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ちょこっと夕凪日詩

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毎日ちょこっとだけ、日記のように詩を書いてみます。 生涯一大好きなマンガ「ヨコハマ買い出し紀行」の、 アルファさんのように、色んなものに目を向けて、 思いを巡らせ、綴り語りしてみ…
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2022年9月の記事一覧

2022年9月30日

2022年9月30日

「先生、僕からちゃんと言っておくからね、無理しちゃだめだよ。」

もう10年以上かかりつけの整体院の大先生からの言葉。

僕自身も小学校の先生なので、整体んの先生や療法士さんたちも、

僕のことも先生と呼ぶのだけれど。

慢性的な疲労や、持病の腰痛。週に一度の施術は、

うつの療養中も続けていたのだけれど。

仕事に復帰して最初の5連勤クリアの金曜日。

例のごとく15:15分の定時などは守れるは

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2022年9月29日

2022年9月29日

帰り着いたら、三日月が西の空でスマートに浮かんでいる。

ひんやりした空気と秋の虫の声が、

三日月を引き立てるように。

秋の夜空を創り出す。

いつももどかしいのは、

両眼を通して脳で認識している三日月は、

まさに「三日月」と言わんばかりの、

美しいシルエットなのに。

レンズを通してシャッターで収めると、

どうしてもちまっとしたお月様になってしまう。

この感覚のずれを解消できるよう

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2022年9月28日

2022年9月28日

もっこもこの羊雲?それとも広がるうろこ雲?

