プライバシーの話の続き。

昨日書いた、個人に帰属するプライバシーポリシーですが、「そうは言っても、交通整理なんて誰がするの?巨大IT企業相手に誰が挑むというのか?」という感じでしょう。確かに。正直、この落とし前は、巨大IT企業自らするしかないでしょう。では、どの企業ならできると思いますか?

僕の答えは、Appleです。

Appleは、開発者、サービス事業者に対して、厳しいガイドラインを敷いています。それ故に、しっかりとした審査機構も設けています。Googleも最近少しずつしていますが、Appleの場合、必ず通らなければいけない難関です。

もし、Appleが、個人情報およびデバイスから取得できる情報を監視し、提供する方針を変更したら、当然、従わざるを得ません。

また、ユーザーに対しては、Appleのアカウントや決済のプラットフォームに依存し、入力の簡易化することに成功しています。であれば、個人のプライバシーポリシー生成は自然な流れのように思えます。

問題は、いつ、この取り組みを導入できるかですね。既にAppleはプライバシーについて健全な立場作りを目指しています。もし、彼らの描くビジョンの先がこれならば、素晴らしいでしょう。でも、もし彼らがまだ、プライバシーのあるべき姿を描ききれてないのであれば、問題です。既に、iPhone離れや更新サイクルの低下が生じているため、なるべくAppleの牙城が驚異的な時期に行ってもらいたい。(次世代デバイスで巻き返すチャンスがあるかもですが)

どうなんでしょうかね。Appleはどんな未来を描いているんでしょうか。もしくは、誰かが立ち上がり、プライバシーポリシープラットフォームを作り、Appleが食いつくのを待つのが良いでしょうか。

来週のWWDC 2020で、そんな兆しがあればいいななんて唐突に期待してたりします。今年は、one more thingがあるのでしょうか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?