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『The JOY LUCK CLUB(AMY TAN/VINTAGE)』、音読了。

 映画化もされた、エイミ・タンの、アメリカの小説
中国から移住してきた母親世代と、アメリカで育った世代との、差異と共通点と違和と理解とを描く。

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 タイトルの、『ジョイ・ラック・クラブ』とは、母親たちが、卓を囲みながら、麻雀と会話を行う集いのことを言います。
 その名とは裏腹に、彼女らの人生は、歓び(ジョイ)や、幸運(ラック)とは縁遠いものばかりでした。

 日本軍が攻め込んできた頃の中国は、戦時である、というだけではなく、女性として生きるだけでも、悲惨な環境にありました。

 対して、娘たちの世代は、平和な時代であり、経済的には恵まれているものの、女性としての悩みは尽きません。
 母親世代の苦労が、結婚や家事育児の強制にあるとすれば、娘世代の悩みは、離婚の自由などはあるが、それだけで幸福になれるとは限らない、ということになりましょうか。

 米中の差異も、明らかに恵まれているのは、現在(※90年発行なので、作中は恐らく80年代かそれ以前)のアメリカですが、過去(※日中戦争から考えて、1930~40年代)の中国から、引き継いでいて、変わらないものも、確かにあって、それが、母娘の間で、光となり影となって、物語を動かしておりました。

 >His name was Tyan-yu––tyan for "sky," because he was so important, and yu, meaning "leftovers,", because when he was born his father was very sick and his family thought he might die.
 こういった、名前の漢字及び、その解説は、中国語話者はもちろん、日本語話者でも、英会話から、字の方が、思い浮かぶのではないでしょうか(※この場合、恐らく、『空却』)

 終わり。

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gunparademarchist
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