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レコーディング日記㉖如何に楽しむかという事が生み出す効果とは

彼岸を過ぎて、暑さも和らいできたこの頃です。
それでも最高気温が毎日30℃超えだと、温暖化を実感せざるを得ない気がしています。

そんな8月ですが、依頼を頂いている「MONOLITH」イベントでの音響記事です。

初めての会場

毎回200名を超える集客をされているイベントですが、
今回は私も初めての会場で開催されました。
「HUMVEE HALL」

アメリカの魅力と迫力のある車「HUMMER」の日本代理店が運営しているお店です。
1Fはアメリカンテイストのカフェがあり、2Fはビップエリア。
屋上にはプール付きのイベントスペースがある、お店全体がアメリカンな場所です。

カフェエリア

そのお店の地下がホールとなっていて、シャッターの中にはHUMMERが鎮座している、雰囲気が最高の空間でした。

会場にも実車が!

初めての機材

前回に引き続き、デジタルミキサーでのオペレートでした。

Si iMPACT

「Soundcraft(サウンドクラフト)」というメーカーの「Si iMPACT」という機種です。

前回の「M32」と比べ、ワイルドな設計になっていて、色んな使い方が出来るミキサーでした。

人と人が繋がる効果

当日、会場に行くと店長さんが気さくに迎え入れて下さいました。
主催者との人間関係が良好だと、全てが気持ち良く進んで有難いです。

今回は会場側にてサポートの方を呼んで頂け、ある程度の事前準備も終わっていました。
時間がタイトだったので尚更ですが、本当に感謝です。
「構成図を事前に頂けて良かったです。」とのおっしゃって頂き、ここでも事前準備の大切さを感じました。

何よりベテランのエンジニアさんにサポートして頂き、恐縮しながらも、
お互いに技術屋同士という共通点からか、フランクなコミュニケーションも取りやすかったです。

お互いを尊重し、何かをやって頂ける事はラッキーというくらい、感謝を伝える。
それだけで、初対面でも「この人にお役に立ちたい」と感じます。

思い切りの大切さ

今回はゲストにダンサーの方が2組出演されました。
どちらもトップクラスの方々で、ダンスの切れもトークも最高でした。

ショーの途中、リハーサルよりも大き目の音を出しました。
会場の盛り上がりや、演者の様子によって、リハーサルと違う設定にする事は良くあります。
しかし今回は、いつも以上に大き目の音にしていました。
そうすると、ダンサーの方も動きやすかったのか、ノリノリの状態でショーが進み、会場を更に沸かしていきます。

私はレコーディングエンジニア出身という事もあり、「バランス良く」やろうとする傾向があります。
しかし、Liveにおいては「バランス」以上に「迫力」や「勢い」が必要だと学びました。
思い切りやってみると、想像以上の良い効果がある事を体感した瞬間でした。

音を楽しんでいるか?

イベントが無事に終わり、スタッフの方々と一緒にささやかな打上げを行いました。
そこでいきいきとスタッフをされていた方々と語らいながら、仕事にしろ何にしろ、自分が「楽しんでいる」「夢中になっている」という事が、すごく大切だと感じました。

昔、エンジニアの先輩やプロデューサーの方々が「音を楽しめ」とおっしゃっていた意味が、ここにきて少しだけ分かった気がします。

自分が楽しむ事で、取り組んでいく事が如何に価値があるかが伝わる。
音楽をやっている以上、尚更です。

音を楽しみ、一緒にいる方々に感謝し、こんな人達と一緒に取り組みたいと思える事は、とても幸せな事です。

こうしたご縁に感謝をしながら、これからも「如何に楽しむか」を考えながら、沢山の事に挑戦して行ければと思います。

ではでは☆

BigsMile @渋谷La.ma.maにて友人のLive


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