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新卒正社員でペットショップに就職した経緯と理由

はじめまして、ととコトと申します。以前はペットショップに勤めていてバリバリ働いていた、普通の人間です。

経緯

ペットショップなんて辛くてみられない…。と思っていたはずなのに気づいたら働いていました笑

『?』いつの間に…、と自分でもおかしいなと思いながら自信を持って働いていました。なんで自信があるかと言ったら通っていた動物の専門学校の影響です。

動物の専門学校に甘い認識で入学

皆さんペットの仕事って好きな動物と関われてお金もらえて幸せそう!って思いませんか?そんなことないですよ笑

実際考えてみましょう。ペットの仕事って何が思いつきますか?トリマー、動物病院、カフェ、トレーナー、ペットショップ主にはここら辺ですよね。特にペット系の専門学校だとトリマー科、看護科、トレーニング科などに分かれています。

つまり、最初からやりたい職種が決まっていてそれになる為に学校に通うわけなんです。では私は?別にどれも惹かれることはなく、たまたま高校の新任教師が進学率を上げるために『やりたい事がないなら好きな所に行け』と、言われたので真面目に好きな動物系の学校を調べた脳死系高校生でした笑

脳死してるので好き以上のやりたい事はなく『総合科』的な物に入学。目の前で一生懸命な私は全く就職の事なんて考えていませんでした…。

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個人経営と企業の差

さぁ入学してしばらく経つと考える就職。卒業が学年になるまで忙しすぎてマッサラでしたが、現場研修なので思う事が出てきました。

『狭い人間関係、超!イヤ!!!!』

そう、トリミングサロンも動物病院も犬の幼稚園も基本は個人での経営で店長や院長が王様のひとつの閉鎖的な国みたいな物なんです…。

よく言いますよね!みんながやりたがる仕事、好きを仕事にすると大変だと。そうです!クソブラックでも『好き』だけで働いてしまう人が沢山いるんです。雰囲気に馴染めず虐められたり、少人数のため皺寄せがすぐ来る。新陳代謝がないに等しく上は絶対に変わりません。

よく言えば合えば、家族や友達の働いている感覚で楽しいでしょうが私は苦手でした。

動物業界では大手企業に就職したら勝ち組?

そうなると、企業が魅力的でしたが私は専門学生。まず、就活が大学生と専門学生は全然違う!大学は卒業年よりも前に面接を沢山受けて最後の年はのんびりを目指す。専門学生は卒業年に研修に沢山行き、声がかかった所に行く。

『やばい』気づいた時には遅かった

そんな中、卒業年に入ってすぐの企業説明会でやたら輝いている会社がいた。大手ペットショップだ!!!!

消費者や学生にとって耳障りの良い話を整った顔と穏やかだけどハキハキとした声で話す。それは無知な学生は『なんで素敵な企業なんだろう✨』と思うわけで、当時から捻くれていた私はここが1番マシだし人事のお姉さんが可愛かったので興味を持った。担任に『求人は生物だよ』と脅され応募しようとするもまさかの締め切りが明後日で死に物狂いで書かされた履歴書は誤字っていた。

まぁ色々あったけど内定をもらった。ここがまた自信になってしまった。クラス30人中企業に正社員で入った生徒はほんの僅かなのだ、しかも300人が応募した会社で正社員はたったの13人(しかも専門卒は内2人)その1人に選ばれてしまった。

もともと、グダグダで理不尽な学校に心底嫌気が差しており。頑張った分社会なら認めてくれると信じていた私は大きく期待を寄せた。他の子らとは頑張ってきた量が違うし成績も良かった、ただクラスや先生と相性が悪かっただけで社会で頑張れば認めてもらえる!と…。

家族といると居心地が悪い、学校が嫌い、友達に疲れた、忙しくて趣味を手放した21歳。空いた心の穴を満たす為にペットショップがちょうどよかったんです。なんか悲しいな笑

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ペットショップが悪から使命に

当初抱いていた『可哀想でペットショップなんか見れない』という気持ちは何処へ行ったかと言うと。専門知識を身につけていく中で少しづつ『悪』ではないと認識して消化されていきました。

むしろ、ガムシャラに手に入れたこの経験と知識を惜しみなくお客様に提供して、正しい知識を持った飼い主を増やそう!という信念を持って働き始めました。それだけ自信があり、周りが浅く見えたのです。ここもひとつの問題ですね笑

結局辞めるまで250頭近くの犬猫を送り出して来ました。私から迎えて貰ったからこそ伝えられたことは多く、ほかの人になんて譲れません。

でも、成績に追われて、追われて、追われて、後悔していることも沢山あります。だから辞めました。命なんですから『でも、だって』は入りません。

今でも私が関わった犬猫の事が気にかかるし、許されるなら死ぬまでサポートしたいと思っています。だからいつかは戻るかも

こんな感じで自分の経験を通して日本のペット業界を書いて行けたらなと思っています。

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#誰かの役に立てたこと


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