山崎和邦(作家、投資家)

証券業界の第一線で活躍し、現在大学教授として投機学を講授。バブルやリーマンショックなど…

山崎和邦(作家、投資家)

証券業界の第一線で活躍し、現在大学教授として投機学を講授。バブルやリーマンショックなど乱高下する相場を好機と見て資金を増やし、現在約6億円を運用しています。直近の相場の概況と展望を語っていきたいと思います。

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    メールマガジン配信大手の「まぐまぐ」で好評を博し、堀江貴文氏(ホリエモン)と並んで2年連続「メルマガ大賞」を受賞、殿堂入りした週報「投機の流儀」。人生の前場をセルサイドとして、後場をバイサイドとして、そして現在は研究者として。半世紀にわたって利益を出し続け、6億円もの運用益を稼ぎ出した哲人投資家の奥義を、伝授します。

  • 投機の流儀 セレクション

    メールマガジン配信大手の「まぐまぐ」で好評を博し、堀江貴文氏(ホリエモン)と並んで2年連続「メルマガ大賞」を受賞、殿堂入りした週報「投機の流儀」。 人生の前場をセルサイドとして、後場をバイサイドとして、そして現在は研究者として。 半世紀にわたって利益を出し続け、6億円もの運用益を稼ぎ出した哲人投資家の奥義を、伝授します。 セレクション版では、「週報 投機の流儀」の中から一項目を、皆様に共有いたします。 投資歴半世紀を越える経験から培った相場観、ぜひともお役立てください。

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【投資の心得】この記事を読まれる方へのご案内

はじめまして、山崎和邦と申します。 私は今、メールマガジン配信大手の「まぐまぐ」で、「投機の流儀」というレポートを毎週、配信しています。 おかげ様でご好評をいただき、かの堀江貴文氏(ホリエモン)と並んで2年連続「メルマガ大賞」を受賞、殿堂入りという栄誉をいただきました。 より多くの方にしっかり稼いでいただきたいと思い、今回noteに「投機の流儀」を掲載させていただく運びとなりました。 はじめての方も多いと思いますので、僭越ながらまずはご挨拶として、自己紹介をさせていただきた

    • 【投機の流儀 セレクション】投資の「終活」をどう進めるか?

      これは日経ヴェリタス紙4月14日号の2頁を割いた記事の文言である。認知症への備え・相続への備え・高齢になった際の投資をどう整理するかという問題であるが、これは人それぞれによって違うから一概には言えない。 証券保管振替機構によると、個人株主全体に占める比率は60歳以上が43%だという。金融庁は75歳以上の高齢者に対する勧誘・販売ルールを設けている。75歳以上に対しての投資は役職者による事前承認が必要だという具合である。認知症と診断された場合には証券口座は凍結され、家族であって

      • 【投機の流儀】投資の「終活」をどう進めるか?

        第1部;当面の市況(1)本稿で言っていた「値幅整理でなく、日柄整理だろう」は撤回せざるを得なくなった。結構なことである 先週の週末は久しぶりに下げ相場らしい下げを演じ、▲1011円で週間2456円安の幕を引いた。このレベルは今年1月からの上げ幅の半値押しに当たる。上げ幅は約8000円。その半分は4000円。3月22日の高値41088円−4000円=37088円≒週末の終値37068円。 このレベルは1〜3月の上げ相場の前半である2月9日(36897円)以来、2ヶ月ぶりのレ

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        • 【投機の流儀 セレクション】大幅下げがあっても、右往左往しない方がいい。むしろ、買い場探しだ

          先々週末5日(金)は一時、日経平均900円幅を下落した。今年二番目の下落だった。米景気は底堅いとされ、インフレは沈静化するとし、日本はメガトレンドの変化を買う相場だとしてきたが、この楽観相場は一瞬冷や水を浴びた形であった。 しかし、本稿では「3ヶ月で7000円上がった分のスピード調整だ。値幅調整ではなく、時間調整であり、日柄整理だ」と4月7日号でも述べ続けた。原油の一段落で、シナリオの修正を迫られた投資家もいたかもしれない。そうなると、瞬間的にパニックに入ったかもしれない。

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          【投機の流儀】大幅下げがあっても、右往左往しない方がいい。むしろ、買い場探しだ

          第1部;当面の市況(1)全体観としては、調整相場 週末12日の日経平均は3日ぶりに反発したが、弱々しいものであって、上昇相場に移ったとは言えない。週明けからも基調としては、調整・整理相場が全体としては言えるであろう。「日経平均では今の相場は語れない。個々の銘柄を見ることが重要である」と言うが、全体の流れを見失うと、個々の銘柄に対する努力は中長期的に見たら報われにくい。 著書が15万部売れているという清原達郎氏のように、微に入り細にわたって緻密な謎を解くということに執心すると

