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#32 サラリーマン、ミキシングを学ぶ

はじめに

こんにちは。マツムラと申します。
このnoteは、サラリーマンが作曲活動を始めていく備忘録・軌跡を書き綴っていきます。

今回はミキシングについて学んでいこうと思います。
前回コピーした曲早く書き出してフルでアップしてみたいですね。

↓↓ 前回 ↓↓

ミキシングとは

ミキシングは各所調べた感じ、以下の意味合いでよく使われています。

「リスナーのオーディオ環境で自分の作品が最適に聴こえるように調整する作業」

各トラックで音量を調節したり、エフェクトかけたり...様々な調整を行なって最適化するってことですね。

最終的にミキシングが完了したものを一つのオーディオファイル(mp3とかwavとか)に落とし込む作業のことを、ミックスダウンと呼ぶそうです。

ミキシングでまずやること

リスナーが音楽を聴く上でもっとも重要になるのが「音の配置」です。

皆さんが音楽を聴いた時に、「この音右から(左から)聴こえるなぁ」と感じたことがあると思います。それです。

厳密には音の配置は3次元空間で考えることができます。(ステレオ環境)

つまり音の左右、前後、上下の3パターンあるわけですね。(以下イメージ)

スクリーンショット 2020-09-19 15.49.01

それぞれ見ていきましょう。

音の左右

音を左右に割り振ることをパン(PAN)を振る、と言います。

なぜ音を左右で分ける必要があるのでしょうか。

よくあるバンドの配置などを考えればわかりやすいです。
基本的にライブ等では↓のような構成で演奏をするため、
全部の音が真ん中から聞こえてくるようなシチュエーションはあまりないのです。
(バンドだと厳密にはスピーカーから音が出ていますが)

スクリーンショット 2020-09-19 18.01.17

つまり適切にパンを振ることで、リスナーにLIVE感を演出するというわけですね。

バンドだと以下のように振り分けるのが定石と言われているそうです。

ボーカル、ベース、ドラム(スネア、バスドラ):真ん中
ピアノ:センターから左右どちらか20~45%
ギター:左右どちらか70~100%
ドラムセット:センターを中心に左右30~70%

ちなみにLogicだと以下場所を弄ればパンを振れます。

スクリーンショット 2020-09-20 10.14.30

音の前後

音の前後は要するに「音量」です。
近くに置くと大きく、遠くに置くと小さくと言った感じです。

厳密に言うと、遠くにいる感があるけど大きい音とかもあるので、
音量だけではないのですがそこらへんはエフェクトが関連してきます。

ひとまず「音量」の話だと認識してて良いです。

Logicだと以下つまみで調整する部分や、後の記事で触れるコンプレッサーがあたります。

スクリーンショット 2020-09-20 10.15.58

音の上下

上下だけ少しイメージがつきにくいです。
耳は同じ高さに付いてますし、上下配置のバンドとかはそうそう見ないですよね。

結論から言うと、音の上下は「高低」のことを指します。
基本的に高い音(周波数が高い)は上に、低い音は(周波数が低い)下に集まる性質を持つそうです。

それぞれの楽器にはメインの周波数帯というものがあります。
ベースとかバスドラは低い、ボーカルは高いとかですね

ただそれぞれメインの周波帯はあるものの、
それぞれで鳴る周波帯を並べてみると以下のようにダダ被りしていることがわかります。

スクリーンショット 2020-09-19 22.53.15

これでは各楽器で響きが被ってメリハリが無くなってしまいます。
(あえて境界を無くして響きを融合させてるっていう曲も全然あると思います)

これを調整するのが、「音の上下」の配置を考えるということです。

基本的にメインの周波帯を目立つように調整するようですが、やり過ぎには注意。
ボーカルの息継ぎやギターのフレットの移動音などの「味」が消えてしまわないように、最新の注意を払いながら調整する必要がありそうです。

Logicで言うとイコライザ(EQ)。以下の部分です。

スクリーンショット 2020-09-20 10.17.41

今回のまとめ

ミキシング
→ リスナーのオーディオ環境で自分の作品が最適に聴こえるように調整する作業
ミキシングで重要なのは以下配置を考えること。
・音の左右 → パン
・音の前後 → 音量、コンプレッサ
・音の上下 → イコライザ

さいごに

今回はミキシングの基礎編でした。
この辺からは自分も全く知らない世界になるので気合を入れて学んでいかないとですね。

次回は引き続きミキシングについて、具体的に何をやるかってところを学んでいこうと思います。

ここまで見ていただきありがとうございました。

サポートいただけると泣いて喜びます。いただいたサポートは今後の音楽活動に当てていこうかと思っています。