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【投機の流儀】日本市場を絶好の狩り場と見た、海外筋の動き

第1部;当面の市況

(1)ジャクソン会議でのFRB議長講演は米金利政策転換を示唆、9月のFOMCで利下げを明言した。但し、FRB議長は金融緩和の方向性は明確であるが、利下げのタイミングとペースは今後のデータ次第だと言って、明言を避けた。NY株は上昇した。

ジャクソン会議で、FRB議長が市場を動かす可能性を週末は一斉に凝視して、動きを止めた。

ところで、標題通りであった。これを市場は概ね織り込んではいたが、何が飛び出すかという不安はあった。パウエル議長が投資家の期待や不安をリセットするために、この会議を利用することは以前もあったからだ。世界最大国の金融政策の4年半ぶりの転換である。

当然、米金利下降→ドル安→円高の経路が想定され、日経平均先物は気迷い状態である。但し、長期的に見て、日本株の出直しの外部要因の基本条件は米経済の順調さにあるから、好材料ではあろう。

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