相手に効率よく仕事をしてもらう方法とは

<答え>スモールプレゼントをする

<実験>
(ショーン・エイカーが紹介する3人の心理学者による実験)

架空の患者の症状や病歴を読み上げ、
経験豊かな医者たちに診断してもらいます。

Aチームの医者には
事前になにもしない

Bチームの医者には
事前に、医療関係の記事を読んでもらった。

Cチームの医者には
事前にキャンディをあげた。
(血糖値に影響するので、食べてもらったわけではない)

<結果>
Cチームは、Aチーム、Bチームと比べ、2倍の早さで正確に診断した。

つまり
「いい気分」をつくってから
仕事に取り掛かってもらった方が
結果的に作業がはかどり、ミスも減る。

<筆者の考え>
ちゃんと仕事をしてもらうために、チップや手土産が有効だとは知っている。
でも、どれくらいのものを渡せばいいものだろうか。仕事の難しさや大変さによって、相場が違うんじゃないだろうか。
社会人としてある程度キャリアを積んだ人なら、そんな風に悩んだことが一度や二度あるかもしれません。
でも「別にキャンディでもいいんだ」と知っておけば、少しは気が楽になるのではないでしょうか。
にわかに信じがたい話ですが、いい大人がキャンディ1つでうれしくなって、仕事を素早く、正確に仕上げるのです。なんともハッピーな話ですね。
ほんのちょっとしたことでも、「いい区分」は仕事全体に好ましい影響を与えます。きっと本人も気づかないうちに、柔軟な物の見方をしてくれるようになります。
ですから私たちが朝一番に優先すべき仕事は、今日の予定を確認することでも、たまった書類にサインをすることでもなく、メンバーの「いい気分」を作ることでしょう。
最近の仕事ぶりをほめる、ちょっとした朗報を伝える、お菓子を分け与えるなど、毎日何か心配りをしましょう。
周囲に小さな親切をすることによって、自分自身も「いい気分」を手に入れてしまえば、一日の仕事をより早く、しかも正確に終えられるでしょう。

明日あげるものを、今日考えよう!


<感想>
私は営業なので、得意先との商談を有利に進める為に、これは結構意識してやってました。
例えば、どこか出張に行った際のお土産を渡して、いい気分にさせてから商談を始めたり、成功事例等、何かいい情報を伝えてから、商談を始めたり等。
それらが露骨に効く方もいればまったく効かない方もいます。でもやらないよりかはやった方が、間違いなく結果は良くなると、私も確信しております。であれば、やるにこしたことはないですね。
特に、大事な商談の際には、ちょっとした情報でも、プチプレゼントでも良いので少しでも先方にとってありがたいものを渡すことが出来れば、返報性の法則により相手も何かを返そうとしてくれるようになります。
この流れがつかめれば商談を有利に進めることが出来そうですね。

(参考 図解モチベーション大全)

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