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【投機の流儀 セレクション】今はバブルではない。自分が儲けていない人々が、嫉妬でバブルというだけだ。「嫉妬は正義の仮面を冠って主張される」
日本は今年になってから年初来7000円幅を上昇して、他の先進国の市場を上上回った。それは決して説明できない上昇ではない。平成バブルの時に比べて経常利益は3倍近い。PERは16倍前後で、89年バブル当時の4分の1である。PBRは当時の3分の1である。バブルが崩れて一番底を付けた後の95年と比較するとしても、一株当たり利益は当時の8倍ある。決して不合理な値段ではない。また、日本株を支える基本的な要因も不合理なものではない。 一つは明らかに数字で出ている春闘である。昨年、春闘が3
【投機の流儀】今はバブルではない。自分が儲けていない人々が、嫉妬でバブルというだけだ。「嫉妬は正義の仮面を冠って主張される」
第1部;当面の市況(1)調整があっても「スピード調整」「時間調整」であって、深押しはない。 3月に一旦調整を迎えるはずだと本稿で述べたが、それは2000円安の6営業日で済んだ。 しかし、今後あり得る調整は「時間調整」という意味合いがあるので、6営業日というわけにはいかないと思う。 4月新年度に入ってからの日本市場は、年初来3ヶ月で日経平均7000円幅の上昇に対するスピード調整が1週間あったという状況が続いて、新年度に入ってから日経平均で言えば1377円幅の調整だった。週末
有料400【投機の流儀 セレクション】今はバブルの欠片もないが、将来は必ずバブルめく時が来る。その時のために、今から心構えを練っておきたい
世界のバブルの歴史に関心を持って調べてみると、一つのことが言える。記録に正確に残っている最も古いものでは、1637年にアムステルダムで大天井を突いたチューリップバブルである。 それから後、ニュートンも大損したという1700年の南海泡沫会社、あるいは大正末年の日本のウサギのバブル。あるいは1929年のアメリカフロリダ州の土地バブル。また、平成元年の日本国内の株式・不動産・土地・ゴルフ会員権・絵画等の史上最高のバブル・・・。 これらを全部合わせて言えることは、そのバブルの真っ最
【投機の流儀】今はバブルの欠片もないが、将来は必ずバブルめく時が来る。その時のために、今から心構えを練っておきたい
第1部;当面の市況(1)記録ずくめの「2023年度」は、斯くて終わった。 1.記録ずくめを列挙しよう。 〇 日経平均の上昇率は3年ぶりの44%高(1972年は95%高) 〇 上昇幅は過去最大の12327円幅 〇 円安幅は18円幅、2000年以来の大きさ 〇 長期金利の上昇幅は05年以来の大きさ 〇 キン先物の上昇率は過去最高13% 〇 33年ぶりの全国不動産の上昇 2.世界的なインフレ傾向と米経済の好調が背景にあった。 3.「30年ぶりの賃上げ」が実現して「分配の好循環
有料400【投機の流儀 セレクション】「落ちていくナイフを途中で掴む」(拙著の言い分)「落ちてゆくナイフを2度掴む」(タワー投資顧問の清原達郎氏の言い分)
どんな相場にも中間反落はあるから、その時に銘柄を絞っていたのでは間に合わない。「落ちていくナイフを途中で掴む」底値を打った後は反発が早いから、下値覚えという病に取りつかれているから手が出なくなる。したがって、落ちていくナイフを途中でつかむ。そして、また落ちたらまたつかむ。これがナンピン買いだ。そのためには、今から銘柄の候補に目を付けておく必要がある。 筆者の大学資金を運用してもらったタワー投資顧問の清原達郎氏の近著『わたしの投資術』では「落ちてゆくナイフを2度掴む」と言って
【投機の流儀】「落ちていくナイフを途中で掴む」(拙著の言い分)「落ちてゆくナイフを2度掴む」(タワー投資顧問の清原達郎氏の言い分)
第1部;当面の市況(1)「SQに向かって高い。あるいは安い」ということは、しばしばある。 「SQに向かって高い、あるいは安い」ということは、しばしばある。そのことは、既報で何度も述べた。今回3月8日(金)は3ヶ月にいっぺんの第二金曜日、スペシャルSQ日であった。その前日、7日(木)は象徴的だった。日経平均で言う前日比381円高まであって、そこから873円下げて、39599円の終値となった。一日の値幅が873円ということも、最近では時々ある。 この波乱相場の中で前日と比べて
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