メールマガジン配信大手の「まぐまぐ」で好評を博し、堀江貴文氏(ホリエモン)と並んで2年連続「メルマガ大賞」を受賞、殿堂入りした週報「投機の流儀」。
人生の前場をセルサイドとして、…
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【投機の流儀 セレクション】大相場の終焉の大底にせよ、中間反落にせよ、底値の付け方には一定のパターンがある。AIがあろうが、なかろうが、人間の思考法に古今大きな変化はないからだろう
「動画」で底値の付け方についてのご質問があった。実際の実例をパネルで示して説明したが、ここでまとめておきたい。 人間の思考能力は2000年前からほとんど変わっていない。2000年前に1人のユダヤ人のことが「聖書」として世界のロングセラーとなり、2500年前の一中国人の日常の言動が「論語」としてロングセラーになっている。2500年前からヒトの思考法に大差はない。 ところで、大相場の終焉の大底、または中間反落の底値、いずれにも四つの型がある。この四つ以外にはない。頑固にこのよ
【投機の流儀 セレクション】円ドル相場について─「通貨マフィア」は大場元財務官・榊原英資元財務官・黒田元財務官・神田現財務官
彼らは1985年のプラザ合意以降、円ドル相場が250円から10年間で79円になり、その後148円まで大幅介入で持って行き、また民主党政権時代に75円になり、そこから安倍政権で125円まで、ほとんど介入なしで持って行った。ほとんど介入なしで、金利政策だけで持って行った。 この時に為替市場に介入して、株式市場では禁じられている相場操縦を「覆面介入」して遂行したのは80年代の竹下内閣の時に大場財務官、当時は「時の人」となった。 その後、派手な言動で「ミスター円」として有名になった
【投機の流儀 セレクション】どんな大相場でも、中間反落のない相場はない。この原則に例外はない──「大相場」は中間反落がなければ成立しない
この標題で「大相場」というのは、平均株価が最低2倍前後、概ねは2倍を超える2.5倍である。いざなぎ景気相場2.5倍、列島改造相場(過剰流性相場)2.5倍、平成バブル相場5倍、小泉郵政改革相場2.2倍、アベノミクス相場2.9倍等々である。 これらの全てに中間反落があった。「いざなぎ景気」の時の中間反落(半値を切った)は景気の先行きを示す反落だという弱気に対して、当時は権威のあった経企庁が「踊り場」「景気の陰り」という言葉を使い、これで成長相場は終わったわけではないことを示唆し