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ちょこっと夕凪日詩

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毎日ちょこっとだけ、日記のように詩を書いてみます。 生涯一大好きなマンガ「ヨコハマ買い出し紀行」の、 アルファさんのように、色んなものに目を向けて、 思いを巡らせ、綴り語りしてみ…
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2022年11月の記事一覧

2022年11月30日

2022年11月30日

11月末日

明日行こうと思っていた心療内科を、

急遽、今日に変更。

明日は月初日、間違いなく混む。

ならば末尾の夕方に滑り込もうと、

振り替えを使って、病院へ。

2年間通っていて、おそらく最速の3分で、

中にお入りくださいと声がかかった。

待合には自分一人で、こんなことも珍しい。

先生には、11月辛かったこと、それで体調も悪いことを伝える。

無理はなさらないで、ゆっくり休みまし

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2022年11月29日

2022年11月29日

薬の効果がすごかった。

いい意味でもあり、悪い意味でもあり。

腰の張りが取れずに、これじゃ動きもままならないと、

処方されてもらっていた、頓服のロキソニンを一錠飲んで出勤する。

電車の中で起こった体の発汗の量は、まさに解熱の際のそれに近いもので、

マスクも眼鏡もインナーにも滴り続ける。

ぐわっと汗をかいた直後に、電車を降りると、

先ほどまでの張りと、取れに伴った痛みが消えていた。

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2022年11月28日

2022年11月28日

シャッターを切ったと思ったら、

僅かな時間のずれで、

カメラがポケットに入っていくまでの間に

素早く動いた瞬間が、

収まっていました。

バームクーヘンの年輪のような

虹のような

黒の夜空に流れ星が流れているような

そんな光の曲線が

すこしいびつで、いびつさ込みでそろって並んでいて

規則正しく間隔を取って描かれているのが

何とも見ていて気持ちよくて、

本当は三日月お月様と、

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2022年11月27日

2022年11月27日

扉を開けると、尊敬する先輩が、

素敵な赤のドレスを纏って、

にっこりとほほ笑んでくれた。

日曜日の午後、お招きして頂いたシャンソンのライブは、

開始時間より30分早くついて、

「まだ耳ふさいでてー。」と、

はにかみながらそう声をかけてくれる先輩に、

「聞いときますー。」と、

こちらも笑顔でリハーサルから居させてもらう。

先輩にとっては6年ぶりのライブで、

癌に打ち勝ち、自信のケ

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2022年11月26日

2022年11月26日

いつもの一本道は、すっかり冬の装いで、

両端の田んぼは、乾燥し畑になって、

来年の為の土慣らしが済んですっかり静かな野ざらしに。

おうい雲よ。ゆうゆうと馬鹿にのんきそうじゃないか。

山村暮鳥さんの詩をそのまま言葉にして

空に向かって話しかけたくなるような。

大きな雲が決してひと塊にはならずに、一つ一つが雄大に

北へ北へと流れていく。

すっかり心も疲れてしまった11月の終わり。

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2022年11月25日

2022年11月25日

朝焼けの中に浮かんだ小さな羊雲は、

オレンジ色に染まってひんやり気持ちよさそう。

風に流れながら、列を作ってピクニックに出かけているように。

ウキウキとスキップをしているように。

大きくため息をついて足取りが重かった金曜日。

朝焼けは少しだけ、

今日も楽しくなるといいね。

そう励ましてくれているようだった。

2022年11月24日

2022年11月24日

夜ウォーキング。帰宅前に遠回り。

今日も一万歩まであと4000歩。

7時で真っ暗な冬の暦の頃は、

7時なのにもう夜だなと吐く息の白さに身をすくめる。

交差点で足を止めた、赤信号。

「お前の心はまだ大丈夫か?もう止まれじゃないか?」

と、こちらに声をかけてくれているようで、

だいじょうぶ、、、、じゃぁないけどね。

あと1か月何とか持つように。

自分で息を入れながら、

一日一日を計

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2022年11月23日

2022年11月23日

まだ、noteに向き合える気持ちがあることに、

まだ大丈夫だと思って画面に向き合っている22時

今日はひどい一日だった。

せっかくの休日だというのに、

起きても何もする気が起きず、雨が降っているならもういいやと

歩きに出ることもせず、気付いたら夕方。

ああ、これは久しぶりの感覚だ。

うつになって一番落ち込んでいた時になっていた感覚だ。

けれど、まだ今自分が引き受けた仕事を投げ出すわ

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2022年11月22日

2022年11月22日

紅の雲の獣と、黄金の雲の獣が、

対峙しているような朝の空。

風はわずかに感じる程度で、日差しが空気を温かくしているのが伝わる。

休日明けの休日前。不思議な一日の始まり。

さてどんな一日になるだろうかと思いながら、

足を進める速度はいつもの足取りで。

少しずつ登っていく太陽の光で、

一瞬の鮮やかさはすっかり消えて、白くなった雲を見て、

まぁ、心配しなくても。10時間後には仕事は終わっ

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2022年11月21日

2022年11月21日

運動会の代休

朝はいつも通りの早起きで

ゴミ出しをする。

ついでに食器を洗い、

整体に行くまでの間、二度寝をする。

久しぶりに二度寝しようと思って寝た。

めざましを5時半から8時半に切り替えて、

まどろむ中で夢を見る。

なんとなく面白かった夢は、

今の日常からあまりかけ離れたものでなく、

珍しく登場人物も、自分史の中での混同はされていなかった。

目が覚めて整体に行って、

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2022年11月20日

2022年11月20日

日曜日に歩く。ずんずん歩く。

いつも通りのコースを、さらに遠回りしながら折り返して川辺に来ると、

カモたちがいっぱい、気持ちよさそうに浮かんでいた。

秋までは、見かけても3羽までの小さな群れだったカモたち、

冬を過ごすために大家族でやってきたのだろうか

大きな群れでやってきたのだろうか。

クワァ、クワァ、と一羽が鳴くと、

合わせて群れが一斉に鳴く

みんなで冬の始まりを、

歌ってお

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2022年11月19日

2022年11月19日

午前中は運動会で出勤。

午後になると、同僚の先生が、一緒にお昼どうですか?

と誘われて、一緒にプチお疲れ様会。

だがこれは、楽しい土曜日の始まりで。

その後足を運んだのは映画館。

「すずめの戸締り」を初視聴。

ずっとクライマックスの展開に、感情をついていかせるのに必死で、

気付いたら涙が流れていました。

それでも生きたい。だからどうかあと一日、

ぼくらの命の重さは、自然の中ではき

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2022年11月18日

2022年11月18日

済んだ青空は、今日もどこまでも高くて

東からの朝陽が白く空を照らし、

東から北へと白から青へのグラデーションが、

まるでパソコンで作った色模様かのように

美しい間隔で、空を染めている

今日は金曜日だけれど、明日は運動会の様な行事で出勤

まだ今週は終わらないのだけれど、

それでも、一週間よく頑張ったと、

自分を振り返る。

大きく落ち込む言葉での暴力を受けて、

睡眠障害も再発しなが

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2022年11月17日

2022年11月17日

保険証の都合で、やっと行けた心療内科で、

主治医の先生にも、月曜日からのことを話す。

病気もまだ完快していないのに、

そんな大変な状況でも、前向きに任された仕事をされてきたのに

その言葉はあんまりですね。抱え込まれなくてよかった。

と言ってもらい、気持ちが楽になった。

数日間、睡眠障害が出ている事と、嘔吐感があることを伝えて、

うつの診断が下りて最初の頃に処方してもらっていた、

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