秋の空は本当に百面相で、

気付いたらさっき見た空もようはもう変わっていて。

ぼんやり眺めてながら歩くのも楽しい。

今日は子ども達との体育で、運動場に出ると、

想いっきり駆けまわる子ども達に合わせるように。

雲がどんどん表情を変えていき、

子ども達の鬼ごっこで、空がかき回されたみたいで、

元気が空まで上っていったのかなぁと、

そんなことを

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2022年9月27日

2022年9月27日

今日も定時には帰れなかった。

いきなりの研究授業も降ってきて、

早くに帰る気持ちではいるけど、

前々帰れる一息がない。

いざとなったらやめればいいさと、

そう思っている勤めることで、子どもとの向き合いへの真剣さを、

呼び覚ましてくれている。

真っ暗になる前に一万歩チャレンジに向えたので、

もうすぐくれそうな夕焼けをシャッターに

低い位置に走る一直線の灰色雲は、

まるで銀河鉄道の

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2022年9月26日

2022年9月26日

週明けの月曜日。久々に実感できるほどに。

残業で帰ってから確認した一万歩まであと5000歩。

雨はしとしと、外は真っ暗。体はぐったり足はパンパン。

一緒に帰った相棒と、話す話題は子どものことで、

やはり学校の先生はこういう仕事だよなと実感できる。

一方で、仕事に行き初めて四五日で、学校行事も、研究授業も、

当たり前にやれという感じで仕事をさせる様子に、

こちらが非常勤講師の立場である

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2022年9月25日

2022年9月25日

歩きながら空を見上げると、

一面薄く白く覆った雲の真ん中に、

二本の線が真っ直ぐとどこまでも伸びていた。

まるで、線路のように。

白い雲は浅瀬に打ち寄せる白波のようで、

海の上を列車が走るかのような水面を、

下から見上げているかのよう

こちらが歩く道も真っ直ぐな田んぼの中の細道で

しばらく雲の中の線路を見上げながら歩いていると、

ファーーーーーンと、列車の音が聞こえてきた。

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2022年9月24日

2022年9月24日

彼岸の中日

空も高く、カラッと暑い爽やかな日中だったので、

いつもより長めに歩き回る。

東にあった太陽が、雲から顔をのぞかせたり隠したりしながら、

西に傾くまで歩いて、ようやくいつもの帰り道の川辺の道に来ると、

日差しが雲で遮られた中で、

真っ赤な一本の線が、ずーっと先まで伸びている。

彼岸花の赤だった。

キレイに草がかられた堤防の角をマークするように、

真っ直ぐ伸びた赤の一直線

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2022年9月23日

2022年9月23日

波が一つもたっていない、穏やかな今朝の水面は、

水鏡となって、穏やかな秋の空をそのまま切り取ったように

写していた。

早朝5時過ぎ、しっかり目が覚める。

復帰した疲れは、ふくらはぎや肩に残っているが、

そのまま体動かしちゃえ!と、

ウェザーニュースを聴きながら、歩き始めると、

足は、しっかり歩けるようで。足取りは軽い。

秋分の日と言う事で、ジョギングやウォーキングの人にも、

いつ

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2022年9月22日

2022年9月22日

パズルの1片のように、青空が少しだけ見えている西の空は、

昨日のような夕焼けは、今日は無理だよー。

と、こちらに申し訳なさそうにしているようで、

いやいや、こうして今日も歩くのに付き合ってくれているだけで、

ありがたいよ。本当にと。

独り言をつぶやきながら歩く。

現場復帰4日目、今日も帰ったとたんにどっと疲れが襲ってくる。

学校にいる間は、子ども達と向き合っている間は、

やはり気持

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2022年9月21日

2022年9月21日

復帰3日目、昨日教室を片付けたおかげで、

気持ちもすっきり、子ども達と朝から向き合える。

徐々に慣れていけばいいよ、なんて言葉は当然ないので、

自分で調子の上げていきかたも調整しながら、

子ども達との時間を過ごす。

一万歩チャレンジを決心した時も、

はじめの三日がきつい、そこから二週間がもうひとやまだった。

三日目も足もパンパンだったので、

今日は湯船を溜めてみた。

暑いお風呂で

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2022年9月20日

2022年9月20日

無理はしないように。

一年半休んでいたので、

友達は皆、僕を心配してくれて、

温かい声を送ってくれる。

自分でも、無理にならないように、無理にならないように。

そう言い聞かせてはいるものの、

今やっていかないと。そう思って目に入ることをしていたら、

出勤二日目も3時間以上の残業で、

家に帰りながら歩いていると、空は真っ暗星がキラキラ。

この空をウェザーリポートに送ろうか。

そう

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2022年9月19日

2022年9月19日

台風14号が、一日中暴風雨をもたらした今日は、

毎日一万歩チャレンジに、チャレンジするぞと意気込んで朝から

機をうかがって、外に出ては、

傘ごと一緒に風に遊ばれて

うわぁぁぁ、うおぉぉぉぉと、振り回されて

ダメだ、これは歩けない。と家に戻る。

3度挑戦したけど、全然だめだったので、今日はついに167日目にして、

1万歩チャレンジ達成ならずとなってしまいました。

春から続けて、梅雨時

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2022年9月18日

2022年9月18日

白い彼岸花も咲いているなぁと、

歩いて近づいてみたら、

花弁が数枚だけ、ほんのり赤に染まっていて、

元の白の強さと相まって、ピンク色になっていた。

川辺の緑に映える白に見えたのだが、

近づくと、ほんのりクリーム色で。

台風が近づく黒い雲の空の中では、

まるで街灯のような明るさで立っている白の彼岸花。

今からかなり強い台風が来るけど、

どうか、倒れずに、

お彼岸まで咲いていてほし

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2022年9月17日

2022年9月17日

日差しは届くけど、雨はパラパラ落ちてくるそんな土曜日。

うつの療養中にもそんなにぐっすり眠れなかったほどに、

昏々と眠って、朝まで起きなかった昨晩。

起きて最初に頭に出てきたことは。

「歩こう」だった。

ウェザーニュースで天気を確認して、

傘を持って歩いていく。今日の一万歩。

狐の嫁入りのような。そんなお天気。

川辺にも日差しが届いていて、

彼岸花の赤が艶やかにキラキラしている。

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