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          【投機の流儀 セレクション】今はバブルではない。自分が儲けていない人々が、嫉妬でバブルというだけだ。「嫉妬は正義の仮面を冠って主張される」

          日本は今年になってから年初来7000円幅を上昇して、他の先進国の市場を上上回った。それは決して説明できない上昇ではない。平成バブルの時に比べて経常利益は3倍近い。PERは16倍前後で、89年バブル当時の4分の1である。PBRは当時の3分の1である。バブルが崩れて一番底を付けた後の95年と比較するとしても、一株当たり利益は当時の8倍ある。決して不合理な値段ではない。また、日本株を支える基本的な要因も不合理なものではない。 一つは明らかに数字で出ている春闘である。昨年、春闘が3

          【投機の流儀 セレクション】今はバブルではない。自分が儲けていない人々が、嫉妬でバブルというだけだ。「嫉妬は正義の仮面を冠って主張される」

          【投機の流儀】今はバブルではない。自分が儲けていない人々が、嫉妬でバブルというだけだ。「嫉妬は正義の仮面を冠って主張される」

          第1部;当面の市況(1)調整があっても「スピード調整」「時間調整」であって、深押しはない。 3月に一旦調整を迎えるはずだと本稿で述べたが、それは2000円安の6営業日で済んだ。 しかし、今後あり得る調整は「時間調整」という意味合いがあるので、6営業日というわけにはいかないと思う。 4月新年度に入ってからの日本市場は、年初来3ヶ月で日経平均7000円幅の上昇に対するスピード調整が1週間あったという状況が続いて、新年度に入ってから日経平均で言えば1377円幅の調整だった。週末

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          【投機の流儀】今はバブルではない。自分が儲けていない人…

          【投機の流儀 セレクション】今はバブルの欠片もないが、将来は必ずバブルめく時が来る。その時のために、今から心構えを練っておきたい

          世界のバブルの歴史に関心を持って調べてみると、一つのことが言える。記録に正確に残っている最も古いものでは、1637年にアムステルダムで大天井を突いたチューリップバブルである。 それから後、ニュートンも大損したという1700年の南海泡沫会社、あるいは大正末年の日本のウサギのバブル。あるいは1929年のアメリカフロリダ州の土地バブル。また、平成元年の日本国内の株式・不動産・土地・ゴルフ会員権・絵画等の史上最高のバブル・・・。 これらを全部合わせて言えることは、そのバブルの真っ最

          【投機の流儀 セレクション】今はバブルの欠片もないが、将来は必ずバブルめく時が来る。その時のために、今から心構えを練っておきたい

          【投機の流儀】今はバブルの欠片もないが、将来は必ずバブルめく時が来る。その時のために、今から心構えを練っておきたい

          第1部;当面の市況(1)記録ずくめの「2023年度」は、斯くて終わった。 1.記録ずくめを列挙しよう。 〇 日経平均の上昇率は3年ぶりの44%高(1972年は95%高) 〇 上昇幅は過去最大の12327円幅 〇 円安幅は18円幅、2000年以来の大きさ 〇 長期金利の上昇幅は05年以来の大きさ 〇 キン先物の上昇率は過去最高13% 〇 33年ぶりの全国不動産の上昇 2.世界的なインフレ傾向と米経済の好調が背景にあった。 3.「30年ぶりの賃上げ」が実現して「分配の好循環

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          【投機の流儀 セレクション】25日線との乖離率も騰落レシオも、未だ「過熱」の境地ではない

          週末現在、25日線は乖離率4.04%で「買われ過ぎ」のレベルではないし、騰落レシオは1 30.4%である。120%超は一応「買われ過ぎ」のレベルとされているが、騰落レシオは140%〜150%と進んでも、全員参加型で好相場を呈することも多い。 25日線は毎日上がっているから乖離率は小さい。半導体先導で日経平均が上がるから、全銘柄 一斉高と違って、騰落レシオもあまり上がらない。4日連騰で2000円以上も上がったとは言え、直近15営業日で上昇日は9日、下落日は6日である。 【今

