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#72 Master of the teacher!

あっちゃんの解説は分かりやすい


最近はまっているものがあります。それはズバリ、オリエンタルラジオ中田敦彦氏のYoutube番組を見ることです。世の中の様々なものを分かりやすく説明してくれる番組です。最新のニュースワードから古代中国の歴史のような大昔のことまで、その題材は非常に幅広く、その博識振りを発揮されています。その中でも、特に下記の「5G」についての回はオススメです。前後編全て見ると1時間ほどかかりますが、これだけ見ればとりあえずは5Gについて丸分かりできます。

突然このYoutube番組を話に出して、なにが言いたいかというと、世の中にはやはり「教える」という行為が抜きん出て上手い人が存在するってことです。このYoutube動画のコメント欄には、「学生のころこんな先生がいたら、もっと勉強したのに…」といった感想が並んでいます。


年齢がばれますが、私は大学受験に一度失敗した浪人時代、旺文社の「大学受験ラジオ講座」に随分お世話になりました。まぁ簡単に言うと、本屋でテキストを購入し、そのテキストの内容について著名な先生方がラジオで授業をするのを聴いて勉強していました。もちろんスマホなんてないからね!

当時一番有名だったのはテレビにもよく登場していた数学の秋山仁先生。私は英語の前川裕先生の授業が好きでした。当時通っていた予備校の夏期講習で実際に前川先生がいらっしゃる授業があったのですが、実際に授業を受けてみて、学生ながら本当に教えるのが上手だなぁと感じたものです。その成果もあってか一浪後に希望していた大学に入ることができました。


先生が不足しているらしい

先日こんな記事がSNS上で話題になっていました。千葉市が深刻な人手不足から、教員募集の求人チラシを配布したという記事。

やはり教職は特別な職業という意識がある方が多いのか、賛否両論が巻き起こっていました。しかし現在は誰もが知る少子高齢化によってどこもかしこも人手不足が叫ばれています。それは学校の先生も例外ではないということです。


これら「世の中には先生が足りていない」ことと、「抜きん出て教えるのが上手い先生が存在する」ことと、そしてこれに「もうすぐ5Gの時代がくる」ことをあわせると教育現場における様々な問題解決の糸口を導き出せるのではないかと考えました。


日本全国のこども全員が同時に受けられる授業

今回のイラストにも描いた某先生のように、いわゆる学校ではなく塾講師の中には「教えるのが上手」、「授業が分かりやすい」と話題になり、テレビ等で人気が出る方がいます。これはもちろん塾が学校とは違い、明確に利用するのにお金がかかるということはもちろん、子供たちを教育するというよりは受験に成功させることに重きが置かれているからでしょう。塾は同業他社との競争があるので、自分たちのベネフィット(ここでは一流講師陣がいる)を打ち出してくるのは当然だからです。

でも小中高等学校にも塾講師と同じくらい、勉強を教えるのが上手な先生もいます。逆に正直めちゃくちゃ頭はいいんだろうけど、授業がつまらない先生もいますよね。私が学生のときもいらっしゃいました。


これから世の中に導入されていく5G。もし日本全国に5Gが行き届き、全ての学校の、すべての教室の端末をネットをつなぐことができれば、それら全教室で同時に一切の遅延なく公開生中継授業ができるようになります。これを使って、教えるのが上手な先生の授業を、みんなが平等に受けれないでしょうか。もちろん全授業とは言いません。国語、数学、理科、社会、英語の5教科を月~金に当てはめて、1日1時間設けるのです。

もし実現できれば以下のメリットがあります。

・先生不足を解消することができる
・担任の先生の負担を減らすことができる
 (先生は授業以外にもやることはたくさんあるであろうから)
・地方によって受けられる教育の格差を減らせる
・国民が総じて学力が上がる(はず)
・先生の間にも競争が生まれ教える技術が向上する

いかがでしょう。

正直、5Gがいったいいつになれば日本全国にいきわたるのか分かりませんし、代表して授業をする先生をどう選ぶのかなど、実現するには解決すべき問題が多いかもしれません。あるいは、すでに塾講師であればスマホで好きなときに授業を受けられるサービスも実際存在しています。

しかしながら、これから人員が足りなくなっていくのは事実。公の学校であっても、このような流れに向かっていくような気がします。さらに突き詰めて、先生のAI化なんてことが起こっていくかもしれませんね。

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