・六韜三略・春秋左氏伝・韓非子というように「詭道」を学問として研究し実践し長年かかって壮大な実験をしてきたのが中国である。人を詭道に陥らせる道を、それを総括して「厚黒学」(ツラの皮は鉄より厚く、腹は鍋底よりも黒いの意)と称され2500年も連綿と伝わり磨かれてきた。それから見ればCIAを駆使して何でもやるアメリカでも、本質的には中国に比べれば厚黒学においては他愛もないものであろうと筆者は思う。このことは既述したような気がする。

【今週号の目次】
第1部 当面の市況

はじめに 閑散保合、コロナ変異種の輸入、週末は景気敏感銘柄の海運株独歩高
(1)海外勢、12月第3週は7週間連続買い越し
(2)TOPIXの「鉄壁の上値抵抗線」と「日経平均の黄金分割比の戻り」という因縁場と「25日線との一致」という因縁場
(3)典型的な循環物色だった
(4)「横になって買う」べきところか
(5)個人投資家の株高に賭ける強気派の熱気がしぼんだ。それに代わって海外筋の買い越しが大きくなった
(6)日経平均株価とロンドンメタル市場(LME)の銅価格と金価格の関
(7)年末から来年早々にかけて外部要因の一波乱があるか
(8)益回りと長期金利の差は今が最大
(9)58兆円の補正予算
第2部 中長期の見方
(1)大手証券の見方
(2)「コロナ前」と「コロナ後」という歴史上の一線を画す年が2020年だった
(3)160年ぶりの難関に立つバイデン、NY株は必ずしも安泰ではない。
(4)自民党の長老たちの誤算
(5)政局内部の話し――危うい菅首相
(6)コロナはいつ鎮まるか
(7)短期では警戒、中期では強気
(8)中期的には一調整あり
(9)二幕連続劇は幕間がなければならない―調整の可能性
(10)目先は強含み膠着状態、これを抜ければ高い、しかし中期的には警戒、調整がある
(11)「人工的に策されたコロナのパンデミック」説
(12)アメリカから起こる外部要因・マイナスの外部要因
(13)中国の「2023年問題」
(14)中長期の見方:
(15)「失われた20年」の真因、黒田日銀の功績と成長への無力さ


【プロフィール】
山崎和邦(やまざき・かずくに)
1937年シンガポール生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。野村證券入社後、1974年に同社支店長。退社後、三井ホーム九州支店長に、1990年、常務取締役・兼・三井ホームエンジニアリング社長。2001年、同社を退社し、産業能率大学講師、2004年武蔵野学院大学教授。現在同大学大学院教授、同大学名誉教授。大学院教授は世を忍ぶ仮の姿。実態は現職の投資家。投資歴57年、前半は野村証券で投資家の資金を運用、後半は自己資金で金融資産を構築、晩年は現役投資家で且つ「研究者」として大学院で実用経済学を講義。
趣味は狩猟(長野県下伊那郡で1シーズンに鹿、猪を3~5頭)、ゴルフ(オフィシャルHDCP12)、居合(古流4段、全日本剣道連盟3段)。一番の趣味は何と言っても金融市場で金融資産を増やすこと。
著書『投機学入門』『投資詐欺』(講談社)など多数。
ツイッター https://twitter.com/toukinoryugi

【著書】
『賢者の投資、愚者の投資』
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『投資で勝ち続ける賢者の習慣』
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その他、著書多数。以下よりご覧ください。
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