あなたにとっての標準レンズはどれ？
私が最近の使用するレンズは単焦点レンズばかりです
NIKKOR Z 28mm f/2.8
NIKKOR Z 35mm f/1.8 S
NIKKOR Z 40mm f/2
どれもニコンのZレンズでグレード分けなら
NIKKOR Z 35mm f/1.8 S が抜群の解像度で四隅までシャープな写りをします
NIKKOR Z 28mm f/2.8 と NIKKOR Z 40mm f/2 は NIKKOR Z 35mm f/1.8 S と比べると四隅の解像度とシャープさのトレードオフで柔らかい写りです
そしてこの二つのレンズは何より軽く２００ｇを切っているのでスナップには最適です
更に３万円台で購入できる安価なレンズだが写りはＳラインシリーズよりは柔らかく映るがピントを合わせた主題に対してはこの価格でシャープな方という印象で私の目標としている柔らかさの中に芯のある写りに適しているレンズです
もう一つ更にＳラインで標準のレンズコーティングであるアルネオコートは施されていなく逆光撮影ではフレア、ゴーストは顕著に現れますが私はこのフレア、ゴーストが好みで趣味である登山では山の中を逆光で撮るとフレア、ゴーストがも柔らかい写りを後押ししてくれて素敵な表現をしてくれます
ミラーレスはニコン含め他メーカーでも写りがレフ機より硬い写りする印象がありますが特にＳラインシリーズはスナップを撮っていても硬さが目立つ
シグマのレンズよどではないがシグマよりの硬さはあるかなと感じます
しかし硬い写りが悪いわけではないです
車や重金属などは街スナップにおいて日常にあるものだし錆びた鉄骨などを撮った時にはとんでもないぐらいの生々しさがあって、また夜スナップでは
例えば銀座や新宿、渋谷などのネオン輝く街と人に溶け込むリアルさが刺さり撮る意欲が勝手に湧いてくるので使用していて楽しいレンズです
さていつもの通り前置きが長くなったがここからが本題です
あなたにとっての標準レンズはどれ？
標準レンズと聞いてどの焦点距離が思い浮かぶでしょうか
５０ｍｍ
３５ｍｍ
２８ｍｍ
それとも６０ｍｍ以上？
どれも正解はないのです
というのも一般的に人間の目で見た情報量の目安が３５ｍｍとされていて
片目を閉じたのが５０ｍｍと目安とされています
しかしそれが基準であるかどうかは
その人が目で追う情報の量は異なるので５０ｍｍが標準の人もいれば
３５ｍｍが標準、２８ｍｍが標準であること不思議ではなく一定はないのです
それもそのはずで物の情報は遠くで見たり近くで見たりその時の環境や状態で変化するものなので常に３５ｍｍだ！とか５０ｍｍで追っているなどの人はいません
つまり人間の目はピントをどこで合わせているのかで焦点距離が決まっています
街中でピントを全体で合わせているのか
洋服の価格にピントを合わせているのか
人の目を見て話していても顔全体でピントが合わせているのか
はたまたその人の背景にピントを合わせているのか
状況によって様々ですね
しかしズームレンズは人がその場所で見る物を引いたり寄ったりすることができるので情報を調節できる機能です
私はズームレンズの寄り引きに違和感を感じてからは使用回数は減りました
というのも自分の目で捉えている情報は２８ｍｍと３５ｍｍが概ね多く
ズームレンズで撮ると情報の整理がうまくいかなく現実味が薄れ撮る意欲に落ちる事もあります
もちろん被写体に対してもっと寄りたいけど寄れない状況では悔しい思いもしますが、だからと言って尾を引くような氣持ちにはならないのです
それはこれまでズームレンズの良し悪しを体験して得た感覚が刷り込まれているので撮れなかったら撮れないでいいやと諦めるのも早く
氣持ちの切り替えが簡単にできます
ズームレンズが悪いのでなく自分の感覚が変わっただけ
普段は単焦点レンズをよく使用するのプロのカメラマンでも
ポートレート撮影ではモデルさんを撮る環境がスタジオや屋外問わず初めて利用する施設が多いと聞きます
その状況下でプロは結果を出さなければならないので単焦点レンズより融通の利くズームレンズを使用する事が多いのです
そしてズームレンズで撮影が得意な方もたくさんいます
両方使う人もいます
私はスナップや風景が多いので単焦点レンズを多用することが多いです
その単焦点レンズでも広角よりか標準よりかで撮りたいもの、やりたいことも変化します
そして解像度やシャープさ、柔らかさがそこにどう肉付けされていくかは被写体環境に対してどのレンズで撮るシュミレーションを組み立てていく楽しさが単焦点レンズの醍醐味であります
最後に
人の体の大きさが違うように見えるものもそれぞれで
使うレンズも様々です
オールドレンズから最新のレンズまでたくさんの単焦点レンズがありますが
色味や写りを含め、自分が楽しめる焦点距離を探して写真を撮る事の喜びを感じていただけたらと思います
最後まで読んでくださりありがとうございました
日々の事、カメラの事、写真の事を記事にしています。ご興味がそそられればよろしくお願いします。