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高山唯
2022年11月10日 17:02
自分の肉体(25歳、女性)の中に、童貞の男子校生と中年の女が住んでいる。昔からそうだった。世の女性の例に漏れず、私の中のおばさんという存在は母であった。昔は。20数年で母との闘争にひと段落つくと、私の中のおばさんは母ではなく、今まで嫌味を言ってきたおばさんたち(ここではおばさんと表記しますが、何も妙齢の女性に限りません。若いババァもいれば、男のババァもいます。年齢と性別は関係ありませ
しりん
2022年11月27日 23:48
自己分析のためのおそらく有益な補助線として、坂口安吾という男をダシにつかう。彼を辿りながら、私自身を俯瞰しようとする。あくまでダシだ。取ったら棄てよう。事、ことばに向き合えば、私はいつだって自分本位で生きてやる。**親友の長島萃は、脳炎で譫言を言いながら縡切れた。親友の河田誠一は、肋膜を患って急死した。師の牧野信一は、納戸で首を縊った。快活な姪は、結核が快癒した後に堀に身を投げた