          【投機の流儀 セレクション】25日線との乖離率も騰落レシオも、未だ「過熱」の境地ではない

          【投機の流儀】25日線との乖離率も騰落レシオも、未だ「過熱」の境地ではない

          第1部;当面の市況(1)3月18日(月)日銀の大規模緩和の解除発表の前日、市場はこれを評価した。日経平均は大幅上昇で1032円高、為替は一挙に150円台、株は翌日(緩和解除の発表の当日)も800円高。株式市場も為替市場も好意的に受け取った。財界もこれを評価した。 この明らかな株高・円安の背景は「日銀の金融引締めは一旦出て、明らかになった」ということである。マイナス金利を解除するとしても、これは「異常な状態から正常な状態に戻ったというだけであって『極めて緩和的な金融環境が当面

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          【投機の流儀 セレクション】デフレマインドを脱却して、インフレマインドへ移る

          「成長と分配の好循環」は、平たく言えば「分配」は「賃上げ」である。「ほど良いインフレ」が起こって「それを上回る賃上げが起こる」これが「成長と分配の好循環」だ。 ところで、大手は5%超の賃上げが続いている。順調である。春期交渉は人材確保に配分して、どこの企業でも賃上げをほとんど(8割)が満額回答である。特に、製造業の8割が満額回答である。 植田総裁が睨んでいるのは「2%インフレ」の実現と「それを上回る賃上げの継続」である。これが「好循環」である。これが順調に行きそうになってき

          【投機の流儀 セレクション】デフレマインドを脱却して、インフレマインドへ移る

          【投機の流儀】デフレマインドを脱却して、インフレマインドへ移る

          第1部;当面の市況(1)値幅も日柄も不明だが、調整に入った。 本稿10日号の第1部(2)で「目先的には調整が近い」と述べた。 先週週明けの11日(月)から調整に入った。ザラバで一瞬1192円幅を下げ、戻って868円で引けた。これは「今から調整に入ります。値幅も日柄も不明だが、調整に入ることは間違いない」というシグナルである。 3月4日は、史上初の「40000円」を超えたが、「三日天下」で終わった。マスメディアがニュースの材料にするしか意味はない。 3月第1週(4日〜8日

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          【投機の流儀】デフレマインドを脱却して、インフレマイン…

          【投機の流儀 セレクション】「落ちていくナイフを途中で掴む」(拙著の言い分)「落ちてゆくナイフを2度掴む」(タワー投資顧問の清原達郎氏の言い分)

          どんな相場にも中間反落はあるから、その時に銘柄を絞っていたのでは間に合わない。「落ちていくナイフを途中で掴む」底値を打った後は反発が早いから、下値覚えという病に取りつかれているから手が出なくなる。したがって、落ちていくナイフを途中でつかむ。そして、また落ちたらまたつかむ。これがナンピン買いだ。そのためには、今から銘柄の候補に目を付けておく必要がある。 筆者の大学資金を運用してもらったタワー投資顧問の清原達郎氏の近著『わたしの投資術』では「落ちてゆくナイフを2度掴む」と言って

          【投機の流儀 セレクション】「落ちていくナイフを途中で掴む」(拙著の言い分)「落ちてゆくナイフを2度掴む」(タワー投資顧問の清原達郎氏の言い分)

          【投機の流儀】「落ちていくナイフを途中で掴む」(拙著の言い分)「落ちてゆくナイフを2度掴む」(タワー投資顧問の清原達郎氏の言い分)

          第1部;当面の市況(1)「SQに向かって高い。あるいは安い」ということは、しばしばある。 「SQに向かって高い、あるいは安い」ということは、しばしばある。そのことは、既報で何度も述べた。今回3月8日(金)は3ヶ月にいっぺんの第二金曜日、スペシャルSQ日であった。その前日、7日(木)は象徴的だった。日経平均で言う前日比381円高まであって、そこから873円下げて、39599円の終値となった。一日の値幅が873円ということも、最近では時々ある。 この波乱相場の中で前日と比べて

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          【投機の流儀 セレクション】日経平均が史上最高値を付けた2月末の投資部門別売買動向における奇妙な風景

          日経平均が史上最高値を付けた2月末における投資部門別売買動向には奇妙な風景が見られた。証券会社が自社の資金で自社に帰する損益で売買することを「自己売買」略称「ジコバイ」と言われているが、これは2月第3週で自己売買は5077億円の買い越しとなった。 一方、海外投資家は786億円の売り越し、個人投資家も918億円の売り越しとなった。これは東証の投資部門別売買動向の発表の数値であるが、証券会社が自らリスクをとって最高値近辺の日本株を大幅に買い越したという見方はしない方がいいと思う

          【投機の流儀 セレクション】日経平均が史上最高値を付けた2月末の投資部門別売買動向における奇妙な風景