ピンチをピンチに! ~ハブタエンヌは眠らない~ その7
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猫魂国宮殿で、国民と謁見しているクロネ。
「他に困っていることはありませんか?」
「いえ…こんなに丁寧にお聞きいただいただけでも、ありがたい限りです」二つ折りになって礼を言う国民。
「大丈夫ですよ。聞くのは初めの一歩。問題が解決するまで、何度でもお越しください」
「ありがとうございます…」
にこやかに接するクロネに、何度も頭を下げる国民。
「お茶のご用意ができました」
傍らでお茶をサーブするシノブ。クロネと微笑