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8/15(火)お施餓鬼のご案内

暑中お見舞いを申し上げます。
さて今年もお盆の時期となり、当山恒例の「施餓鬼供養会」を執行します。

日本では、平安時代の始めから施餓鬼(せがき)供養が行われるようになりました。 施餓鬼会(せがきえ)とは、字の如く餓鬼にいろいろな飲食物を施し、 供養する法会のことをいいます。

では、「飢えた鬼」は、どこに居るのでしょう。それは多くの場合、私達の心の中に居るのです。飽食といわれて久しいですが、私達は今なお「まだ足りない、まだ足りない」と成長と拡大を求めてきました。今般のコロナ禍は、そうした我々の考え方自体を問い直す契機となっています。

飢えたむさぼりの心をねんごろに供養することは、転じて、先祖から綿々と今の自分まで引き継いできたいのちを尊び、感謝し、長生きを願うことに繋がります。

また、あらためて思い巡らせますと、動植物の命の犠牲の上に私たちの生命があるのですから、自分自身の長生きを願うばかりでなく、他の生きものの命をも大切にする必要があるのです。

餓鬼にいろいろな飲食を施し、 万霊の迫福供養の 法会です。 今の自分に与えられた命を尊び、 感謝し、長生きを願う意味をもっています。どなたさまもご自由にご参加下さい。

8月15日(火) 午後2時 法要開始
※お塔婆ならびにご回向をご希望の方はその旨お申し込みください

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