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未来へ☆フタ1つの有無が生み出す影響とは!

全国1700店舗を展開する大手コーヒーショップのスターバックス。
そこで新たなプラスチック削減の取り組みが開始されました。

店内での冷たいドリンクについて、フタを無くして提供するという取り組みです。
確かに店内で、しかも冷たいドリンクであれば、フタを付けている時間は長くはないと思います。
極端に言えば、カウンターで受け取って席についた時点で外す時もあります。
カウンターから離れていたり、途中で外に出ていくときもありますが、
カップ式の自販機があるぐらいなのを考えると、フタがない事で致命的な事態にはなりにくいと思います。

微差が生み出す効果

しかし、ユーザー側にとってそこまで致命的ではない事でも、
全体を見るとその効果が凄いのです。
フタ1つ、しかも店内利用の冷たいドリンクという条件付きにも関わらず、
年間で削減できるプラスチックの量はおよそ100トン。
人間が60㎏/人として、1,700人分の重さです。

これだけのプラスチックが削減できると共に、フタの製造に使う資源やエネルギーも他のモノへ回す事ができます。
さらに、100トンものごみを処理する労力も減らす事ができるのです。

これだけ見ても、たかがフタ1つと侮ってはいけないと感じます。

俯瞰して考える力

こうしたちょっとした削減を、普段は何気なくやっている事に置き換えてみると、実は見落としていた”無駄”が見えてくると思います。
「本当に必要なのか?」と立ち止まって、俯瞰して考える。
この部品、この工程、この作業は何の為にやっているのか、無くすとどんな影響が生まれるのか。

こうした視点の持ち方は、実は10年以上前から始まっていると思います。
「過剰包装の見直し」「ゴミの資源化」など、今までは当たり前の様に行っていた事も、「本当に必要なのか?」と考える事で、実はただの見栄でしかなかったり、慣例として行っているだけだったりもするのです。

本当に必要な事とは

正直、個人ができる事は、そこまで大きな影響にはなりにくいと思います。
ゴミの分別やそもそもゴミの量を減らす。
使い捨てからリユースに切り替える。

年間100トンのゴミの削減とまではいきません。
しかし、企業が行う活動と大きく違う点が2つあります。

それは「活動に費用が殆ど必要ない」「活動を行う母数が大きい」という点です。
ゴミの分別や地域での清掃作業への参加は、時間を使う事はあっても費用はほとんど発生しません。
これは”継続”していく為にとても大切な事です。
継続力があるという事は、長い期間でみれば大きな影響を生みます。

そして活動を行うのは企業ではなく個人。つまり私達一人一人が母数となります。
数千社と億を超える国民。
母数は比較になりません。
この母数で川や歩道の清掃、問題になっている場所への改善など、地域に合わせた活動を行っていく。
これはかなり効果的な事だといえます。
「自分だけがやっても」と侮ってはいけないと思うのです。

逆もまた然り、「自分ぐらいやっても」とポイ捨てや大量廃棄をすると
それもまた悪影響が広がっていくのです。

私自身は環境保護活動家ではありません。
しかし、できる事があるのにやらないのも、もったいない気がしているだけなのです。

自分の行動1つで、何かが変わるのであれば、何かを防げるのであれば、
1つでも良いので、行動を変える価値があると思うのです。

ゴミの出し方1つ、何かを買う時の買い方1つ。

変えていく事で未来が変わる。

明るい未来を作って行けるのは、いつだって現代を生きる自分達だと思うのです。

ではでは☆

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